2011年03月25日
和訳しなさい。
①「ちっとんべっつしか進まない。」
②「こんなちっとんべなんけー?」
Posted at 2011/03/25 18:16:13 | |
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2011年03月21日
これまでに学んだことについて、覚書程度にまとめたいと思います。
素人ですので、間違っていたり言葉が足らなかったりすると思いますが、誰もが不安に駆られている中、少しでもお役に立てばと願ってこのブログを書きます。
#この内容は主に、東京大学大学院理学系物理学科長・早野龍五教授と、東京大学医学部付属病院放射線科・中川恵一准教授のツイッター上の書き込みを基に、私が独学で学んだことです。
#当然専門家ではない素人の書いていることですので、お読みになる方は鵜呑みにせず、必要に応じてご自身で調べて判断してください。
まず、放射能と放射線の違いについて。
私たちの健康に影響を及ぼすのは、放射線であり、放射能ではない。
放射能とは、放射線を出す能力のことであり、放射能をもつ物質のことを、放射性物質と呼ぶ。
いま問題になっている放射性物質は主に2つあり、1つは放射性ヨウ素(I-131)、もう1つは放射性セシウム(Cs-137)。
これらは核分裂生成物といい、核燃料であるウランが核分裂した際にできる。I-131やCs-137自体が核分裂するわけではない。
核分裂は、ウランに中性子をぶつけることで起こる。分裂したウランは、分裂時に中性子を放出する。この放出された中性子がほかのウランにぶつかることで次の分裂が起こり、そこで中性子が放出されまた次の分裂が起こる、というように連鎖的に起こる。この連鎖的に核分裂が起こる状態のことを臨界と呼ぶ。
原子炉内部には制御棒と呼ばれる中性子を吸収する装置がついており、この制御棒を核燃料の間に挿入することで、中性子がウランにぶつからないようにし、核分裂反応を止める。
福島第一原発では、地震発生時に自動的に制御棒が挿入され、原子炉の核分裂反応は止まった。それでも炉心溶融が起きたのは、ヨウ素やセシウムといった生成物が放射線を出すとき、熱を出すからだ。核燃料を冷やす必要があるのはそのためだ。
その熱を冷やすのに、現在海水を注入している。その際、一緒にホウ酸も注入したとのことだ。ホウ酸は中性子を吸収する。制御棒とホウ酸で二重に核分裂反応が起こるのを防いでいる。
炉心溶融で核燃料がドロドロに溶け、圧力容器の底にたまったとき、再び臨界に達して核分裂の連鎖反応を起こすのではないかと考える人がいるようだが、上記の対策に加え、核燃料に含まれるウランの濃度が低く、自然に臨界に達する量ではないため、再臨界にはならない。つまり、福島の原発では、核分裂の連鎖反応を止められなくなって大量の放射性物質をまき散らすような大事故にはならない。チェルノブイリの再来にはならないということだ。
次に、各地で検出されている放射線について。
たとえば私の地元・群馬。上水からI-131が5.9Bq/L、Cs-137が1.2Bq/L検出されている。(3/20付)
Bqはベクレルと読み、放射能(放射線ではない)の強さを表す。Bq/Lは、1リットルあたりの放射能を表す。
この水を大人が1リットル飲んだ場合、5.9×0.000022=0.0001298、1.2×0.000013=0.0000156、合計で0.0001454mSv(ミリシーベルト)=0.1454μSv(マイクロシーベルト)の被曝となる。
#0.000022や0.000013は実効線量係数といい、BqをSvに換算するときに使う。
#Sv(シーベルト)は、放射線の体への影響を表す単位。他に放射線の量自体を表すGy(グレイ)がある。
胃のレントゲン1回の被曝量は600μSvであるので、群馬の水道水1リットルを飲んだ被曝量はその4000分の1以下ということになる。群馬の水道水を4000リットル以上一気に飲むと胃のレントゲン1回分の被曝。テレビで繰り返し耳にする「健康にただちに影響する量ではない」というのはこういうことだろう。
このように、少し調べて検証してみると、不安が和らぎます。
現在、農作物への風評被害が懸念されていますが、私の学んだ限り官房長官が言っていることは間違っておらず、日常生活を普通に送っていても心配はないと思います。
国民がパニックにならないように政府は情報を隠してるんだとか、東電は何やってるんだとか、不満や文句ばかりを言っている人はこのような科学的事実をどれだけ知っているのでしょうか。
学ぼうとせず、理解しようとせず、不安に駆られて勝手なことを言ったり、ましてやそれをネット等に流したりするようなことはあってはならないこと。今怖いのはデマによる混乱であり、それによる人災。
正しい知識をもって冷静に行動したいものです。
※繰り返しますが、このブログは素人の独学によるものです。鵜呑みにせず、各自で判断してください。
このブログをお読みになった専門家の方、もし間違いがありましたらご指摘いただけると幸いです。
ちなみに、、、
早野教授のツイッター
http://twitter.com/#!/hayano
中川准教授のチームのツイッター
http://twitter.com/#!/team_nakagawa
Posted at 2011/03/21 20:49:02 | |
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