
今回も長文です。
金曜日(7月31日)にバスの練習に行ってきました。練習1回目の記事にも書いたとおり幕張(千葉県)の試験車両はいすゞエルガなので、あいていれば試験車両と同じ車で練習させてくださいと事前に言ってありました。写真の一番左に写っている車です。が、用意されていたのは1回目の時と同じふそうエアロスター。軽快な6D22のサウンドが聞けるという意味ではそれはそれでいいのですが、やはり窓やミラーから見える景色が違うとハンドルを切るタイミングが変わったりするのではという心配があります。一番の問題は左側の視界。エアロスターは小○急を引退した車そのものなので前扉があります。しかし試験車両はいわゆる教習者仕様なので前扉がありません。前扉の有無で左側の視界が大きく異なると思います。特に三角の鋭角(左回り)通過時の際には前扉から見える景色が見えないとなると不安です・・・。あいているなら使わせて欲しかった・・・。まあ、いいか、気を取り直して2時間の練習です。
ここで余談ですが写真に写っているトラックたち。休み時間にキャブ下を覗いたらスーパーグレート(ふそう)は排気管が片側しかないので直6、ギガ(いすゞ)は左右から排気管が出ていたのでV10。ふそうがV8だったら8DCもしくは8MのV8サウンドを聞くべく大型二種と関係なくトラックの練習をしようかとも思ったけどふそうは直6なのか、残念。ま、それは置いといて。
さて、前回の練習の日は暑かったせいか、11mの路線バスに2人(私と教官)しか乗らないのに教習前から冷房をガンガン効かせてくれたため、ガラス張りの温室みたいなバスを冷やすために地球温暖化にかなり貢献した上にエンジンをかけるという大事な練習をしませんでした。で、今回はエンジンをかけるところから。ネット上にいろいろ出ている大型二種取得記などを読むと必ず書かれているのですが、バスのエンジンをかけるための第1段階は「メインスイッチ」を入れること。乗用車ではキーを挿して(キーレスで無い場合)そのまま捻ればエンジンがかかりますが、バスはその前に電源の元栓みたいなスイッチを入れます。これをやらないとエンジンがかからないのです。
試験開始時は、前の受験者が駐車時の措置として発着場でギアをリバースに入れる事になっていると思うですが、リバースに入れたギアをニュートラルにするのはメインスイッチを入れる前なのか、後なのか・・・?フィンガーコントロールトランスミッション(長いので以下FCT)はただ単に電気信号を送っているだけなので、メインスイッチを入れる前にこれを勝手にNの位置にしても大丈夫なのだろうかという素人的な不安がありましたが、結論としてはどうでもいい(どっちでもいい)らしいです。普通にクラッチ踏んでレバーをNにすればよいとの事。
さて、エンジンをかけようとしてふと気がついたのが、ディーゼルといえばグローランプが消えるのを待ってからというのが常識かと思っていましたが、グローランプが無い。切れていたのか、最近は(といっても10年以上前の車ですが)無くてもいいのか、練習と関係ないけどちょっとした疑問です。計器盤にあるFCTのインジケーターにひびが入っていて表示されていなかったくらいなので、玉切れでもしていたのだろうか。たぶんそうだろう。
練習内容は場内の課題を一通り。前回の練習からちょうど2週間開いてしまったのでもう忘れてしまったかもという不安がありましたが、意外にも感覚を覚えているもので、外周は前回よりも格段にスムーズに。教官にも「前回よりもだいぶいい」と言ってもらえました。
縦列駐車はまあまあ。でも駐車する時に左ウインカーを出し忘れ。またどれだけ前に出すかが判りにくい。路肩灯が駐車枠の隅切りの前方45度位の場所が基本らしいが、縁石からの距離(基本は1mくらい)が離れ気味のときはもっと前に出さないといけないし。難しい。方向転換もそうだが、結局は路肩灯を隅切りの角に徐々に寄せていって、そこを通過するところで一気にハンドルを切っていく感じだったろうか。枠に入った後の後方50センチ止めは何となく出来ているが、「何となく」で試験場でも通用するのか。試験車両と練習車の後方窓の形、景色の見え方の違いは・・・?こういった感覚を試験車両と同じ車で試したかった訳ですが・・・。
