えー皆さまこんばんはあかっちです。宣言どおり、人柱となってきましたよぉ( ´_ゝ`)ノ
というわけで今夜は、「ネオチューン」なる秘術を施してもらいに行ってきたレポートでございます。
まず簡単にご説明しますとね。
『寧雄宙雲』
それは中国に古来より伝わる錬金術の一種であり、現代にも少数ではあるが受けつがr
うそです。
ネオチューンというのは、車の足回り、ダンパーに施工する特殊技術でして、とんでもなく乱暴に言ってしまうと、要はダンパーに穴をあけてバルブを仕込み、そこからオイルを入れ替えることによって簡易オーバーホールないし減衰力調整を施すというものです。
特徴としては、純正ダンパーでも社外ダンパーでも、複筒式のものであれば施工が可能で、中身だけを入れ替えるのでゴミが出ない、費用も安いと。
と、間違ってたらごめんなさい。
段取りとしては、まずお店に予約を入れて、当日は入店後マスターの方に試乗してもらい、希望の柔らかさを相談して決めます。
現行の仕様はスタンダード、コンフォート、ベリーコンフォート、スーパーコンフォート、あとは特注という感じだったと思います。
といったところで説明長くなりましたが、まあいってみたわけですね。

チベットの秘境...ではなくて、沼田(群馬)の山村へ。
今回やっていただいたのは、塗装工房 宮下さんです。

修理工場というよりは、ガレージって感じ。いいなあ~
代表の宮下さんは口数は少ないもののにこやかで、誠実そうな感じの方でした。
さっそく試乗してもらい、仕様を決めていきます。
バネが固いというグラプン16Vスポーツ(ダンパーは5ドアと同じ)ですが、さてそうなるとダンパーの減衰力はどう選ぶべきか?
私的には可能な限り柔らかくしたいと考えていたのですが、バネが固いとなればいたずらに減衰力を下げるわけにはいきません。
ので、バネに負けないギリギリくらいの減衰で...って、そもそもバネレート等のデータも知らないんですけど(^_^;
まあとりあえずスーパーコンフォートとかベリーコンフォートとかにすると、バネに負けてしまうかもしれないということで、結局「コンフォート」で注文いたしました。
たぶん施工前の状態で いくらかヘタっていたのではないかと思われたので、それよりは張りを取り戻したいといった希望で。
ではお願いしまーす!

なんかいろいろあったみたいでちょっと時間かかってたみたいですが、6時間ほどで作業完了。
施工後は明らかに張りが戻った感じ。固くなったと言い換えてもいいかなー
3年前に乗った頃の感覚を思いだしました、あーこんな感じだったかも。
もともと仮にダンパーが抜けていたとして、ロールは少なめだったんですが、ネオチューン後はダンパーの減衰がほんの少し前に出て、さらにロール・ピッチを抑制されてる感じってところでしょうか。
コンフォートでこれだから、スタンダードにしなくて正解でしたねー
もしかしたらベリーコンフォートでギリギリOKみたいな感じだったのかも。
...でね。
自分のクルマの話はそんなところでありまして、オーバーホール的な意味合いが強かったのでまあとくべつ面白い話でもないんですが。
じつは衝撃を受けたのがこちらのクルマ。

作業中にお借りした、代車のミラココアです。
出足はモーレツに活発なくせにアクセルの戻しにめちゃくちゃ鈍感という、CVTの扱いづらさにおののきつつも、とりあえず食事に。
乗り心地はきわめてゆるく、直進時なんかはギャップに乗ればヨレヨレたうんたうんと上屋が揺れる、なんとも頼りない感じ。第一印象はもちろん「だらしない車だなあ...」です。
まぁいわゆる女子車ですからこんなものでしょう、と諦めのようなものを抱きつつも、暇をもて余しているし、それでも普段乗らない車ってものにはやはり興味もありますので、少しブラブラ~っと。
正直そんなクルマでワインディングを...なんて気にもならなかったのですが、さりとてとくに行く場所も見当たらず、何気なく水上の宝台樹を目指すことにしました。
シートポジションは意外と悪くなく、というか私的にはハンドルが遠くなければだいたいそれでオッケーなんですけども、そこはまあよし。
ブレーキタッチは悲しいかな、うちのセルボよりはマシ。効き自体はやや弱い印象ですが。
ハンドルは軽すぎとか重すぎとか固まったりとかの顕著な癖はないように思われました。
で、そろーりそろりと峠道。
前述のように足はとても柔らかいのですが、逆に昨今これほどまでにユルい乗り心地って乗る機会がないもので、わりと新鮮な気持ちで。
平均車速で法廷速度を下回るくらい、MAX0.3G程度のいつもの運転です。
なにも起こらないし、なにも特別なことは感じない、フツーの峠道ドライブ。
......
......?
フツー??
私の座っているのは平坦なベンチシート。
柔らかい足。
まてまてまてまて、ロールしてないぞwww
いや、いかに0.3G運転といえど、そんなはずはない...
少しペースを上げ、あえて車速を落とさずカーブへ。0.5G程度。
...間違いなく、ロールしないw
そういえばブレーキングでも、ボヨーンとノーズが飛んだりしてなかったね、そういえばね。
乗り心地はこんなにも柔らかいのに??
...はっ!!まさかこれって!?

ネオって(某雉風)んじゃねーかよ、宮下さん言ってよー!
てか気づくのおせーよワタシーっ
にしてもこれって、ナニ?魔法なの?
ダンパーのオイル入れ換えるだけでこんなことになるのかなあ?謎すぎる。
しかる後、混乱する脳と闘いながら、あとやっぱり街中の直進ではヨタヨタと走るネオチューンココアと闘いながら(笑)、ショップへと戻ったのでありました。
ちなみに聞いてみたところ、ココアの仕様は「ベリーコンフォート」だったようです。
なんかいろいろ衝撃。

しかし、やっす!
ダンパー前後一式簡易オーバーホールとして、これはなかなか...
塗装工房宮下さま、ありがとうございました。また機会があれば。
あとはじんべーくんの施工後インプレ、なんとなくもうちょっと馴染んだあたりで何か変化があればやっていきましょうかねえー。