オイラのような80年代バイクブーム世代にとって、ツーリング用タンクバッグの代名詞は“コロナタンクバッグ”であり、常用・愛用者はすごく多かったでしょう。(当然オイラ自身も愛用だし、使わないけどまだ持ってる)
燃料タンクにゴムストラップで“ベース台座”を固定しておけば、バッグ本体とバックル4つ外すだけでラクに持ち歩けるし、再びセットするのもワンタッチ。これは画期的なアイデアだったと思います。
その後、他社製品で“マグネット吸着式”タンクバッグが便利だともてはやされ、続々と普及しました。
オイラ自身も簡便性からマグネット吸着タンクバッグを使用した時期が有ります。しかし、マグネット吸着にも弱点があった…。
例えば高速道路でぬえわキロ以上にもなると、風圧に負けて“マグネットが浮き上がってタンクバッグが空を飛ぶ!”
コレ、体験者にはよくわかると思いますが、結構簡単に飛ぶんですよね…。
特に燃料タンク左右の垂れカバーだけマグネット吸着で本体下面にマグネットが無いタイプだと、速度が上がるとぴらぴらはためいて来て、ある時瞬間的に“ブワッと空中に”舞います! (◎o◎)
空中に浮き上がったタンクバッグを“掴んで戻す”を何回もやらされたもんです…(笑)
マグネット式は他にも、軽量化マテリアルの進化によって、アルミニウム、樹脂、などの燃料タンクには吸着しないという問題も増えました。
そこで“温故知新”。いまでもストラップを回して固定するタイプの需要は確実に有り、生産中止状態だったコロナタンクバッグへも要望が多数寄せられたのでしょう。
コロナ社と言えば、オートバイ・モーターサイクリストの二大バイク誌の裏表紙あたりに、いかにも“職人気質で誠実な広告”を出していたのは思い出深いなあ! (^^ゝ

Posted at 2015/11/08 14:22:07 | |
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