
9月末に試験場で大型二種の実技試験に合格していたですが、取得時講習というものを受講してその終了証明書がないと免許証がもらえないので、そろそろいい加減行かないとと思って行く事にしました。
(行って来たのは1月30日です)
で、相変わらずけっこう長文です。
向かった先は、いくつか指定された教習所のなかで自宅に最も近い(財)千葉県自動車練習所(という名前の教習所)。ここはその昔、県の運転免許試験場そのものだったところらしい。コースはかなり広く、建物は相当ぼろい。
1日目の内容は応急救護措置6時間と、なぜか夜間の運転方法1時間がセットになっていた。
事前に連絡した時に朝9時から夜7時までかかると言われ、何でそんなに長いのかと思っていたのだが、ほんとに夜7時までかかった。
それは朝9時から10時がシミュレーターによる夜間の運転方法(危険予測運転)で、その後13時からの講義まで空き時間になっているから。で、13時から19時までの6時間が応急救護措置。
(空き時間に車で20分の自宅に戻り、新聞読んで洗濯して昼食とってきましたわ)
夜間の運転方法は、タクシーの運転手になったつもりで夜の道を客の指示(次の交差点を右に曲がれだとか)に従って走行するというもの。で、その内容がものすごく意地悪。ありえないようなタイミングと場所で人や自転車が飛び出してくるなど、ヒヤッとする場面がふんだんに盛り込まれている。しかも電車でGOみたいに急ブレーキをかけたり事故になりそうになったりすると乗客(女性)がわざとらしく「キャー」と言ったりもする。
しかしそのようなヒヤッとする場面は実際の交通事故の例をもとにしたものであり、こういうこともあるからとにかく夜間はより慎重に運転する必要がありますよというのが講義の締めくくり。
ドライビングシミュレーターは、三菱DS-6000というもので、実車とは少し感覚が異なるもののハンドルやブレーキなどのパーツ自体は本物。三菱車の何かがモデルとなっているらしく、前照灯のハイ・ロー切り替えが三菱方式(=手前に引くとハイビーム、もう一度手前に引くとロービームに戻る)で、良くあるような手前がローで奥がハイではないことと、画面ですれ違う車が時々すごくディアマンテっぽかったりデリカっぽかったりするのが面白い。
ちなみにシミュレーターは1台1500万円だそうで、酔いそうになったら汚す前に教えてくれと。1500万円だったらバスが買えそうですねと言ったら大型二種の試験車両はもうちょっと高くて2000万円だそうで。
シミュレーターでは幸いにも事故を起こさなかったが、夜の道路は危険がいっぱいという講義を受けた後だけに、車を運転して帰宅する時はそこらじゅう罠だらけのような気がして(実際にそう思いながら運転する必要があるわけですが)必然的にいつも以上に慎重になってしまう。
午後からの応急救護措置は、負傷者を発見した場合に意識や呼吸の有無による対処法の違いや心肺蘇生の実技、三角巾を使った手当て、負傷者の動かし方など、かなり実践的な内容。これは交通事故の時に限らず日常生活にも使えるので知っておいて損は無い。
意識不明、心肺停止の負傷者を発見した場合に119番通報やAEDを探すのは他人に頼んで、自分は心肺蘇生を速やかに行うこと(電話してる間に時間はどんどん過ぎていく=生存率が下がっていく)、三角巾の結び目はほどくのではなくて外す(ことができるように本結びで結ぶ)というのが個人的には印象に残っている。
講義で使用したテキストは備品であるためもらえず、終了後に購入してみた。525円と安かったし。(講習料高いんだから欲しかったなあ)
講師のかたが言っていたが、講習を受けたその日はまだ手順などを覚えているものの日にちが経つとどうしても忘れてしまうので、時々消防や日赤で行われる講習会などに参加するとよいとのこと。確かにそのとおりだと思った。
さて、2日目の講習は実車によるディスカッションが待っている。ネット上での情報によると、千葉県自動車練習所で行われるこの講義は実際の路上を複数人で交代しながらバスを運転し、気になった点などをお互いに指摘しあうというハードなものらしい。どんなダメ出しを食らうことやら・・・。
実技試験以来バスを運転していない(ある意味当然ですが)。久しぶりにバスを運転するのは楽しみであるが感覚を忘れていないか少々不安でもある。とりあえずの目標は事故を起こさないこと、縁石に乗り上げないこと(目標低すぎ?)。2日目の講習が行われる2月2日の天気がちょっと気がかりなところ。
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大型二種 | クルマ
Posted at
2010/01/31 01:27:37