
先月東京での公演中に舞台装置の一つのせり」から奈落へ転落事故に合われた市川染五郎さんですが少し個人的に分からないことがあります。
まず大きな劇場にはほぼせりが舞台上にあります。それと周り舞台もです。せりが危険なのは深さが今回は約3メートル付近で停止していたので死亡もしくは大きな後遺症が残るようなことは無いかもです。ここの深さは舞台装置を2階部分までは簡単に収納できるほどの深さがあり現在建設中の東京の歌舞伎座はこの深さが最大15メートル程あるらしくもし最大まで下がっていれば落ちればまず命はないと思います。
宝塚大劇場でもせりが確か大小合わせて7つほどあると聞いてます。セットの上下、スターのせり上がり下がりなど多岐に渡り日々使用してます。東京宝塚劇場もほぼ同じです。
染五郎さんが事故に合った国立劇場のせりが下りてる場合にその部分の4隅に警告ランプがあったのかです。暗い場面の場合役者さんは稽古でどのあたりのせりが下りてるかは記憶はしてますが歩く歩幅などでのあやふやな記憶の場合もあり転落を防ぐために宝塚大劇場では下りてるせりの4隅には小さい赤のランプが点灯してます。舞台が暗くても生徒はランプを頼りに舞台上を動きます。1階席からはせりが下がってるのはS席の真ん中より後方なら分かります。2階席なら舞台が暗くても4隅にランプが点灯してるのが分かります。ダンスなどで動き回ってもランプの部分を除けてます。
今回の事故を教訓にしてせりがある劇場の安全を見直し4隅に警告のランプを義務付けをするようにしないとまた忘れた頃に役者さんが事故に合います。
写真はいつもの大劇場のA席からです。
Posted at 2012/09/11 22:59:48 | |
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