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はりーこじま(HK)のブログ一覧

2010年04月06日 イイね!

問診

以前からお世話になっている964 カレラ2のオーナーから
お電話を頂きました。

「MoTeCを付けた車輌って、毎年、セッティングの見直しを、
しないといけないのですか?」

”いいえ、エンジンの仕様変更が無い限り、センサーの不良やズレ、
配線の不良、エンジンのハード部品の汚れ、劣化がなければ、
通常、再セッティングは必要無いと思います。”

「この頃、暖機した後アイドルしなかったり、1,2速の中速トルクが
下がった気がします。 3速以降の加速は良いのですが・・・」

アイドル不良等、お困りの様でしたので、
お車を点検に、お持ちして頂きました。

入庫後、5分で、800RPMより回転が下がると、
回転信号が正常に入力されていない事が判明した。 
クランク角センサー系のトラブルのようだ。

中間トルクの落ちは、バキュームモーターで動いている、
レゾナンスフラップが正常に作動していない可能性が
高いと考え、バキュームタンクの負圧が維持されているか確認した。

作業開始から、10分でスタッフが、ヘッドライトの角度を変更している
バキュームホースに漏れがあり、バキュームタンクの
負圧が維持できない症状を発見した。

クランクアングルセンサーを止めているボルトの緩みも、
その後15分で発見。

入庫後、1時間以内で、エンジン性能を正常に戻す事が出来ました。


毎回の様に、違う車種、異なるチューンドエンジンばかり手がけている私達には、
「車の不具合を100台直せば、80通りの問題に行き当たる」が持論です。
つまり、前見た事のあるトラブルに行き当たる可能性は20%。
不具合のほとんどが、新しいナゾナゾです。

今回の様なトラブルは、原因がエンジンから離れたバキュームホースにあり、
問題を見つけるのに手間取り、修理に無駄な時間と必要ない部品の交換に
費用が浪費させてしまう、可能性も少なくないケースにも成り得たと思う。

オーナーは短時間(=低価格)で、修理出来た事を「凄い」と喜んで下さった。

違うんです! 本当に凄かったのは、不具合の症状を、正確に感じ取り、
適切に伝えてくれた、オーナーの観察力だと思います。

ギア比の関係で強い加速する1&2速に対して、3速以降の加速感を
正確に比較できるドライバーは多くはいないと思います。

オーナーの、そのコメントから、
「1-2-3速のシフトアップ時に、貯める事が出来たバキュームで
3速以降、レゾナンスフラップが正常に作動しているのかも?」
を思いついた訳ですから!

医者にかかる時も、人に何かの修理を依頼する時も、
問診にて、症状を正確に伝える事が、いかに大切か教えられました。








Posted at 2010/04/17 23:36:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | 装着車両 | 日記
2010年04月04日 イイね!

街中に貼られたWanted(おたずね者?)

街中に貼られたWanted(おたずね者?)タイのレース場入り口や、
5km四方にわたって、
何十枚も貼られたポスター。

各クラスで、好成績を残している
レーサー達を紹介しながら、レースの広告をしています。

ほんとに、街をあげて、レースを歓迎している雰囲気が
良く伝わってきます。

日本のレースも、こんな感じで、街あげて
盛り上げってくれれば楽しいに・・・

レースは、二日かけて行われる、4レースの合計点が
最終結果になります。

タイでも人気の高いこの男(もちろん日本人です)、
腕も、体力も、ジェットスキーの速さも、
群をぬいて速かったのですが、第一レースで見舞われた
つまらぬマイナートラブルが崇り、初戦の最終成績は2位でした。

1レース 最下位
2レース 1位
3レース 1位
4レース 2位 

ライダーとチームの実力は、群を抜いていて、
今回、逆転優勝も射程圏だっただけに、惜しい結果です。

日本での活躍はもちろんのですが、
タイのシリーズチャンピオンも、必ず取ってくれると、信じています。






Posted at 2010/04/15 23:01:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑談 | 日記
2010年04月03日 イイね!

