2012年02月04日
実は私のbBは、新車納入から1年後に追突事故に遭いました。
信号待ち中にノーブレーキの軽四に後ろから追突され、さらに反動で軽四は左車線に。別のクルマとも接触、という事故でした。
駆け付けてくれた保険屋さんは付き合いの長いベテランの方で、事故内容を説明すると
「今は自覚無くても確実に首と腰をやられてるよ!明日すぐ病院行ってまず診断書もらって。通院は自分の便利なとこに転院する形にするから。」
翌日が日曜で、日曜も開いてる総合病院に行くとそこの整形外科が最悪の対応。
事情と症状を説明すると…
いかにもそうだろう、と思わせる体格の医師が
「事故したら皆すぐムチウチ!ムチウチ!って。自分は柔道でしょっちゅうムチウチになってたし、ほっといたら治ってたもんだ。」
…(-_-#)
ツラいから来てるのに(涙
(ちなみにこの病院、数年後に看板が別の病院に変わってました笑)
週明け、仕事済んで職場近くの接骨院に行くと
「かなりひどいムチウチ。仕事は休んで。え?休めない?
なら、とにかく毎日通院して。休みの日はひたすら安静に。」
ムチウチ、というと「首が痛いこと」
寝違えた時のアノ感じだと思ってました。
でも説明によると、
首の付け根から尾てい骨までの骨ひとつひとつがカラダの各部の神経と繋がっている。だから、ダメージを受けた部分によって出てくる症状は十人十色。
私に出た症状は目の疲れ、首・肩・背中の張りと凝り、
さらに胃のムカつき感と、一番ひどいのは鬱?症状でした。
虚脱感とかダルさでなく、気持ちが動かなくなる、みたいな。
面白い・嬉しいなどを頭で理解はするが、気分はずっと沈んだまま。
うまく表情が作れず人と話すのが億劫に。
昼食後の女子社員のだんらんに入る気力も無くなり、一人でひなたぼっこしてました。
あと、「神経」(?)が疲れやすく運転ができない
(クルマの運転とパソコンは控えるよう接骨院で最初に言われてましたが両方とも仕事に不可欠)
通勤以上の距離は休憩しながらでないと運転できないし、朝の始業後すぐにいきなりパニック症状におそわれ、嗚咽するほど泣けてきてしまい早退したことも一度ありました。
接骨院が近かったこと、事故がたまたま社会が不景気になり始めた時期と重なり仕事がラクになったこと、家族のフォローがあったこと、と好条件が重なり、ウィークデーは毎日通院。
次第に症状は軽くなりビリーズ・ブートキャンプができるまで回復し「完治」のお墨付きをもらいました。
その後2年は、梅雨時などに肩や背中がずしっと重くなる症状がでていましたが、皆におどされた「後遺症」らしきものはその後全く出ていません。
ムチウチは早い時期から、いかに時間と回数かけて治療するかにかかっている、とつくづく思います。
(ちなみに治療は、首から腰までに電極を貼り、微弱電流で筋肉をほぐすことが主でした。)
余談ですが、接骨院の先生によく聞かされたのは「交通事故の場合加害者側の自動車保険会社が圧力を掛けてくる」という話。
保険会社によってはしつこく治療経緯を確認してきて、少しても長引くと「早く打ち切れ」と。
「後遺症認定を出せ」というのは、「これ以上は治療しても回復しません」と医師が判断することで、これが出ると一定額の補償が出るだけで以降の治療は本人任意の実費負担になります。
そのときはよく事情が飲み込めなかったのですが、みんカラ始めて悪質な保険会社の存在を知り、合点がいきました。
私の場合は相手の保険会社がとてもよく、十分な対応をしてくださったので、ここまで元気になりました。
またまた余談ですが、よくテレビでやってるネット投稿動画の「爆笑画像」みたいなヤツ。素人がアクロバットやろうとしてズッコケるとか、スポーツ中のアクシデントとか。
あれでひっくり返って首や肩や背中を打ちつけているシーンを見るとゾッとします。これはムチウチ含め筋や筋肉痛めた経験者にしかわからないだろうと思います。
人間のカラダはこれほど繊細で精密だとは思ってもみなかったので、それを知るいい経験になったと・・・
治ったからノンキに言えるんですがね(汗
軽い事故、に遭ったつもりでも「念のため病院へ」は、こういうことがあるからです。
以上、多少でもご参考になれば幸いです♪

Posted at 2012/02/04 22:36:42 | |
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