方向転換も何となく出来ているような気がするのだが、何となくでいいのか?教官が「はい、切って~」といってくれるから出来ているだけでは。結局、車両感覚がまだつかめていないのだろうか。ミラーは凸面鏡で足元(地面)まで良く見えるので注意していれば脱輪は防げるが、結局は最初にどこに止めるかがしっかりしていないとどうしようもなくなるだろうし。やはり最初にどこまで前に出すのか、この辺がアバウトだった気がする。方向転換の枠の中に入れてから車体をまっすぐにする時、ハンドルを何回まわすとタイヤが真っ直ぐになるのか、ハンドルがたくさん回るので判りにくい。ここかなと思ったところで超低速で後退したとき真っ直ぐ進んでいればハンドルも真っ直ぐという、なんとも賭けみたいな状態。でもこれはミラーで見るなり窓から顔を出すなりしてタイヤの角度を確認すればよいか。
出る時にはFOHを使ってかなり前に出て行かないと脱輪の恐れあり。要注意。この箇所では幕張は縁石ではなく白線が引かれておりこれを踏んではいけないとの事。
鋭角は、フロントオーバーハング(以下FOH)の感覚がまだ自信が無い。フロントタイヤを背中に背負っている感じと言われたが。一度あえて接輪させたらわかるかも。右進入の速度が少し速いことが多いので、意識して速度を落とすようにしなければ。またアンダーミラーを使うということを意識するように。
右折は交差点マークにFOHがかかるように、しかし踏まないこと。少し内側を通ることが多いので注意。
左折は、ハンドルを切るタイミングは何となくつかめてきたが、切り込みすぎる傾向があり。もっとゆっくり。特に始めはゆっくり。でも意識しすぎると今度は大回りに。後輪が外側線に沿って気持ちよくまわったのは正直1回でした。大丈夫か?
目標物への停止は相変わらず苦手。練習開始前に前バンパーから中扉まで歩測で約6mであることから、目標物の前方6mくらいのところに前をあわせて停止すればよいと作戦を立てていたのだが、そもそも惰力で6m進めてそこにぴたっと止める技術が無かった・・・。前回の練習で言われた目標物と路側灯ともうひとつで三角形となるのはフロントフェンダーの後ろ側。でもミラーだけで合わせるのは難しい。
今思い出したが、運転席に座ったら、左側の仕切りのバーを下ろすこと。(練習車には無いが試験車両にはあるらしい)
まとめ。
ブレーキ操作はもっと手前からじわーとゆっくり減速する必要あり。前回よりは柔らかく止められるようにはなってきたと思うのだが、そもそもブレーキングポイントが遅いということか。ペダルに足を乗せて、そ~ッと踏み込んでいって実際に効き始めるまでの空走距離がものすごく長い。これを何とかしなければ。ただ、前回は気が付かなかったが効き始めてからわずかに抜くとググッとこないということがわかった気がする。ペダルに足を乗せる位置はかなり上のほうが楽。でも上過ぎて計器盤の下の何かに靴が当たることがあった。ほどほどに。
あとは目配せ。ハンドル捌きよりも目配せのほうが忙しいし気を使う。特にリアオーバーハングは忘れがち。操作は無意識に出来て当たり前、目配せが余裕をもってしっかり出来るようにならないとダメだということだろうか。発車前の車内確認も忘れずに。動き出す前に確認。当たり前だけどまだ出来ていない。動いてから見てることが多いかも。普段の運転でも心がけるようにして頭を慣らさないと。教官からは、もっと目配せが出来るようになったら路上に出ましょうと言われた。つまりここがまだ甘いということ。
また今回は左ミラーが場内の信号柱ときわどかったことが2回。場内の案内番号札みたいなものとフロントバンパー右の角がきわどかったことが1回。あやしそうだったので手前で止まり、後退も必要なくかわせたが、ちょっと危なかった。試験だったら助手席でブレーキ踏まれるだろう。
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大型二種 | クルマ
Posted at
2009/08/03 01:54:11