前回のブログでオイラ自身が書いてますが、“レースは終わってみなければ何とも言えません”が図らずも実証されてしまった MotoGP オーストラリアグランプリでした。(^^ゞ
そもそもの発端は、開催地であるオーストラリア・フィリップ・アイランド・サーキットが、昨年全面的な舗装路面改修をした事に始まり、それ相応の想定をしてハードコンパウンドタイヤを持参して来たBRIDGESTONEタイヤの想定をも上回り、高グリップでリヤタイヤが想定外の高温になり、ヒート・ブリスター(過負荷からの発熱で高温になり、耐えきれずトレッドゴムが剥離・脱落する現象)を起こしてしまった。
フリープラクティス、予選と続く、“複数のライダーに起きた”ブリスター事象をタイヤメーカーとレース・ディレクションが重く受け止め、当初周回数 27 周を 26 周へ減らし、本来は二種類から選べるリヤ・タイヤコンパウンドもハードに限ると縛り、尚且つ14 周以上同一タイヤで走らないようピットイン交換を義務付ける協議となった。(前日までの話)
しかし、決勝当日朝のウォームアップ走行で、10 周超えた辺りでもブリスターが起こってしまい、急遽再協議の上、周回数を全 19 周までとし、 9 周目終了か、10 周目終了までには、全車が“フラッグ to フラッグ”ルールでスペアバイクに乗り換える事にして短縮レース開催が決まった。
決勝レースがスタートし、先頭を争う三者の内ダニ・ペドロサは 9 周終了時点でピットイン。続く 10 周終了時点で先頭のホルヘ・ロレンソがピット・ロードへ。しかし、直後で2位のマルク・マルケスはピットインせずホームストレートを通過してしまう…。
次の周でマルク・マルケスもピットインし、直ぐにマシン交換してピットアウト。しかし、ピットアウト・コースイン直後のマルク・マルケスと、ホームストレートを高速で突っ込んでくるホルヘ・ロレンソは、 1 コーナーで急接近してホルヘの左側と、マルケスの右側が接触! マルケスの右肘パッドらしきモノが宙を舞ったがお互い転倒は免れた。
その後、10 周終了までにピットへ入らなかったマルク・マルケスに対し、レースディレクションはホームストレートで黒旗とゼッケン93を掲示し、マルケスはピットに帰って失格となった…。
ざっくりなあらましデスが、何故マルケスがピットインしなかったかは、チーム自体が勘違いしてたから!(◎o◎)

Posted at 2013/10/21 22:19:23 | |
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