ええっと、その頃、実家のもう一台の車は、何を隠そう
「トヨタコルサ4WDEXホワイトエクストラ(AL25)」(別に隠してないし、これも長げーよ)だったんですけど、
バブル時代を迎え、お袋のお友達がみーんなハイソカーにお乗換え!
これまで「アルト47万円」だ、「カローラ89万円だ」って感じだったのが、突然、あそこの家は「見返り美人(プレセア)」だ、こっちの家は「いつかはクラウンだ」、そっちの家は「スーパーホワイトのMKⅡだ」とそりゃあ豪華絢爛でして、我が家のコルサが小さく見えまーす!だったことに我慢できなかったんでしょう。
お袋はいきなり当時でたばかりの「R32スカイライン」を買うことを決意。
これまた当時のオイラには西部警察的な(R30)7TH(R31)的なシャコタン的(C110)な品位のない車というイメージが強く、なんでだ!って心の中で突っ込みましたけど、
たぶん
お袋の世代的にはケンメリは憧れ。丸いテールは憧れ。
なんやかんやでセールスマンに「GTE」を掴まされそうになり、高校生の息子(オイラ)がいると判った途端に「2ドアGTS-tタイプM、しかもAT」を押し付けられそうになり、その度にその気になるママン。。。。。
ちょっとまて!
日本人ならお茶漬けやろ!
スカイラインならNAのDOHCやろ!
スカイラインなら4枚やろ!
スカイラインならMTやろ!
・・・・いや、だから、東北人ですけど。
とこの時ばかりは大声で突っ込み、めでたく「R32スカイライン4ドアセダンGTS」をご購入と相成りました。色もオイラが選んだ超レア色、DH0(ブリティッシュグリーン系)でした。
この色は人生で3台しか見たことありません。
この車は最初の6年間でわずか3万キロしか走らないまま、R34スカイラインにお乗換え(!)ということで下取りに出されそうなところをオイラが奪還、オイラの愛車「コルサ4WDGXオイラスペシャル」を人質に回し、さらに5年間で10万キロ上乗せというすごい距離の積み上げ方を持つ車となりました。
・・・家の車と自分の車歴が重なるのはややこしいですねwww
これは本気で一生乗り続ける気満々だったんです。
これは本当にベストバイな車でした。
オイラが買ったわけじゃないですけど。
NAのRB20DEはストレート6DOHCの素性の良さをいかんなく発揮。
どこまでもまわりそうな気持ちのいい吹き上がり。
マルチリンクサスの安定した素晴らしい乗り味。
首都高4号線のタイトな連続カーブをスパッとレーンチェンジできる爽快感。
ターボやらHICASやら余計な装備のない軽快な走り。
燃費も10キロ/L台の好成績。
RB20DEは最高傑作です。永遠です。55番です。
就職先の東京へ引き上げて以来、西へ東へ遠出に次ぐ遠出。
このころ付き合い始めた家内の実家がある関西と東京を何往復したことか。
生まれたての長女のために大きなベビーシートを買ってきて、狭いリアシートに押し込み、
野菜やら着替えやらトランクにもリアシートにも満載で実家を行ったり来たり。
仕事の出張にも、鉄道を使わずあえてスカイラインをお供に。
しかし、しかしです。
当初距離が出ていなかったため、本来新車卸したてで出てくるべきマイナーなトラブルが引き継いだ後に一気に噴き出してきて、今頃そんな修理をしなきゃならんのかよ。。。。状態。
それでも一生乗るために、サスペンションもブレーキもオーバーホールしたし、当時流行ったR32GT-Rのリフレッシュ作業と同じメニューをプリンスに発注しようと計画したり。
しかし、そのうち過走行になると今度は本物の故障が連発して大がかりな修理の連続で手におえない状態に。
廃車にした後も暫くガレージで眠らせていたんですが、事情があって一度手放すことに。
何時の日かまた手元に戻そうという決心とともに。
あ、ちなみにR34は全然興味わきませんでした。図体デカいのはスカイラインじゃないです。
同じ理由で新しいスカイラインには興味ありません。
5ナンバー枠の中で如何に充実した足るを知る贅沢。
あのきびきびした走りが何気にできる、それがオイラのスカイラインです。
Posted at 2013/05/16 21:59:20 | |
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