エディーローソン２１のブログ一覧

かなり汚い写真ですみません。
今まで探しても撮っていなかったせいでひょんな拍子で見つかった写真です。
今までレストアに費やしてきたバイクはたくさんありましたが今回は
Kawasaki Zephyr　７５０　改　８１０についてです。

こちらもバイクもヤフオク謹製　１０万円ぽっきり！
今でこそ絶版車になって（２００８年で生産終了）間がないのですが、１９９１年からずっと同じ形で販売され続けていたバイクです。
こだわるわけではないのですが、やはり安いのは初期型、もちろんC1型と言うやつです。
なんでもこの手の物は絶版になると値が上がるよくない習性があって、このバイクも例外なく値が上がりこの値段では今ではどんなポンコツでも手に入らないのも良いのやら悪いのやら？


この写真はこのバイク購入後エンジンの腰上を分解して放置しているところです。
路面を見て頂けると判るように砂利で、砂埃も立つような劣悪な環境下でエンジンを分解しなくてはいけない状況が判るかと思いますが、この状態で雨風にさらされて半年、そのままにしていました。
外装も純正の紺色がそのままになっています。
ちなみに、、、こんなバイクでした。

現在は新型の同バイクの外装に変えてあるのですが、かつてのZ1、Z2の様な”うり坊”カラーにしてあります。


このバイク、手が入っていないところはエンジンの越下位でそのほかはほとんどすべてに手が入っています。

エンジンはワイセコピストンにて８１０ｃｃとなり、鋳造ピストンから鍛造ピストンへ変更、カムシャフトはヨシムラ　ステージ１、
吸排気のポートはバリ取り程度のサライを行いました。
燃焼室は２段構造になっているところをわずかにバリ取りをしてスムージングをやっております。
バルブはノーマルのままですが、研磨は行っております。
ガスケットはヨシムラのメタルガスケットですね、わずかに薄いんですね？
キャブレターはこれは大田区にある”爆弾キット”と呼ばれる物を販売しているお店でセッティングして頂きました。
その後、馬力が出てくれたお陰で、クラッチが滑りまくって、今では仕方が無くFCCの強化クラッチが入っています。
またもやパワーチェックで８７PSが後輪で出ていました。（エンジングロスで２割増しの１０４．４Ps）
こちらも我ながらよくできたもんだと思いました。
未だに元気よく走っておりますが、エンジンフィールはどこか荒々しいところはやはりポートのできばえが所詮素人だからでしょうかね？

外装は’９８ＲＳの外装にしてあります。前後のホイルはイタリアのマルケジーニマグネシウムホイルＴｙｐｅＲＡで、スイングアームが純正補強品、ブレーキレバー、クラッチレバーはカナダのＰｓｓｏレーシング製ですね、
（これがなかなかの逸材でレバーが短くて操作がしやすいんです。）
メーターもつや消し黒に塗装し直して、メーター自体をホワイトに変更、ヘッドライトもマルチリフレクターにして、２万ＫのＨＩＤにしました。
フロントフォークをインナーチューブをチタンコーティングして、インナースプリングをＰｒｏレーシング製に、（オイルの堅さは以前のＣＢ９００Ｆの時と同じでＫＹＢの１７．５番にしてセットアップしております。）
リアサスペンションは定番のフルアジャスタブルのオーリンズですね。


エンジン製作に約半年、外装が完成するまでに約半年、
このバイクを作り上げるのも１年という歳月がかかっているんです。
そのバイクも今年車検ですね、、走行距離は不明ながらにも自分のトリップは１万キロ弱で、たくさん持っているバイクの中ではよく乗っている方のような？
ちなみにこのコンセプトは”ノーマルのシルエットを崩さずフルチューン！”で、コンセプト通りの物ができたかな？と自分では思っております。

それにしても、エキパイの焼けはひどいモンです。まぁ、９０００キロほとんど全開で駆け抜けてきたんで仕方がありませんが、、、