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スミスミのブログ一覧

2010年06月16日 イイね!

鉄騎兵、跳んだ

鉄騎兵、跳んだ直木賞受賞作家「佐々木譲」氏のデビュー作です。


'79年に「オール讀物新人賞」を受賞した、50頁程の短編です。
※表題作以外に4編の短編集です。


この文庫本は永らく絶版されていたのですが…
たぶん?直木賞受賞記念か何かで、つい最近復刊して販売された物を買いました。


実は今に至るまで未読だったのですよ…


この作品は「にっかつ」で映画化されました。

主演はなんと「石田純一」!

ヒロインは「熊谷美由紀」
(当時、現・松田美由紀ね)

他には「竹田かほり」とか、にっかつ映画人多数出てたな。

主題歌も「故・松田優作」だったような…?


初版や映画の頃はバイク乗り始めた頃だった。

後々、'88年頃だったな中古モトクロッサー譲ってもらい買ったのは…

読んでるとイロイロ思い出してしまいました。

作者佐々木氏もバイク乗りですから、本格的モトクロスの車体挙動や、レースに於ける競り合いの心理描写までお見事です。

作品中にも出て来ますが、「桶川モトクロス・コース」懐かしいな!

河川敷でモトクロス風ゴッコしかやってなかったオイラを、
先にコースでやり始めた友人が引っ張ってくれて、
あの「桶川」へ行きました。

当時は、A・B・Cの3コースだったかな?

Cコースでデビューしたのは覚えてる。

河川敷では起伏が少なくて、本格的ジャンプなんてやったこと無いオイラでしたが…

何しろ昔から無謀と云われる程に、アクセルの開けっぷりダケは良かった。(笑)

ホームストレートな所にシングル・ジャンプがあり、最初の1周目は様子見したが、
フワリとほんのちょっと浮き上がる感覚は一種独特な高揚感をもたらした。

他のジャンプはヨタヨタ舐めるように走り、最終コーナーから立ち上がり直線で、「ライムグリーン・カワサキ・'88・水冷2st・KX80‐Ⅱ」にアクセル全開!

「よ~し!遠くに飛んで、ええトコ見せたる!」

そのままスタンディングしてジャンプ!

ンが…
「あららっ!青空しか見えねぇ~!」

何にも考えて無いから…(笑)
アクセル開けっ放しで踏み切るとフロント上がっちゃうのよねぇ…
(後から知った。パナシはナシって!…笑)

いわゆる竿立ち状態のまま後輪が接地した瞬間に、
ハンドルから手が離れてしまい…
ケツから落下して背中も打った!
(装備品はチャンとしてたから打ち身ダケ)


バイクは遥か先まで転がって行った。
(リヤフェンダー割れたダケ)


「ゲホッ…いっ…息ができねぇ… 痛ってぇ~!ケ、ケツが…」

すぐに友人が駆け寄って来て、呆れ笑い顔で言われた。

「おまえアホかぁ? 初コース走行で後ろにひっくり返して着地した奴は初めて見たゼ! ぎゃははは~!」

「ンな事言うなら先に教えろよ! あ痛たたた…」

それからメゲずに、とにかくシングルジャンプを飛ぶ事にした。

慣れて来るとアクセルだけではなく、
スタンディング状態でステップの両脚で強くホールドし、そのままエンジンを足で引き上げる感じで姿勢が変わるのが解った。

ジャンプ最高到達点が来ると、一瞬「フワッ」となる。

擬似的な無重力感とでも言うのか?

ソレが何とも言えずに楽しかったなぁ!

それからは…
たまに桶川行ったり、「日光オフロードコース」で2時間エンデューロとかやってたんだよネ!

読んでてそんな事ばかり思い出してしまった。


ちょっと映画の話に戻ると、
モトクロス・シーンのスタントライダーは、当時レッドホンダ・ワークスの方々。

チャンピオン「唐沢栄三郎」選手やら、「福本」選手、「東福寺」選手だか、「杉尾」選手だったかな?

生で国内モトクロス観戦したのは1回しか有りませんがね。

「光安鉄美」選手とか、「鈴木都良夫」選手とかも居たよなぁ。


乗った事が無いと想像つかないかも知れませんが…

水冷・2st・単気筒の「モトクロッサー・レーサー」ってのは怖ろしい代物です。

たったの80ccで、25馬力程度でも侮れません。

ただ…ピーキー過ぎて、急坂を登れなかったりもする。

じゃあつって、友人のカワサキKX125cc(ブラッシュカラー最初の奴だった)
初めて借りると、小柄なオイラはまず足が着かない!(泣)

自転車乗りで発進…(笑)

バンクさしてアクセル開けると…
今度はパワーに振り回されてタコ踊り!

下から上まで怒涛のレスポンスとトルク。

ソイツを身体中の力を使って押さえ込む感じでしたね。

ロードレーサーはバランス感覚だけで何とか出来るコトもありますが、
モトクロッサーでは人間的にも体力が足りないとマトモに乗れません!

ましてや250ccやら、500ccはバケモンに見えましたよ…

鈴菌なのにカワサキばかり乗ってたのは、一番馬力があったから。(その分ピーキー)

たまに知り合いの「蛍光レッドのCR125」乗ると、随分乗りやすく感じました。
(乗りこなすのは又別次元な話だけど…)


う~ん。いいなぁ!
また再びモトクロッサー乗って大ジャンプしてみたくなりましたね。

※ただし…2stに限る!

(^-^)ノ~~
Posted at 2010/06/16 21:43:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | モブログ

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「最近知ったこと。古いエアコンは室外機のJIS規格が"外気温43℃までの動作保証"(昔の想定)/ 最新のエアコンはJIS規格"50℃対応"に変わってるんだと」
何シテル?   08/07 13:08
スミスミと申します 二輪レース好きなので、ブログ記事はあくまでも二輪車優先です。 偏った懐古志向と、スバルネタはごく稀にしか出しませんから…悪しからず!...
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