ドアミラーパネルクリップ修理

W124のドアミラーパネルのツメは非常に弱く、取り外しを繰り返すと必ず損傷します。


ドアミラーパネルは、ドアミラーを取り外す際は当然ですが、ウインドゥレギュレーター、ドアチェッカー等の修理の際にも脱着が付きまといます。

経年劣化もありますが、本来力がかからない部位故にツメが非常に頼りない造りになっています。


自分のもある日、ドアミラーパネルの浮きに気づいた際に、ツメの損傷を発見。接着剤で元々のツメを止めたりプラリペアを使用したりしますが長持ちしません。
何より、次回ドアミラーパネルを脱着すると、ツメが受け側へ引っ張られ再度損傷します。

今回、テストも兼ねてプロトでツメを代用し対策します。

W124の内装で使用されているクリップです。
これを加工し代用します。

車両受け側のクリップと幅がほぼ同じです。

ドアミラーパネルに残されていたツメの残骸をすべて削り取り、更にクリップの土台となる面を削り下げます。


高密着接着剤をクリップ面に塗布。
１０分放置後に結合。

結合の後、今回はホットボンドで固めました。

半日放置し、車両へ取り付け。

何度かドアミラーパネルを取り外ししてみましたが、節度あるクリップキャッチを得る事が出来ました。
ホットボンドでの耐久性に問題が出たら、２液性ロックタイトでの固定に変更しようと思います。


両面テープで固定する事が多い部位ですが、この方法で剥がれの問題は無くなります。