
※相変わらず偏った思い入れタップリ話なんで悪しからず…。
オイラは誰がなんつったって断然『鈴菌』である!(笑)
※『鈴菌』の意味は、“鈴菌とは”でググりゃすぐ判ります。とてもひと口では語れないし・・・
さて、簡単に今回のMotoGP茂木日本グランプリ決勝レース展開をザックリ述べると、スタートから勢いよく飛び出すレプソル・ホンダワークス車。
『ケイシー・ストーナー』選手、『ダニ・ペドロサ』選手、『アンドレア・ドビチオーゾ』選手の3台が逃げる。
追い掛ける一番のライバル、ヤマハワークス車『ホルへ・ロレンツォ』選手がなんとか食らいついて4位に。
同僚の『ベン・スピーズ』選手は、スタート直後の3コーナーで第一の波乱『ヴァレンティーノ・ロッシ』選手との接触からコースオフして最下位に…
5位には、サンカルロ・グレシーニチームなのに“実はホンダワークス車”の1台である『マルコ・シモンチェリ』選手がつける。
その後6位に、1台だけで孤軍奮闘するスズキワークス車。リズラブルーの“青い稲妻”(オイラ勝手に命名…笑)である『アルヴァロ・バウティスタ』選手がピタリとつけていた。
7位ドゥカティ・ワークス車の『ニッキー・ヘイデン』選手、8位にはムラッ気でハマると速い、LCRホンダ『トニ・エリアス』選手!
このとき事件は既に起きていた。
スタートシグナルランプが赤から消灯してスタートするまでは、“完全静止状態でなければイケナイ”が、ドビチオーゾ・シモンチェリ・クラッチロウの3選手は少し動いてしまい、ジャンプスタート(要はフライング)のペナルティとして強制ピットスルー義務が課せられた!
第二の事件は、2ラップ目のセカンドアンダーブリッジから抜けた直後に転倒した『へクター・バルべラ』選手が、勢いが落ちないままグラベルを滑走してフェンスにまで当たってしまったのが見えて、周りの観客がざわつく…
ヤバい動けない…、担架に乗せられ救助された。しばらく後、ドクターヘリのローターが回り出し離陸したので、かなりな怪我を負った事は判った…。
※その後宇都宮市内の病院へ搬送され、同じスペイン人同士のガデア選手(こちらのがかなり重傷)と相部屋に。
バルべラ選手は右鎖骨骨折と頭を強く打ち、脳震とうで一時意識が無く、転倒の瞬間はまったく覚えていないらしい…
更に事件は続く。トップを快走していたストーナー選手が、4ラップ目のダウンヒルストレート後半の路面ギャップでフロントタイヤが大きく左右に振られた。あれだけ振られるとブレーキキャリパーのブレーキパッドが戻ってしまう。案の定ストーナー選手はブレーキレバーを何度か握り直したが間に合わず、90度コーナーへのブレーキングが遅れてコースオフ!
転倒をまぬがれたのはサスガ。しかし、復帰したものの7位まで落ちた。
5ラップ目終わりに、1位ドビチオーゾ選手、4位シモンチェリ選手の2台が共にピットスルーペナルティの為ピットロードへ入った。
これでトップはペドロサ選手、2位は僅差でロレンツォ選手が追う。少し間隔は離れたが、なんとナント…!3位を走るのはバウティスタ選手のスズキだ!リズラブルーの青い稲妻号だよお客さん!!!
直後の4位はヘイデン選手、やや離れて5位にコースオフから復帰したストーナー選手が最速ラップでペースを上げている。
荒れた展開の“アヤ”だったとはいえ…、この場所に居たから現実に3位を走っているワケで…、予想外の事態にオイラ自身が混乱していた。
しかしこの“異常事態”は格別に嬉しくてねぇ~!(笑)
思わず込み上げてくる溢れる感情…(鈴菌にしか判らないイロイロな思いが交錯すんのよ…)を、敢えて抑えて努めて冷静になろうと思った程の出来事だった。
5位のストーナー選手はヘイデン選手に追いつき、10ラップ目のヘアピンコーナーでかわして4位に上がった。
逃げる3位バウティスタ選手、しかしながら“音”で判る歴然とした差があった。
レプソルホンダRC212V車のコーナー立ち上がり加速シフトを擬音で表すと…
バァーバァーバァー と、まったくと言ってよいほど音が途切れない。
対してスズキGSV‐Rは…
バォー ッ バォー ッ バォー と、シフトアップに“ッ”の間を確かに感じる。
コイツが最新のシームレス・シフト(正式な名称は知らない。DCTとは違う!)の実力って奴か…と、再認識させられた。
11ラップ目案の定ダウンヒルストレートであっという間に抜かれストーナー選手が前に出た。
それでもまだ4位だ。しかも、今季最多勝・最速男のストーナー選手を目の前に、あの開幕戦で大腿骨を骨折したバウティスタ選手が必死に追走している姿なんて!
一体全体誰が予想できたと言うのか。あ~胸熱!
走らないマシンに鞭を打ち続けたバウティスタ選手は遂に限界を超えた。
13ラップ目の終わり。セカンドアンダーブリッジを勢いよく抜け左へ倒し込んだ瞬間、フロントタイヤが内側に切れ込みマシンは転倒した・・・
オイラが観ている目の前でアウト側へと滑走するGSV‐Rとバウティスタ選手・・・(>_<)
幸いにも広いエリアをただ滑走しただけなので、バウティスタ選手に怪我が無さそうでホッとした。と同時に、鈴菌の日本グランプリもココで終わってしまった・・・(T_T)
あと少しだけマシンに速さがあれば…、そういう位置まで来ている。
現実は現実として、実にイイ夢が観られた。限界まで攻め続けたバウティスタ選手を称えたい。ありがとう!
そう思い直してスズキと共に前を向くオイラであった。
おしまい。(^-^)ノ~~

Posted at 2011/10/04 21:38:27 | |
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