今日はATアタッカーの
たかゆき閣下がMT練習をされるという事で、
むーぽんさんと僕でご一緒してきました!
借りた車はこちらの最新式の6MT、
フィットRS!
とは言っても借りたのは僕ではなくて、たかゆき閣下ですw
たかゆきさんは今回で5回目のMT特訓という事で、既にMTに乗って不便の無いぐらいに余裕の持った運転を出来ていたのでアドバイスやダメ出しも特にナシ(笑)
もうATアタッカーじゃなくて、MTに載せ替えちゃいましょうよ!!
ということで、リアシートに収まり、完全にバラストやってきました(ぁ
フィットの後部座席はとっても広くて、5ナンバーとは思えませんでした。
静音性も結構良いのですが、RSグレードはスポーツらしさの演出のために排気音を運転手に聴かせる方向性らしく、それが後部座席に乗っている人にとってはうるさく感じることもありました。
でも、運転してる側としてはエグゾーストノートも楽しいものですし、そこはご愛嬌です。
お昼にフィットをレンタルし、そのまま高速と下道を使い分けつつ山中湖へ移動。
山中湖に到着した頃には夕方だったので山中湖からの夕暮れをパシャリと写真に収めつつ、籠坂峠下って御殿場方面へ。
その篭坂峠をみんなで運転を変わりつつ2往復したのですが、僕はその中で下りの1本を走らせてもらいました!
ありがとうございました!
フィットRSの第一印象は乗用車としては良くできた楽しい車、という感じでした。
MTの感触は最近の車に良く感じがちなプラスチッキーな感じでしたが、繋がりも悪くなく剛性感もあってそこそこ良い感じ。
ミッションは6速ですが、クロスレシオというわけではなく、1・2・3速はそこそこ普通なのに、4・5・6速はすべてロングツアラー向けのハイギアードな振り分けというような不思議な感じ。
しかもよく考えると1・2・3も5速マニュアルなら理解できるぐらいのレシオなので、純粋にパワーを引き出すための6速にするならば1・2・3速でさえもっとクロスにすべきです。
しかし、現実にはその1・2・3速の甘いレシオ設定すら忘れてしまうほどの4・5の使えなさっぷり。
6速は高速巡航用なので割愛。
タイプRほどのギアレシオはもちろん期待していませんが、サスペンションを固めないまでもギアレシオ見なおして損ないと思います。
また、クラッチは軽く、着座位置も高いので車のロールをモロに感じ、全然スポーツカーという感じはしません。
成人男性としては身長の低い僕でさえ、純正シートを限界まで下げても着座位置が高いと感じるぐらいですので、普通の人や大柄の人はもっと着座位置が高くて困っていると思います。
運転のしやすさを狙っているのかもしれませんが、それにしてもホンダはもっと着座位置を下げて良いと思います。
ですが、車の転がりだし・街乗り・片道150kmまでのロングツアラーレベルならフィットRSは乗用車としては良くできた車だと思います。
それこそ、不満点なんて早々出てこないレベルです。
「これで休日のワインディングを楽しくドライブするぐらいだったら楽しい車かもしれないなぁ~」なんて思っていたのですが、それは違ったようです。
峠の下りを走った感じは・・・基本的には悪くないのですが最後の最後で裏切りそうな挙動という感じでした。
VSA(ABS+TCS+横滑り抑制)付きではあるものの、修正舵いらずというわけではないようで、VSAがついてるからといって無条件で安心という訳ではないようです。
そして、一番の問題点はタイヤのインフォメーションがなさ過ぎることです。
街乗りでの利便性を上げすぎた為にハンドルを軽くしすぎて、ハンドリングインフォメーションがほぼ皆無となっているのだと思いますが、スポーツ志向と名乗るぐらいであればもう少しハンドルから伝わるインフォメーションを増やすべきです・・・切実に。
多分こういうポイントはノーマルのフィットと同じなんだと思います。
エアロつけたとかマフラー音聞こえるようにしたとか、見た目だけのチューンじゃダメですよ。
ということで、フィットはタイヤと路面関係性からなるグリップの"限界"の下で走るのにはいい車ですが、決して限界が高いという訳でもありませんし、限界を超えた挙動が電子制御によってほぼ確実に抑えられてる車でもありません。
「電子制御入ってれば大丈夫だろー!」なんて思ってると結構てのひら返されて裏切られると思いますのでご注意下さい。
フィットRSの総括としては、ワインディングよりもロングツアラー気質だと思います。
そういった目線で評価すると6速にしては高いギア設定も納得できます。
しかしサスペンションに関しては、100km巡航ぐらいで既にバンプ具合に許容限界が見えてくるレベルの柔らかさ&懐の浅さですので、恐らくアウトバーンやサーキット等での150kmぐらいでの巡航は視野に入れて無いと思います。
また、1・2・3のギア設定は恐らく街乗りの使い勝手の良さを優先した結果と思います。
街乗りレベルならば1・2・3速でちょうど使い切るぐらいですので逆に"RS"というお冠を覗いてしまえば納得ともいえます。
ということで、僕はフィットRSは名前負けしてる車と言い切ってしまいます。
ですが、それはあくまでフィットRSを「スポーツ志向で売ってますよ!」というホンダの姿勢に対する評価であり、純粋な移動手段としての一般乗用車という目線であれば室内も広いし、内装の質感も悪くないし文句なしです。
フィットRSをもう一つ上の車に仕上げるならば、シート位置を下げると同時にルーフを下げて重心を低くする、足回りをもう少し締め上げる、パワステの設定を変更してハンドリングインフォメーションを増やす、ギアレシオのローギヤード化・・・という事が必要かと思います。
ルーフを下げるという意味では同プラットフォームのCR-Zがありますので、CR-Zのハンドリングインフォメーションが増えてて、尚且つ足がもう少し締め上げられてれば、そっちが本物のフィットRSな気がします。
つまり・・・フィットRSが本当はCR-Zで、フィットS(?)がフィットRSで・・・なんていうそんな感じです。
その後は夕食をご馳走になり、久々に首都高サファリをしつつ帰宅しました。
お二人とも、ご馳走様でしたm(_ _)m
ということで、大満足の1日でした♪
【オマケ】
こちらは先日鈴鹿サーキットに行かれたたかゆき閣下のおみやげですw
1.タイヤカス さきいか
2.アスファルト クランチチョコレート
3.グラベル ペッパー
4.ラジエーター型名刺ケース
いやはや、鈴鹿サーキットのセンスに脱帽ですw
これは思わず買ってしまいたくなる気持ちがわかります。
そして、個人的に頂いたラジエータ型名刺ケースは今後本当に使わせてもらいます!w
ありがとうございます!