dodoitu＠doizmのブログ一覧

朝マックで期間限定の～

９月３日から１６日までは～

フィレオフィッシュとドリンクで～

２００円なのネ～

ランチャ・ストラトス・プロトティーポ～

はい、マルチェロ・ガンディー二のデザインです～



こちらは完成系～




ゼロからプロトティーポ期へ～

ベルトーネ工房作である「ストラトス・ゼロ」の1970年トリノ・ショーデビュー

このモデルは実走可能とする為に動力ユニット（エンジン､ギアボックス）や

シャーシーをランチア・フルヴィアクーペのものとしたプロトモデルでありまして～

MR（ミッドシップ・リア駆動）と言うシャーシレイアウトはここで仮に完成していました

乗降用のドアはフロントのランチアロゴをノブとしてフロントガラスを兼ねてる

ハッチを開けて､上下可動式のステアリングユニットを前に跳ね上げる形で～

前部の黒いマット部分を足場として乗降する､と言う近未来的なものでありました～

この時点ではまだ量産からは程遠くて､フルヴィアに代わる「ラリーで勝てる車｣を

ランチアは希望していましたがランチアにとって～

それは魅力的では無かったのです～

ラリーに有利なミッドシップである事と～

ベルトーネ側からすれば年間3万台という生産能力は魅力的だったのです～

そこでベルトーネはランチアにこの時点から更に量産化し易い方向に

売り込みを掛けたパッケージングを検討する事に～

前途にもある様にラリー優勝を主眼に置いての開発を基に～

当時ランチアのラリーチームの責任者であったチェーザレ・フィオリオは～

以下をストラトスに託しました～

* 容易に行える整備性
* 過酷なサファリステージでも壊れにくいパッケージング(信頼性)
* ラリーでの高度な運動性能

これらが2、3年で色あせてはならないと言う命題を基に～

ベルトーネが作り上げたのが頑丈なスチールフレームにして～

センターモノコックで外観上介すカウルもフロント､リアと分割でき～

リアセクションにおいてもエンジン等の積み下ろしも容易となる骨格且つ

当時並行していたプロジェクトであるフィアット・X1/9で後にタルガ・フローリオに

投入して評判の良かったサスペンション構造(フロント:ダブルウィッシュボーン、

リヤ:ストラット)を結果的に融合させており､X1/9もランボルギーニ・ミウラを作った

ベルトーネ在籍であったマルチェロ・ガンディーニ作であるがストラトスに関しては

高い剛性を出しやすいショートホイールベースということもありまして～

その強度は当時のF1マシンに匹敵するほどだったといいます～

その為、ワークスのラリーカーも、大きな補強をすることなく～

ほとんどそのままの状態でレースに参加可能でした～

この強固なシャシーの発案自体はX1/9でもダラーラに関わりのある

ランボルギーニ・カウンタックや後にBMW・M1のフレームでも製作実績を

上げる事になる、ウンベルト・マルケージ社によるものです～

結果X1/9もMR車であるも､WRC実戦ではフィアットの販売戦略により～

グループ4に属するストラトスを優先投入としました～

1971年のトリノ・ショーで発展系のプロトタイプが発表され～

その後、このプロトタイプの改良を続け､ラリーチームのエースドライバーである

サンドロ・ムナーリの意見も取り入れて開発が行われました～

ランチアはこの最終プロトタイプで、1972年のツール・ド・コルスよりWRCの

プロトタイプクラスに投入～！！（すでにご存知の形のストラトスです）