
Honda | 新型50ccスクーター「タクト」を発売
「タクト」というスクーターと呼ばれるジャンルのバイクは、1980年代の爆発的原付バイクブームで、ホンダの屋台骨を支えた“2stエンジン”バイクでした。(懐かしい)
サラッと記憶力のみでおさらいしましょうか。
原付バイク(ここでは主に50ccバイクの事を指す)ブームの始祖は、1976年発売のホンダ「ロードパル」からですね。名女優“ソフィア・ローレン”を起用し、TV・CMの決めゼリフ“ラッタッタ”が話題となり、初めて女性(特に主婦層)を主なターゲットにして商品化されたバイクです。ママチャリ自転車の延長上を意識して値段を抑える為セルスターターは装備されず、足踏みゼンマイ仕掛けの反力でエンジン始動させる。その時の動作テンポを“ラッタッタ”で表した。(タイプとしては、まだ普通のオートバイ同様左右に分かれたステップに跨がる形式だった)
ロードパル(みんなラッタッタと呼んでたよ…w)は狙い通りのヒット。
これを見ていたヤマハは、同じように名女優“八千草薫”をTV・CM起用した「パッソル」を翌1977年に発売。両足を揃えて乗れる“ステップスルー”を強調する決めゼリフ「私にも乗れます」で、主婦層のハートをガッチリつかんで大ヒット商品に。
ホンダは、せっかく開拓した市場をヤマハに浸食された。覇権奪還のため、満を持して投入した商品が1980年発売の初代「タクト」である。
そして、1980年は「HY戦争」と呼ばれる程、ホンダvsヤマハの熾烈なシェア争い賭けたバイク大量投入と乱売へ…(話が長くなりそうだから、これにて終了)
そういうワケで「タクト」は、1980~2002年まで代替わりしつつ販売されました。しかし、強化された排ガス規制により、“2stエンジン”と共に消滅しました。
今回、新世代“4stエンジン”搭載機として、昔の名前で出ています。(笑)
(^o^)/

Posted at 2015/01/17 16:30:53 | |
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