
大阪人は昔から間を大事にしてる人が多いと思います。それは商売から漫才や吉本新喜劇などで培われて来た歴史でもありそれが独特であるのも事実です。よく会話で間が悪いといいますが話の流れを読めないとか勘違いで起こることも有ります。商売ではなおさら間を大事にし契約を取るのに大事にします。特に「考えとく」は買わないのを買うと思わせる配慮もありますが柔らかく断る言葉でもあります。
毎回タカラヅカ観劇で思うのはこの間を芝居でも大事にしてトップから下級生まで間を考えて台詞を舞台で進行してます。今回の芝居ではトップの間が特に絶妙で3番手の職人役との間が舞台にピンと緊張を張ったり2番手とは叱咤激励などもあり娘役トップとは和やかな雰囲気に持って行くなど間が一つのキーワードの様に感じてます。これはショーでも同じ(芝居でも歌があるのでオーケストラとは間が入ります)で今度はオーケストラとの間が大事になります。動きに合わせて音楽が流れダンス、群舞、ソロとそれぞれにパートがありそれを指揮者が見極めてスタートさせて進行して行きます。いくら稽古して間が合っても本番でどこまでこの間が上手くかみ合うかは誰にも分かりません。これが生の舞台の凄いとこだと思ってます。事実公演時間が毎回数分違い大抵は時間オーバーです。これは舞台装置の動きなどもある程度関係はあるかもですが一番は間がもたらす時間差だと言えます。
写真は宙組3番手で帽子を被りネクタイ姿です。稽古の時は帽子を被ってなかったんですが・・・
Posted at 2011/10/11 23:06:57 | |
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