• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ねこやⅡのブログ一覧

2014年01月31日 イイね!

1961 リンカーン・コンチネンタル。

1961 リンカーン・コンチネンタル。久しぶりに米車のネタをUpしたいと思います。









1961年にフルモデルチェンジされたリンカーンは、それまでのリンカーン(カプリ)、プレミア、コンチネンタルの車種構成から大幅に簡素化されリンカーン・コンチネンタルに統一、ボディタイプは4drセダンと4drコンバーチブルの2タイプに整理されました。

エンジンは、7000ccのV8で300psを誇り3速ATが採用されていて総生産台数は33180台だったそうです。




ボディデザインも前年までのオーバーデコレーションされた派手なものから、シンプルで上質な印象を持つ高級車へと変身しました。

また、品質にも特に力が入れられていてアメリカ車で初めての2年間または24000マイルのメーカー保証を謳ったクルマとしても有名なモデルだったそうです。




4drのコンバーチブルは1940年モデル以来の登場で、この1961モデルをベースに作られたプレジデンシャル・リンカーン故ケネディ大統領が暗殺された時にパレードで乗っていたクルマでした。

このリンカーンは、次期ジョンソン大統領の為に大改造され、固定式の防弾ガラスにエンジンやミッション、サスペンションなどを強化して1962年モデルのフロントフェイスに変更されました。




こちらは4drコンバーチブルのリアビューで、トランクリッドにはグリル風のガーニッシュがデザインされています。

この1961年モデルは製造ライン完成後、一台毎に12マイルのテスト走行が行なわれてから出荷されたとあります。

そう言えば現行シーマもテスト走行後に工場出荷されているみたいですね。




エボニー&アイボリーのカラーコンビネーションがとてもシックで、派手さが無いのに高級感が演出されているのは流石ですね。それに4drのコンバーチブルだけあって解放感も素晴らしいものがあります。

パワー式のソフト・トップは自動でトランク内に格納されるためにリアデッキ周辺は綺麗に処理されているのが分かります。

しかし、1967年モデルを最後に、この4drコンバーチブルは姿を消してしまいました。




1951年モデル以来のセンターオープニング・ドア(観音ドア)が採用されたのも特徴のひとつでした。リアドアはこんな感じで開きます。

センターオープニング・ドア
はショーファー(運転手)がゲストの為にリアドアを素早く開けるためのモノだったそうですが、彼の地ではスーサイド・ドア(SuicideDoor)つまり自殺ドアと呼ばれるそうです。




一説では、半ドアのままでドアにもたれ掛かっていると、走行中の風圧でドアが開きやすい事からスーサイド・ドアと呼ばれるみたいです。確かに、進行方向に向かって開口部が開いているので通常の前ヒンジドアに比べると風圧の影響が出やすいのかも知れませんね。

どちらにしても半ドアはとても危険な事には変わらないです。自分も幼少の頃に父親の運転する縦目グロリアの助手席から半ドアだった為に転げ落ちたことがありました。     

でも、低速だったので擦り傷くらいで済みましたけど・・・。(汗




あと、もう一つ特徴的なのが、左ハンドルなのに右側のピラーに向かって拭き払うようにワイパーの取り付けがされている事です。

つまり右ハンドル車のようなワイパーの取り付けになっているんですよ。これはセダンがフルモデルチェンジされる1969年モデルまで続きました。

理由は分かりませんが、1961年モデルではワイパーの駆動にハイドリック・モーター、つまり油圧モーターを採用したために機構のレイアウトの都合でこのような取り付けになったのかも知れません。

それにしても、半世紀も前のこんな超高級車でも、女性が運転しているイラストがカタログに載っているなんてアメリカって凄い国だったんですね。




参考までに1958年モデルでデビューしたリンカーン・コンチネンタルマークⅢコンバーチブルです。

縦目4灯ヘッドライト、それも斜めのつり目ライトでクロームメッキとテールフィンの組み合わせは正に50’Sそのまんまですね。

1961年モデルが、いかに思い切ったデザインを採用したかがお分かりにあると思います。



これはツリ目ライト最終年の1960年モデルで、リンカーン・コンチネンタルシリーズのマークⅤコンバーチブルです。

1950年代のコンチネンタルのマークシリーズは、
1956~57年モデルとして発売されたスペシャルモデルのコンチネンタル・マークⅡ(ちなみに当時、コンチネンタル・デビジョンが独立部門として設立された為、このマークⅡはリンカーンの名は付きません)からイヤー毎に続いていて、1958年モデルがマークⅢ、翌1959年モデルがマークⅣ、そして1960年モデルがマークⅤとなっていました。



