目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
車に詳しい方ならば常識ですが、エンジンを回すたびにミスト状になった有害なブローバイガスが発生します。これは大気に開放すると違法になるのでメーカーはもう一度強制的にエンジン内部に還元し、燃やそうとします。そのエンジンから来るブローバイガスの還元先がスロットルボディですが、ここに戻したとしても100%のブローバイガスを戻すことは出来ずに内部に留まりベトベトの液状になり、ISCV等のセンサー関係も汚し、アイドルの不安定の原因にもなります。
後期型の1Gはパッキンの所にフィルターがついたりPVCなどのブローバイ対策がなされていますが、前期の場合は全くされてはいないので5万キロ位でのオーバーホールをお勧めします。
2
これが僕車のスロットル内部です。(残念ながら汚れている画像はありません)
この内部は市販のエンジンコンディショナーやパーツクリーナーででひたすら汚れを落とします。 奥に見えるのは一時期流行したサイクロン2です。普通はこんな所に付けませんがこの位置が一番アクセルレスポンスが上がった箇所なので今回もここに取り付けます。
3
スロットルの裏の部分です。ここもひたすら掃除しますが、スロットル部分以外にもISCVやインマニ側のブローバイの還元の通路がありここも清掃します。 今回清掃した時はガム状になったブローバイガスによりかなり詰っていました。
![げっそり](/images/emoji/i13x12-F9FC.gif)
4
ここはアクセルワイヤーです。
ここは汚れではなくスロット部分につながる軸の部分が錆びていたので黒色の防腐塗料を塗りました。ここをバラすわけにはいかないので筆塗りです。
5
そしてここが問題のISCVの部分です。
僕は何回か清掃していますが、ここのビスは簡単に外れません。
貫通ドライバーで取れる時もありますがそれでも駄目な時がしばしばあり、その時はこれだけを外しにトヨタまで行った事が2回あります
どちらにしろここのビスを一度外したら新しいビスも購入した方が良いと思います。
6
ISCVの交換部品です。
Oリングとビス2本です。 金額は3点で税込み303円でした。
ここの交換と清掃はスロットルがついている状態でも可能なので信号待ち等でのアイドルの不安定な方は一度試してください。
7
そして、どの前期1Gを見てもオイル漏れした状態になってしまう箇所がここです。 上部分でインマニ側のブローバイをひたすら還元しますが、スロットルボディの通路の途中で穴が細くなっているのでスグ詰まります。詰まったガスは通路で留まり、冷えると液状になりゴムパキンを染み込み劣化させます。これがオイル漏れみたいな状況になる原因です。10mmの6角レンチで外れますのでここも定期的な手入をお勧めします。
8
そしてこれがエアインテークガスケットとボルト4本で税込み840円でした。 それにしても僕の持っているパーツカタログは古いらしくほとんど値上がりしています
![涙](/images/emoji/i13x12-F9D3.gif)
本当はここのビス4本は繰り返し使えますが20万キロの時点での交換時にビスが曲がってしまい外そうとしたら簡単に折れた経験がある為交換した方が良いと思います。
ISCVのパッキン類やクリーナーと合わせても3000円もしないメンテです。本当はここまでバラしたらインマニとスロットルの接合部分のパッキンも換えた方が良いです。 ちなみに値段は300円位だと思います。
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