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ADVAN-MR2のブログ一覧

2012年12月30日 イイね!

Dクラスがなくなる?!

Dクラスがなくなる?!この記事は、噂どおりについて書いています。

昨日みん友にもなって頂いているAZUR星人さんのブログを見て衝撃の事実を知りました!

なんと2014年から全日本ジムカーナのDクラスは無くなってしまうそうです。


自分が免許を取り、初めてジムカーナに興味を持ったきっかけは改造車クラスの魅力、その中でも特に夢を感じたのがDクラスでした。
当時はただ純粋に車好きの大人達が道路交通法やレギュレーションに縛られる事なく、自分が作りたい車をそのまま形にし、その車を全開で走らせる事のできるフィールドがDクラスだったように思います。

そしてDクラスはその豪快かつ華麗な走りに加え、見た目の派手さや、刺激的なサウンド等でエントラント以外の人々をジムカーナファンとして引き付け、ジムカーナという競技のメジャー化に大きく貢献した存在のように思います。

自分にとってDクラスはいつまで経ってもジムカーナという競技の中の大トリであり、きっと同意見の方も少なくないと思う。
ここ数年参加台数が減少しているとはいっても、一度なくしてしまったら再度復活させるのは難しく、また時間もかかるでしょう。このような決断となった経緯については自分のような一個人の車好きには計り知れない様々な理由があるのだと思いますが、そのような一個人の車好きが夢を感じられるモータースポーツであって欲しいと思います。


2012年12月29日 イイね!

真・伝説の男達 [土屋春雄編]

真・伝説の男達 [土屋春雄編]「真・伝説の男達」第三回の主役は土屋エンジニアリングの代表であり、GTドライバー土屋武士選手の実父であもある土屋春雄氏。







TSサニーでその名を広め、その後グループAではアドバンカラーに塗られた歴代のカローラをチャンピオンに導いた。

その土屋春雄氏こそがADVAN-MR2の生みの親であり、エンジンからボディまで全て土屋氏の手によって作られたものだった。


ADVAN-MR2を制作するにあたって、土屋氏は「軽量化と重量バランスに最も気を使った。」という。
モノコックは不必要な部分を徹底的に軽量化し、パイプトラスで剛性アップが図られ、エンジンは前方へ120mm移動された。また排気系は、タコ足とマフラ-を一度前方のフロアトンネル内に持ってきてから側方へ出す事により、トルクの出方を調整しつつ、エンジン本体より後方には一切の重量物を装着しないという徹底ぶりであった。

ただ一つ土屋氏が思い残した事。それは以前の日記にも書いた左ハンドルにできなかった事。
もちろんその理由は理想の重量バランスへの拘りだった。

もし、左ハンドルにできたなら・・・・
後に現れる強敵にあと1勝くらいできていたかも?しれませんね。


土屋氏のコメントでは「こういうエンジンはパワーを出しやすいから楽しいですね、レースなどとは違い、レギュレーションにしばられないから。」
ボディやサスペンションについては「サササと余計な部分を切って、どんどん作っちゃった。ただそれだけ」
数箇所に取り付けられていいる補強用のロッドにしても「うん、大体分かるから」で終わり。(笑)

しかしこうして完成したマシンに手直し部分はまったく無かったという。

その後ADVAN-MR2は鈴鹿での衝撃的なデビューWIN!後も連戦連勝を続け、88年のC地区第3戦では1本目に珍しく山本選手がパイロンタッチをしてしまうが、それでもDクラスの1本目の走行が終了した時点でパイロンタッチペナルティの5秒を加算した山本選手が1位というほど圧倒的な速さであった。
たまたま応援に駆けつけていた土屋氏からも速すぎる山本選手に対し、「おめえ、そんなに弱い者いじめてどうすんだヨ。もう、なんにもやんなくていいいナ!」と言われるほど。(笑)


しかしADVAN-MR2のエンジンについてはまだ謎が多く、完成当初の土屋氏のコメントによれば「パーツは特殊なものはありません。TRDの純正を、そのまま組んだだけです。カムも純正、288-277を入れています。」
とコメントしているが後に持永さんから聞いた情報によればは、当時土屋エンジニアリングで走らせていたあのN2エンケイカローラのエンジンそのものがベースになっていたという説もあり、
この謎についてはいずれ、FXに搭載されている土屋エンジンを開封した時に判明するかもしれませんのでその時にまたレポートしたいと思います。




Posted at 2012/12/29 08:27:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 真・伝説の男達 | 日記
2012年12月26日 イイね!