個人的に、この1958~60年モデルのツリ目ライトを見るとどうしても、このおばちゃんのメガネを思い出してしまいます。。。(笑

話は脱線しましたが、1961年モデルが登場してからマークシリーズが廃止されてしまい再び登場するのは1968年モデルになってからでした。その名もリンカーン・コンチネンタルマークⅢ。

これはコンチネンタル・マークⅡが真の高級パーソナルカーだったという原点に戻り開発されたことから、マークⅢの名前がついたとされています。

このマークⅢ映画「フレンチ・コネクション」「ザ・カー」のベース車になったり、邦画では「海燕ジョーの奇跡」に登場したりしていたのでご存知の方も多いでしょう。


後年のリンカーンについては、機会がありましたらUpしたいと思います。。。





と、言いながら途中で放置しているネタが多すぎですね・・・。(汗
2012年01月26日 イイね!

1976 リンカーン・フェートン。

1976 リンカーン・フェートン。キャデラック、リンカーン、インペリアル。

これらのブランドモデルはひと昔(ふた昔?)前にはビッグ3と呼ばれた
三大自動車メーカーを代表する高級車でした。

当然、これらのモデルは装備も性能も値段も一流で乗っているだけでステータスを誇れました。
でも、それでは満足できないお金持ちもいらっしゃるようで、それらの顧客の声に応えるようにたくさんのコーチビルダーが存在していました。

そのなかの一つ、テキサス州ダラスに社を置くフェートン・コーチコーポレーションは様々な特製モデルを製造していました。
マーキュリー・モンテゴ2drHTをベースにリンカーン・マークⅣのように改造したミニ・コンチネンタルやコンチネンタル4drやマークⅣをベースにしたフェートン・シリーズなどがありました。

以下は1976 リンカーン・フェートンのディーラ向けの資料写真です。



1976リンカーン・コンチネンタルのフロント・グリルは横長ですが、フェートンではマークⅣタイプのグリルを嵩上げして装着してあり、トランクリッドにもマーク・シリーズの特徴であるスペアタイヤ風のプレスが再現されています。





画像中央の3台並んでいるクルマの中央がノーマルのマークⅣです。フェートンモデルのフロントグリルの嵩が高いのが良くわかります。

これらのモデルは一般人には縁がありませんが、芸能人や堅気でない人たちの自尊心をくすぐるには最高の車だったに違いありませんね。

教祖様のブログにその様子が伺えます。。。
2012年01月06日 イイね!

アートワークに見るアメリカの夢。

アートワークに見るアメリカの夢。だいぶ遅くなりましたが、

明けましておめでとうございます。


全く「気まぐれブログ」の名の通り、気まぐれな更新で申し訳ないですが

皆さん、今年もよろしくお願いいたします!


さて、今年初めてのブログはず~っとトラック系のネタばかりだったので
久しぶりにアメリカ車のネタでもひとつ。

と、言ってもカタログのお話です。


現在のセールスカタログは言うまでもなく、いろいろと工夫を凝らした写真を多用しているのが当たり前で、なかにはDVDカタログなどもありますね。

今から約40年前までは、写真ばかりではなくアーティストが描いたグラフィックを起用してたカタログが数多くありました。これはセールスカタログだけではなく雑誌広告にも展開されていて、眺めているだけでいろんなストーリーが浮かんできそうな素晴らしい作品ばかりでした。

特に1959年から1972年頃までポンティアックで採用されたモノは、
アート・フィッツパトリックとヴァン・コーフマンという二人のアーティストのアートワークによる作品で、フィッツパトリックがクルマコーフマンが背景を描くことにより作り出された芸術品として大きな影響をデザイナー達などに与えたと言われています。

彼らの作品の多くには,
タイトル画像(1969ルマン)のように二人のイニシャルAF/VKが記されています。



ヨーロッパの古城を思わせる建物を背に走る1966グランプリ・ハードトップクーペ。
ポンティアックの売りでもあった「ワイド・トラック」を強調するように、デフォルメされ描かれたグランプリは縦目ヘッドライトと相まって実車よりもかなりワイドに見えます。

