
半年ぶりに城址に行ってきました。
仕事でですが(笑)
神川町(旧神泉村)矢納の両谷山と云うのがありまして、此処に四等三角点高牛があります。
其の両谷山と云うのが、中世の山城両谷城。
両谷(りょうがい)は、要害(ようがい)の訛りなので、名前からして此処が城址というのが分かりますよね。
両谷城は、今年になって何回か訪れているんですが、流石に仕事中に写真を撮るわけにはいかず、今回は基準点のGPS観測で1時間暇になるんで、じっくりと見学して来ました。
両谷城
文献には史料が残っておらず、不明。
永禄年間に武田軍の侵攻に備えられて築かれたと推測されている。
い 堀切其の壱

城址へは、林道江瀬谷線に路上駐車して、南の尾根沿いに登って行きます。
緩やかな尾根道を10分ほど歩くと、最初の堀切にたどり着けます。
因に両谷山では、熊の目撃情報もあるので、要注意です。
同僚と二人で登って行ったんですが、途中動物の糞が幾つもあり、「何の糞だろう?」と心配になりました(^_^;)
ろ 堀切其の弐

主郭の南の堀切。
「い」と「ろ」の堀切の間は、痩せ尾根なので特に曲輪と云う訳ではない様です。
は 腰郭

主郭の南斜面に2つ、東斜面に1つ腰郭がありますが、伐採された木が邪魔で歩きにくい(;´Д`)
僕が下から這い上がって来たら、同僚は野生動物が出たと思って、マジでビビったらしい(笑)
に 主郭其の壱

主郭は比較的平坦に削平されてますが、中心部近くに石を積み上げられた石祠が。
何時からあるのか不明ですが、当時にあったら邪魔なんじゃないかなあ。
ほ 土塁

主郭の東から南にかけて、造りかけの土塁が残ってます。
左端の三角点でGPS観測中(笑)
へ 主郭其の弐

主郭の北側には、出郭状の平場が一段低くあります。
と 堀切其の参

北側に堀切は一つだけ。
ち 帯郭状平場

主郭の西にでっかい岩がありますが、其の下に帯郭状の細長い平場があります。
城の西と東は、急崖なので特に堀切とかは設けられてないです。
遺構はよく残ってますが、歴史も不明だし、特別面白い縄張りでもないんで、今イチかなあ。
参考文献:中世北武蔵の城
参考サイト:
北武蔵城郭フォーラム
本日は此れ切り。
Posted at 2012/12/26 23:33:27 | |
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