NA8Cに乗り換えました!
すでにみんカラである程度事の経緯を書いていたのもありますし、何度もサーキットにてお会いをしている方々はご存知だと思いますが、オレンジ号から富士チャンピオンレース ロードスターカップ仕様のNA8Cに乗り換えました。
今までの愛車である
オレンジ号は何の不便もなく、何の問題もなく元気に走っていたのですが、やはりレースに出場したいとなると中古のロードスターが1台~2代買えてしまうぐらいの出費を余儀なくされてしまうとのことで半ば諦めていたのですが、師匠がロードスターのN0からは完全に引退されるとのことでこちらのNA8Cを譲って頂きました。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
ちなみにこちらのNA8C、NA8クラスのレースでも優勝したことがある車両となっています。
正直、僕なんかがこんなに良い車に乗っていいのかという申し訳なさと、サーキットやメンテナンスショップであるカーメイクコーンズまで自走で走っても良いのかという申し訳なさと日々戦っています。
本末転倒ではあるかもしれませんが、この2つの用途以外は、基本的に何にも使っていません。
どこかに行くにしても、極力電車を使用しています。
ガレージは自宅から歩いて10分の場所に変更しました。
社外バンパーのため、今までの駐車場ではフロント部を擦ってしまうためです。
しかし、それでも以前の駐車場からは少し予算は安くなり、シャッター付きになって人目と雨から守れるというのは大きなメリットです。
機械的な部分をオレンジ号と比較するとやはりエンジンが凄く綺麗に回るということが大きな違いです。
カーメイクコーンズのメカニック I氏渾身のエンジンです。
しかし、その分ラフに乗ることは許されません。
毎回毎回、エンジンに熱を入れるたびに街乗りですらも「この運転で良いのか」、「なぜこの回転数でシフトアップした?」と自問自答しています。
ギア1つ入れるにしても、半クラ1つにしても、1つ交差点を曲がるにしても力の入れ加減やエンジン音や各計器に注目しています。
機械的な大変さではなく、乗るたびに精神が疲れる車です。
毎回この車はスポーツカーではなく、レーシングカーなのだということを痛感します。
だからこそ、サーキットに行く街乗りですら「レーシングカーなのにこんな場所を走らせてしまってごめんね」と謝りながら乗っています。
こうやって比較してみると、以前のオレンジ号はまさに等身大のスポーツカーだったように思います。

可愛いフロントマスクにちょっとプアなタイヤ。
グリップからドリフトまで何でもこなせて、エアコン・パワステ・オーディオがあって街乗りも全然苦じゃありません。
それでいてロードスターとしての楽しさは凝縮されていて、マフラーからは本当に良い音がして、あのちょっと変わったオレンジ色のおかげでオシャレながら少し目立てて・・・本当に良い車でした。
ロードスターに乗っていて、サーキットで走って満足、街乗りして満足、速くなって満足。
そういう満足で辞めることができれば今だって多分オレンジ号に乗っていたと思います。
でも、やっぱりレースに出てみたいなぁって思ってしまったのが運のつきというか、ターニングポイントというか・・・。
そういうポジティブな面から乗り換えを決意しました。
そのため、オレンジ号を売却してしまうことに戸惑いがあったり申し訳なさがあったり、自分なりに葛藤がありました。
今までみんカラを通じてお知り合いになった方もサーキットで僕のことを覚えてくださっていた方も、皆オレンジ号を通じて出来た繋がりですし、そこそこ車両のインパクトもあるようでオレンジ号愛されてたと思います。
売却する際、「高く売れれば売れるだけ良いだろー」なんて思っていましたが、実際には「愛車をちゃんと乗ってくれる方が良いな」と一人で胸が熱くなっていました。
次のオーナーさんは実は一度お会いしたことがある方でして、非常にお車を大切にされる上、凄く上手にサーキットで走られる方なので僕としても安心です。
今後は正式に
歌舞伎号のドライバーとなったHaruyanですが、今後も変わらぬお付き合いをさせていただけると幸いです。
今はまだ「歌舞伎号は僕の愛車だ!」という感じがどことなく薄いですが、今後サーキットで走ったり、レースに出たりする中でそういう感情がどんどん湧いてくれば良いなと思います。
いつかレースカーを精神を擦り減らすことなく鼻歌交じりで歌舞伎号に乗れる日まで・・・真剣に運転するぞ!
Posted at 2012/02/06 21:23:26 | |
中古車探し | クルマ