運転する男に、微笑みながら話しかける女性の会話が気になりますね。



今は無きパンナム旅客機を背に佇む1968テンペスト・カスタム4DrHT。
街灯の明かりが、この年に一新したボディラインとグリルセンターの尖がりに繋がるボンネットのプレスラインを美しく浮かばせている様が描かれています。



ビーチでサーフィンを楽しんだ二人が、
帰り支度をして乗り込もうとしているのは赤い1969ファイアーバード400コンバーチブル。

ポンティアックに乗れば素敵な毎日がやって来そうに思えるのは自分だけでは無いはずです。

彼らの作品には必ず男と女が登場していて、大事なシーンにはいつもポンティアックがそばにあるというシチュエーションが成り立っているように思えます。

ヴァン・コーフマンの描く詳細な背景と、緻密にフィッツパトリックが描いたクルマの組み合わせが映画のワンシーンのようで魅力的で、その奥にはアメリカの夢が見えた気がします。
2011年02月24日 イイね!

1971オールズモービル・クルーザー カタログ。

1971オールズモービル・クルーザー カタログ。1971オールズモービル・クルーザー カタログです。

オールズモービルのワゴンはクルーザーと呼ばれていて、
上級からカスタム・クルーザー、ビスタ・クルーザー、カトラス・クルーザーと3車種がありました。









上級のカスタム・クルーザーです。
フロントの尖ったデザインと特徴的なフェンダー形状が魅力です。

エンジンはロケット455V8エンジンが標準です。


そして一番の売りはリアゲートの開閉の方法が凄いです。グライダウェイ・テールゲートと呼ばれる、
ガラスがルーフ内に、ゲート部分がフロア下にそれぞれパワーアシストで格納されるとても凝ったシステムです。

余計な心配ですが、壊れた時の修理が大変そうですよね。




こちらは、ビスタ・クルーザーです。

このクルマの売りはルーフ後部に取り付けられたビスタ・ルーフというガラス張りのルーフです。

年式は違いますがビスタ・クルーザーは、映画「パーフェクト・ワールド」にも出ていましたので、この映画を見るとビスタ・ルーフの形状が良く分かります。

エンジンはロケット350V8が標準で455V8がオプションでした。
ちなみにテールゲートは一般的な2Wey式です。


カトラス・クルーザーは上の2車種に比べるととても質素な感じですね。

エンジンも標準は250直6エンジンで、オプションでロケット350V8が選べました。

2011年02月13日 イイね!

1969クライスラー。

1969クライスラー。早速、新しいデジカメでブログアップしました。

1969クライスラーのフルサイズのカタログです。

カタログの表紙って、ある意味エロ本と同じで第一印象が大事ですよね。

そう言う意味では、この1969クライスラーの表紙は個人的にとっても好きなカタログの一つです。


グリーンメタリックの300(2drHT)がスモール・ランプを点灯して佇む様子は、凄くエレガントです。
と、同時にクライスラーのフルサイズ独特の不気味さをも兼ね備えている感じがして、とっても気にっています。

プロフィール

「40数年ぶりに磐梯山に登って来ました。中学生の時、山頂周辺が霧で何も見えなかったので今日リベンジして来ました。
残念ながら猪苗代湖はハッキリ見えませんでしたが山頂周辺は良い天気だったのでヨシとします。」
何シテル?   07/02 14:43
パソコン不調で更新できず、 短気を起こしてみんカラ登録を削除してしまいましたが、きまぐれに時々更新しています。 おススメのメニュー(あくまでも予定です)...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

令和8年中川四川のイラスト ・・・ どっこい三菱ここにあり(後編) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/02/18 07:21:24
初のL型搭載車。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/03/01 08:03:32
「なんでこれ作ったの?」 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/12/19 08:29:03

愛車一覧

日産 フーガ 日産 フーガ
勤務先の大先輩がMC後のY51フーガを購入したのを聞いて無性に乗りたくなってしまいました ...
スズキ スイフト スズキ スイフト
 2020年2月13日、 シボレークルーズに代わる通勤車として代替えです。 初年度平成 ...
スズキ シボレークルーズ スズキ シボレークルーズ
通勤車のワゴンRに変わるクルマを探していたところ、 遠くは岡山のディーラーで新規新規車検 ...
日産 フーガ 日産 フーガ
悩みに悩んでY33セドからの乗り換えです。 今回もやっぱりセダンです。自分のクルマ人生 ...

過去のブログ

2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation