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　寝ていると、暇なので新聞を読んでみました。　

食あたりしたこともあり、食べ物関連のニュースに目が行ってしまいます。
そんな中で、「花王が特定保健用食品（特保）の食用油「エコナ」関連製品の販売を自粛している問題」が記載されていました。

　エコナ関連製品に含まれる「グリシドール脂肪酸エステル」が原因らしいので、ちょっと調べてみました。

　そもそも「グリシドール脂肪酸エステル」とは何かというと、グリセリンの脂肪酸エステルの事を示しているらしい。

　これは植物油脂の精製で生まれ、精製植物油脂を含む全ての食品（精製植物油・マーガリン・乳児用ミルクなど）に含まれていて、乳児などは1mg/kg 量を摂取すると健康被害につながる懸念がドイツ連邦リスクアセスメント研究所（BfR)やシュトゥットガルトの研究所（CVUA)で今年報告されている物質。

　要するに、高濃度の「グリシドール脂肪酸エステル」が含まれている食品を食べると、消化する過程で発がん性物質「グリシドール」が生まれ、発がん物質「グリシドール」を生成する可能性のある「グリシドールエステル」が入った商品が「特定保健用食品」として売られているのが現状ということだ。

　したがって、メーカ側は製品中に含まれるグリシドール脂肪酸エステルを一般食用油と同等レベルに低減できるまで、一時販売自粛（来年の２月頃までを予定）を行うことにした模様だ。
（現時点において、「グリシドール脂肪酸エステル」の保有量が多いとされているパーム油と比べても、エコナ等の精製植物油に含まれるグリシドール脂肪酸エステル量は約100 倍との予測値もある）

　ここで大きな問題に２つ気づきました。

１　「グリシドール」は遺伝性発がん物質の為、食した人の子供達にも影響が出る事が懸念される事。

２　発がん物質には濃度基準が定められていないので、どのくらい摂取したらいけないのか等の基準値が無い事。


　濃度を抑えた商品を売る事だけを考えているメーカと科学的根拠も無く「特定保健用食品」と認定した行政の罪は現状の法では裁けないようだ。　やはり、自分の食べる物は自分で「選ぶ」事が本当に今の日本では大事なのだと思い知らされた記事でした。

　自然な油のゴマ油やオリーブ油を使って、美味しく安全な食生活を心がけたいものです。
（ちなみに、私の食あたりは外食後にすぐさま発生しているので、カミサンの料理ではありません。）