
大手書店の文庫本コーナーに平積みされており、なんとなく帯が気になり購入。昨夜帰宅後一気に読破しました。
著者『佐々淳行』さんの本は、役所広司さん主演映画『突入せよ!あさま山荘事件』映画館鑑賞後に、著者執筆の『連合赤軍「あさま山荘」事件』の文庫本を読んで以来二冊目。
読後感『う~む…深い!』
あくまでもオイラの薄口ウスターソースな理解力での感想ですがね。
3・11大震災以降の政府・内閣大臣等の広報記者会見、原発関係のマスコミ向け記者会見等で、何がどうよくなかったかが少し理解出来ました。
あらためて記者会見ひとつで、その後の大勢や印象を左右する事が如何に多い事かと思うし…。
或いは反対に、予めコントロールされている情報を読み解く力を試されているとも言えるか。
著者個人の好き嫌いはともかく。過去の経験値や実績から言っても、憲法・法律・政令・政策にも精通し指南出来るという、『タフ・ネゴシエーター』としても頼りになる広報参謀の方が居たら実に心強いハズ。
逆を言えば、未だに該当者がイナイ現実が残念とも言えるのだろうか…。
そして危機管理とは、平時の常日頃から組織の人員配置と役割分担や権限をいかに築いて備えて置くかが大事かと。
オイラなどは記者会見する機会はきっと巡ってこないでしょうし、もし万が一来たらプレッシャーに押しつぶされてしまいそうな恐怖さえ感じます。
それでも危機管理面だけに限らず、討論や交渉術等は、どなたでも仕事上参考になると思われますので、御一読されては如何でしょうか。
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Posted at
2011/08/19 06:13:05