【検証】ステアリングスイッチの動作Ⅱ
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
さて、引きこもりすると決めた年始のお休み、現物を用意したら早速テスターを準備して検証してゆこう。これは左右両側全部のボタンに割り当てがあるタイプで、スパイラルケーブルへ繋ぐコネクタは16極。因みに同型のステアリングで両側にスイッチがあり、右側に存在するECOボタン部分がPWRになっているものや割り当てがないものは12極、ステアリング片側にだけスイッチがある、或いはステアリングスイッチが無いものは6極となる模様。
途中で出てくるコネクタ図は画像右上のコネクタ画像を矢印の方向から見たものを示す。※極番号は私が適当に付けたもので、正式なサービスマニュアルには準拠していません。
2
基本的にオーディオ関係とクルーズの操作は抵抗値の変化、パドルスイッチはモーメンタリスイッチなハズなので配線を目で追いながらそれっぽいところに針を突っ込んで検証する。
3
左側の結果は図の通り。
左側ボタン数は全部で7個、そのうちINFOボタンがモーメンタリな奴だった。これはオーディオ操作には使えないので、事実上6ボタン。抵抗値は以下の通り。
無押下:5140Ω
受話釦:56Ω
モード:420Ω
音量+:131Ω
音量-:239Ω
曲送り:747Ω
曲戻し:1566Ω
INFO:モーメンタリ
4
右側の測定結果
右側ボタン数は全部で6個、そのうちECOボタンがモーメンタリ…ここにもいやがった。事実上5ボタン。
抵抗値は以下の通り。
無押下:3630Ω
巡航釦:0Ω
取消し:100Ω
RES:775Ω
SET:387Ω
逸脱防:1457Ω
ECO:モーメンタリ
5
パドルとその他は以下の通り。
両パドルは他と変わらずモーメンタリ。
4番のGNDは左のINFO、右のECOと両パドルで共用となっている。残る5番と13番が各スイッチとは無関係だったので、これをイルミ用の電源ならびにGNDと判断。配線色的に黒がGNDっぽいけど、極性は検証に使用したテスターだけで調べる方法がわからず、不明。
6
最終的に全部の配線はこうなり、16極あるうち12箇所が使用されている。なんだよ、空き要らねーじゃん。12極のコネクタ使ってくれよw
※配線の色はMA36Sのものなので、車種が異なれば当然変わってくる可能性が非常に高い。が、恐らくピンアサインは車種が異なっても共通だと思われる(経験上)。
7
さて、この結果から仕様や換装への道のりはほぼ確立できた。やはりステアリングスイッチの抵抗値変化はHA36S・MK42S・MA36Sのどれも10Ω以下の違いしかなく、全て同じと言ってしまって良いだろう。一方、純正クルーズ機能については無押下時の抵抗値が大きく違い、異なる車種のステアリングに換装しても動作しないと思われる。これについてはATOTOのような汎用のオーディオ装置にて使用する前提ならば、ステアリングスイッチ機能の再設定をするだけでよく、換装の障壁とはならない。
しかしながら、パドルを除く全13個あるボタンのうち2個がモーメンタリだった為にオーディオの操作に割り当て可能なボタンは11個となり、現状(10ボタン)+1個にしかならないという残念な検証結果になってしまった。イルミ付きだから夜間光るっていう機能も追加されることはメリットだが、光っても右側クルーズボタン等は表示通りに機能するわけではないため、あまり意味を為さない。また、使い道の定まらないモーメンタリスイッチを2個増やす意味も現状見つからない。これら薄いメリットのためだけに高価なスパイラルケーブルやエアバッグを購入し、面倒な16極→12極コネクタへの変換作業を追加で行うのは考えものである。余程デザインが好みだとか、必要部品を極めて安価に手に入れることでもできない限り換装するのは非合理的だ。
【結論】
換装しようと思えばできるが費用対効果が低すぎて、今のところやる気にならない
8
【20240722追記】
スパイラルケーブルへ繋ぐコネクタが黒の12極の場合はこれで確定
https://www.uniquesystem.jp/product/7265
注)ショートタイプでないとダメ
16極白コネクタは1,000個ロット(AliExpressでしか見つけられなかった)なうえ、単品での購入を打診すると吹っ掛けられる(送料込みで1個単価およそ5,000円程度になる)ので事実上入手不可能
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