ADVAN-MR2ヒストリー EpisodeⅢ

ADVAN-MR2ヒストリー EpisodeⅢEpisodeIの冒頭に書いた通りADVAN-MR2の誕生秘話から書いてきたエピソード編もこれが最終章となります。

87年鈴鹿での全日本戦
画像左上は決勝後にガッチリと握手を交わす山本選手と土屋代表です。


画像内のタイトル通り、このデビュー戦でADVAN-MR2は衝撃的な勝利を飾る事になります。

このEpisodeⅢではその場にいなかった自分が想像や推測を交えて文章化するのではなく、あえて当時その場で衝撃を受けたであろうライターが書いた各紙記事の内容そのままをお伝えしたいと思います。


87年の「プレイドライブ」より~
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黒光りするアドバンカラーのMR2は、路面に吸い着くようなコーナーリングで鈴鹿を駆け抜けた。
完成以前から異次元の走りをするだろう、とうわさされていた山本真宏のMR2は、従来のジムカーナの常識をはるかに超える走りを見せつけた。

Dクラスの話題は’86年チャンプの山本真宏と、彼の持ち込んだMR2に集中した。
このマシンは素晴らしい仕上がりで、これまでのジムカーナDクラスマシンの常識を超えている。
美しい外見以上に内容も充実しており、その走りには熱い視線が注がれた。
ドライバーの山本は「10分ほどしか走った事がないので今回は様子見です。コーナーを攻められるほどマシンを分かっていないので、立ち上がりのみで勝負」と控えめな発言だ。
このコースで圧倒的な速さを誇るS800の魚田栄一郎と伊藤裕は、「いつものとおりの戦いをする。コーナーリングで勝負」と気合を入れ直していた。

 完熟走行にもかかわらず、山本MR2の走りは異次元としかいいようがなく、加速も圧倒的だ。
620kgという軽量でバランスのよいボディのため、コーナーリングも自由自在。
山本をして「目がまだ追いつかない。低速からの加速なら絶対負けない」と言わしめた。
1本目の山本のタイムは、軽く走って57秒605。2位の魚田は1秒近く離されて、まるでやる気をなくしている。同じMR2に乗っている福山和寛と前野弘志も、かなりショックが大きかったようだ。

 2本目に入ると、太陽が完全に沈み、ナイトトライアルとなってしまったため、1本目のタイムで山本がブッち切りの総合優勝、デビュー戦を飾った。

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87年の「スピードマインド」より~
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下馬評では、魚田栄一郎/伊藤裕のホンダS800コンビが有利と。決してパワーこそ大きくないものの、500kg強にまで軽量され、前後の重量配分をほぼ均等にしているためか、直線と同じスピードでコーナーリングが可能(?)という。ややオーバーな表現に思えるが、実際に見てみると、そう思うに充分なほどカート感覚でスッとコーナーを回っていってしまうのだ!


