
みんカラでCIBIEの文字を久々に見つけた時に、不意に記憶が甦り思い出しました。(笑)
元愛車達には、必ずCIBIEの規格品ヘッドランプに交換したり、補助灯のフォグやドライビングランプを装備していたんだという事をね。
現在では最初から明るいHIDヘッドライトが標準装備だったりして、夜間にライトの明るさについて不満は少ないと思います。
しかし80~90年代初期頃までは、暗い暗い純正白熱灯シールドビームや、ハロゲンバルブ仕様でも光量が足りない純正ヘッドライトが実に多かったです。
まあ細かく言うと、灯火類の保安基準車両規定も現在とは異なり、明るすぎると車検に受からなかったりもしましたが…。
CIBIEランプを最初に覚えたのは、間違いなく『アルピーヌ・ルノー・A442Bターボ』がル・マン24h耐久レースで総合優勝した1978年の事。
当時は中学生でしたが自動車雑誌は既に定期購入していて、広告ページにはCIBIE輸入日本総代理店『SSリミテッド』の広告が有りました。
写真で、アルピーヌA442BとCIBIEイエローライト光束が夜の闇を切り裂くイメージに惹き付けられた印象が今も残る。
その後1980年にオートバイ免許取得して初めて夜間に公道へ乗り出す訳ですが、なんせ当時のオートバイ白熱灯純正ヘッドライトはトンデモナク暗かった・・・
ボンヤリとしたスポット光がすぐ先の路面を照らすダケの行灯みたいな酷いもんでして、コーナーで車体バンキングさしたらマサにお先真っ暗で…、“勘”ダケが頼りな感覚走りは恐怖と疲れをを伴いました。
ちょっと蛇足ながら…、1980年頃から2輪車にも純正ハロゲンバルブ標準装備が出始めました。CB750F(A型)とか、ヤマハRZ250(4L3)とか、その他いろいろな中でも、ヤマハに装備されたライトは皆明るかった印象。
バックミラーに写る眩しい光が来たら、たいがいヤマハRZ250・350、XJ400D、XJ750E(この車種ダケ200φ大ライトで特にミラーが眩しかった…)
当時からCIBIEも2輪車用交換ヘッドランプを出してましたが、判る方には判ると思いますが当時は『凹面レンズ』で、アレはどうしても好きになれず…、しょうがないからFET極東扱いの『猫目・マーシャルランプ』への交換もやむなしかと思っていた。
81年だったかな? 当時最新のスズキGS650Gをテストベッドにした新型W反射式(4輪用バイ・オスカーの転用か?)ランプと、車種別高効率ライトリレーキット、180φの凸面ハロゲンランプキットがやっと登場し、広告展開も積極的でした。
交換ランプキットは約2万円、ライトリレーキットは約1万5千円位と凄く高価でしたが、いざ自分で組み付けして夜間点けてみて大感動!
もうケタ違いの段違いで明るかったし、光束カッティングの綺麗さにも驚きました。
CIBIEランプレンズ中央には、『ロウソクの炎みたいなレンズカット』が有るんですが、遠くの路面に線状の筋がクッキリ浮かび上がるのが特徴的。
ロービーム時の左右への広がりと均一な明るさ、ハイビーム時光束が一直線に遥か遠くまで伸びながら左右へ広がり照射限界の際まで見易い明るさ。
その視界は大袈裟でなく“別世界”で、夜間の走り方が一変する程でしたよ!(笑)
写真はその81年当時オイラが新車で購入して乗っていた、スズキGSX250E初期型+CIBIEヘッドランプ!
(b^-°)

Posted at 2012/02/25 10:08:10 | |
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