ドライブシャフトブーツ交換②

分解できたので新しいブーツの装着に取りかかります。
使用するブーツにはインナー側＝ミッション側、アウター側＝ナックル側がありブーツの形状が違います。ドラシャ側のカップ外周に刻まれている凹み形状があり、そこにブーツ側は凸となっていて、その上をバンドで締める形でずれないようになっていました。

バンドは余分に入れてくれてあり、後で失敗もしてバンドをダメにしましたが、助かりました。

インナー側

アウター側

グリスにもインナー用、アウター用があるとのことでした。
黄色いほうがインナー側、蒼いチューブがアウター側です。

ジョイントやカップから古いグリスをできるだけ拭き取り、新しいグリスを詰めました。

ブーツの中にもグリスを入れました。
こんなに入れていいのか？少し不安です（＾＾；
グリスを詰め終えたらブーツをカップにかぶせます。

ここでブーツバンドツールでバンド固定をしなければいけません。
バンドは２重で締めます。
ブーツバンドツールの中に画像のようにバンドを通し、手前の短いハンドルを回すと締まっていきます。
バンド側の金具のところまでツールが当たった後も、グリスが漏れてこないようしっかり巻き取り、巻き取れなくなったら金具を起点に反対側に折り返します。
折り返したら長いレバーを回転させバンドを切ります。
切れ端はそのままでは長く、自分ははさみで10ｍｍ程度に切りました。
バンドが緩んでこないように硬いもので折り返し部をしっかり潰しておきました。

なんとか完成したのですが時間は深夜２時前。
そこから逆の手順で車体に組み込みばらしたナックル、ストラット、キャリパーのとりつけ、ミッションオイルの注入と行い３時に試運転。
朝の出勤には間に合わせることが出来ました。

合わせてジョイントのゴムが割れていた助手席側のロアアームも程度の悪くない中古の部品に交換しました。これは以前からステアを切る方向に助手席側タイヤを揺らすとガタがあるように感じていて、ロアアームのせいと考えていたのですが、作業してみてロアアームではなく、助手席側タイロッドの車体側にだけガタがあることがわかりました。今回は何も準備できていないためそのままにせざるを得ません。
しばらくは様子を見たいと思います。
164222km