一方、最大の対応馬はなんといっても昨年のウィナー、山本真宏とMR2のコンビネーションだ。
シェイクダウンもそこそこに、この全日本をデビュー戦としたMR2は、エンジンもサスも充分な仕上がり、と山本は語るが、問題は自分が乗りこなすことだ、とも言う。
また、今年のDクラスの特徴としては、だんだんモンスターマシンが増えてきたことだ。
山本のMR2を始め、福山和寛/前野弘志のMR2、そして鈴木初男のCR-X、そしてスーパーチャージャーで武装した黒岩広資のAE86など、なかなかあなどれないものとなってきた。

まず最初に58秒台ををマークしたのは福山MR2だ。僚友前野のドライブ時に原因不明のエンジンストップを越えての結果である。そして伊藤S800も58秒台をマークする。
しかし、エスハチの軽快なコーナーリングですら、霞んでしまう走りを見せたのが山本だ。
コーナーは決して無理はしていない。それでいて抜群にスムーズなコーナーワークである。
なんといっても直線の伸びは会場全体を静まりかえらせるに充分。
決して長くはない直線ですら驚異的な加速を見せた。  57秒605。

驚きともいえる歓声があがったのは言うまでもない。
その後に走った車がすっかり影が薄くなってしまう程に。その中には2番時計の魚田も入っていた。


これからのジムカーナDクラスのトレンドをはかる上で重要なポジションを示すこととなったMR2。
これを完璧に乗りこなした時、山本は無敵の存在となるのだろうか・・・

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※因みに現在この87年鈴鹿での全日本戦の動画を探しています。どなかたか当時現地で撮影した8ミリやビデオをお持ちの方いらっしゃいましたらメッセージお願い致しますm(_ _)m。
2012年12月24日 イイね!

真・伝説の男達 [水野雅男編]

真・伝説の男達 [水野雅男編] 光と影、山本選手がミスターアドバンの光の部分だとすれば、正に水野氏は影のミスターアドバンというえるかもしれない。

水野氏がいたから、これまでのアドバンや、山本選手の栄光があったといっても過言ではないだろう。
まだジムカーナがそれほど盛んでない頃から山本選手をサポートし、山本選手にとっても公私ともに恩人と感じる一人だという。


タイヤ競争が激化しつつあったこの頃も軽量ハイパワーなADVAN-MR2のトラクションを路面にダイレクトに伝えるには、ADVANでなくてはならなかった。
ADVAN-MR2用に開発されたタイヤはサイズ的にはグループAのものと同じだが、コンパウンド等が全くの別物で、正に山本スペシャルといえるものなのである。

山本選手と水野氏のエピソードとして有名なのが山本選手がジェミニでチャンピオンを獲った翌年の83年の全日本戦の翌日に起こったある事件であるが、あえてここではその話の内容については控えておく事にしよう。
もし興味のある方がいらっしゃれば、下記雑誌(バックナンバー)の中の記事「アドバンサニー+山本真宏」にそのエピソードが書かれているので是非読んで頂きたい。

「Nostalgic Hero」 11年06月号/Vol.145

山本選手はその時、水野氏から言われた一言にもの凄い衝撃を受け、また、本当の勝負の意味を知る事となる。
この事件をきっかけに山本選手の勝負への拘り、そしてプロとしての意識はより強いものとなった。

山本選手自身もその後「あの時の事件は今でも頭の中に鮮明に焼きついている。水野さんのあの言葉がなかったら、通算11回のチャンピオン獲得はなかったと思う。」と語っている。


ご存知の方も多いと思いますが水野雅男氏こそがADVANブランドを立ち上げたその張本人であり、正にミスターアドバンそのものと言えるかもしれません。



因みに水野氏は愛犬家でもあり、当時飼っていた愛犬の名前は「アドバン」。
はたして犬が先かタイヤが先か?はご本人に聞いてみないと定かではないが、もしADVANの名前の由来が犬の名前からとったものだったとしたら・・・・
それはそれでなんだかホッコリする話しだと思いませんか?

Posted at 2012/12/24 09:40:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 真・伝説の男達 | 日記
2012年12月23日 イイね!

