読売新聞(YOMIURI ONLINE)より。
最初に失礼ながら、この事件の詳細はリンク記事をお読みの上でお考え願います。
それと、はっきりさせておきたいのは、暴行・傷害容疑で逮捕された方を“擁護する気は全く御座いません”。当然の結果でしょう。
しかしながら、私がこの記事を読んで伝えたい論点は傷害事件ではありません。
『世の中には“バイクを目の敵のように感じる人”が少なからず存在する』 という現実への恐怖です。
記事を読んで明確に思い出した個人的体験が有ります。
あれは約30年前の20歳の時、夜9時過ぎに自宅から友人宅へひとりバイクを走らせていた時の忘れられない出来事。(バイクは Suzuki GSX400FS 初代インパルス)
友人宅へ向かうために市街地の県道を走っていた。この辺りは見通し良い1キロ程ある直線の中間点で、18メートル道路(往復4車線)左第1レーンを単独走行中。たまたま前後左右に他のクルマは居なくて信号待ちで停止。
アイドリングで停止中に次の交差点信号(約100メートル先)を見ていたら、中間点辺りの歩道縁石上に人が1人立ってるらしいのはぼんやり認識した。別段想うところなく青信号に変わったので発進させたが、次の交差点はまだ赤信号でゆっくり変速し、3速に掻き上げた頃先ほどの人影が少し動いた。「あれ? 急に道路渡るのかな?」と、少し警戒して注視していたら、縁石から道路側に向きながら左手側を大きく後ろに振りかぶったように見え、その先に何かバケツ状らしき物体も見えた。「!」
「何かへんだ。ヤバい!」咄嗟に加速で突っ切る判断をし、2速に叩き込んで半クラフル加速にした時は、もう人まで10メートルもなかった。(ほぼ同時に先の信号が青に変わった)
人が振りかぶった何かを振り回してるのと同時に、夜でも煙の尾を引く何かが空中に舞ったのが通過寸前で見えた。「パラパラパラ…」フルフェイスヘルメットシールドに何かが当たったがお構いなしに加速。どうにか全部を被るのは避けて通り過ぎられた。
なにがなんだか分からない恐怖で直線の終わりまで行って停止。バイク降りてバックミラーの鏡を見たらヘルメットもジャケット肩口もうっすら真っ白け。故意に狙って撒かれたのは “石灰” だったのだ・・・(※創作ではありません。体験した事実を記憶から書いています)
長くバイク乗ってると似たような体験談有るんじゃないかな?

Posted at 2015/04/10 07:16:12 | |
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