働く自動車

働く自動車子供の頃、読んだ図鑑に、
「働く自動車」として、消防車、レッカー車、
タンクローリー等が紹介されていた。

写真は、タイの湖のジェットスキーのレース会場で、
お世話になった「働く自動車」です。

この派手なトラック、実は「トイレ」なんです。

前半分はGirls用、後ろはBoys用。

後ろ半分だけでも、8人同時に使える様に
造られていて、中は意外とキレイ。

帰路は、行きより、安全運転を心がけているんだろうな・・・・。


Posted at 2010/04/15 22:22:52 | コメント(3) | トラックバック(0) | 雑談 | 日記
2010年04月01日 イイね!

海外のリゾートでお仕事

海外のリゾートでお仕事今回の出張は、バンコック郊外のリゾート施設です。

ここは、膨大な広さで、宿泊施設、レストランが
充実していて、敷地に面した川でジェットスキーの
楽しめるリゾートなのです。

温かい気候の中、テラスの椅子にこしかけて、
テーブルにパソコンを置いて、目の前の専用桟橋
に戻ってくるジェットスキーに10m延長ケーブルをつなぎ、
データーロガーを引き出し、調整を繰り返す・・・・・

ここまでは、楽しそ~なお仕事でしょ?

でも実際は・・・
此処に着いたのは、今朝の2AM。
今日の夕暮れまでに、取り付けと調整を終えて、
今夜、400km離れた、レース会場へ5時間かけて車で
移動する予定です。

聞こえほど、楽なお仕事ではありません・・・。

いつか、遊びで戻ってきたい!












Posted at 2010/04/15 21:57:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑談 | 日記
2010年03月22日 イイね!

ディアブロ SE イオタ パワーチェック

ディアブロ SE イオタ パワーチェックランボルギーニ創設30周年を記念して
150台限定で製造されたディアブロSE
(スペシャル エディション)

そのスペシャルな150中で、
さらに20台だけ製造されたイオタ。

伝説の”イオタ”の名前を継ぐ
カタログスペックは595馬力。
普通のディアブロが490、SEのカタログスペックが、525馬力なので、
同じ5.7リッターの排気量から、なんと20%の出力アップをした事になっている。
(これは6リッターGTを上回る)

当時のランボのカタログスペックに、懐疑的な方は多いと思う。
俺も、もちろんその一人です。 
数多くのランボを計ってきたが、カタログスペックは”憧れの数値”(苦笑)

それでも、”イオタ”が速いのは事実!

しかし、2000RPM以上のアイドリング・・・、低速の乗り辛さ・・・排ガス、燃費等、
ストリートカーとして使うには、多くの犠牲を強いている事も、また事実。

今回、そのイオタをMoTeC M48で制御して、乗り易さも、本来のパワーも
良いドコ取りしようと試みました。

1500以下で安定したアイドル出来る様になりました。
街中の渋滞も、普通に乗れるようになりました。(ホッ)

そして、最後にパワーチェック!

希少すぎるこのエンジン、無理は禁物。
オーナー様の目標が達成出来れば、そこで終了と決めていました。

最初の一本で、510馬力はクリアー! しかも7000RPM以下!
このパワー特性で行くと、最大パワーはたぶん、7800RPMくらいで出るんだろうな~。

でも、好奇心でオーナーの大切な車に、望まぬリスクは背負わせる事は出来ません。

今回は、コイツの本当の実力は計ること出来ませんでした。
でも、無事に、扱い易く、速い車に仕上がってくれたので、
オーナーも俺も大満足する事は出来ました。 めでたし!





Posted at 2010/03/31 00:30:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | パワーチェック | 日記

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速いが偉い!  車速けりゃ全て良し! これを信念に30年以上、車一筋に生きてます!
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