ADVAN-MR2ヒストリー EpisodeⅡ

ADVAN-MR2ヒストリー EpisodeⅡ間が空いてしまいましたが前回のEpisodeⅠの続編としてADVAN-MR2のヒストリーEpisodeⅡを書きたいと思います。






MR2での車両製作が決定し、前年のチャンピオンでもあった山本選手の環境は当時のヨコハマタイヤのボス水野氏のバックアップにより一気にワークス体制化していった。
ベース車両はトヨタより新車が提供され、車両製作は当時グループA等でもアドバンのワークスマシンの作成を手掛けていた土屋エンジニアリングで行われる事となった。

※この際車両提供元であるトヨタとの間で外装についてはMR2のままとすること。という取り決めが交わされていたという事実がいかにもワークスマシンらしく興味深い。


当時の雑誌記事で山本選手はこうコメントしている。
「実のところ車作りに関して、私がどうこうしたってのはないんですよ。一切を土屋エンジニアリングさんのほうにまかせてありますから、まぁ最初に「MR2でやって」って言ったぐらいで(笑)。
もちろん、土屋さんからは、どうしたらよいか、という質問が製作が進む段階で来ますから、それに関しての、自分の好みや、望む方向性に関しては答えましたが。「足は曲がりやすく、くせのないニュートラルな味つけに」とかね。」

また、土屋氏の提案により左右の重量配分を理想に近づけるため左ハンドルとする案も検討されたが山本選手の要望により実現まではされなかった。

こうして土屋氏をはじめとして、持永さんを含む他3名の計4名×2カ月という短期間でADVAN-MR2は製作された。
それは87年の全日本戦(注1)に向けての秘密兵器投入(=デビューウィン)を宿命とされていたからでもあった。
注1:この頃の全日本戦はシリーズ戦ではないため正に一発勝負でチャンピオンが決定する時代であった。


<ADVAN-MR2製作当時のファーストスペック>
仕様     :ジムカーナDクラス仕様
チューナー :土屋エンジニアリング
エンジン型式 :4A-G
気筒容積 :1598cc(81×77)
最高出力 :200ps/8000rpm
圧縮比 :12.0:1
許容回転数 :8500RPM
カム :TRD (IN:288,EX:272)
クラッチ       :ボーグ&ベック
エンジンマウント : 12CM前方へ移動しリジットマウント
シフトリンク :ピロボールリンク式
ステアリングシャフト:ワンオフ(ジョイント1点のみ)
ステアリングギア比 ロックtoロック 2回転
気化器 :クーゲルフィッシャー機械式インジェクション
点火方式 :ULTRA同時点火システム
プラグ :NGK BCP5EVX
プラグコード :ULTRA
サスペンション   :F:ワンオフピロAアームリンク(ピボット位置変更)
            R:等長・延長ピロロアームリンク+延長ピロコントロールアーム
ショックアブソーバ : カヤバSPLガス車高調整式減衰力4段可変式
ブレーキキャリパー:ノーマル
ブレーキローター  :F:ノーマル(ただし、ソリッド化),R:ノーマル
ブレーキパッド   :GAB
ホイール :アドバンARS(山本スペシャル)
             F:6.5J-15
             R:7.5J-15
タイヤ :アドバンスリック(山本スペシャル)
      F:170/55R15
      R:170/60R15
ボディ :ボンネット、バンパー、スポイラー、エンジンフード、トランクフード、ドアがカーボン
ガラス :フロント以外アクリル
安全燃料タンク :TRD5L
エキゾーストマフラー :ワンオフ前方排気(室内フロア取り回し)
サイレンサー    :JMRC関東公認品
シート :EVA-IMSA-R
オイル :バルボリン・レーシング20/50マルチ
ロールバー :スチール4点式
MT :TRD4速クロス
ファイナル :4.625
サイドブレーキ :油圧式(フライオフタイプ)
車両重量 :620kg

※上記データは当時雑誌に一般公開されたデータを元に製作しているため実際の車両データとは
  異なっている場合があります。
※以前「SuperD列伝」のコーナーで記載した国政MR2のスペックとの比較も興味深いです。

プロフィール

「ADVAN テレカ http://cvw.jp/LAGeD
何シテル?   04/07 16:14
当時ジムカーナのDクラスで最強と言われたアドバンカラーのAW11にずっと憧れていました。実車はもうこの世に存在しませんがいつか伝説のマシンを再び・・・
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