
1回目ということで車両に慣れることを目標にリラックスして受験に望んできました。相変わらず長文です。なお、写真は携帯での撮影のためかなり不鮮明です。すみません。
今回は2コース。試験官はソフトな感じのおじいさん(といってもまだ現役の警察職員でしょうけど)。
運転席に乗り込むと、「荷物は後ろ(キャブ後方の寝台スペース)においてください。準備が出来たら発進してください。どうぞゆっくり準備してください。」という親切なお言葉。職場から直行したので背広を着ていたわけですが、乗り込む前に脱ぐか乗ってから脱ぐか迷いつつ乗ってしまいましたが運転席でゆっくり脱ぐことが出来ました。
乗り込み時はドアを開ける前に後方確認し、ドアを閉めるときも後方確認しながら(これは必要ないかも)丁寧かつ確実に。ドアを閉めたらドアロック。シート位置を合わせルームミラーの調整。ルームミラーはわざとずらしたような感じで明後日の方を向いていたのでトレーラー後端部が中央に映るように合わせ、Rに入っているギアをNにしてクラッチを踏んだままキーををオンへ。グローランプの消灯を確認してエンジンスタート。ここで一つやってしまったのがブレーキペダルの踏み忘れ。エンジンをかけた後にあっと思いブレーキを踏んではみたものの減点かなあ。まあやってしまったことは忘れて、二種のつもりで入念に安全確認しつつ右合図を出し、ギアを入れて発車しますと宣言し、駐車ブレーキを解除しクラッチを上げていくが車が進まない。ん?と思い計器盤を見ても駐車ブレーキは解除されているし、恐る恐るクラッチをあげ続けていくとようやく動き出す。試験車両は相当にクラッチのミートポイントが浅い!
ギアの入りは渋くも無く特に問題は無し。ところがブレーキの操作性は酷すぎ。カチッというブレーキランプ点灯の音が聞こえても制動が立ち上がらず惰性で進んでしまい、そこからほんのわずかに踏み込んだら今度はガツンと急激に食い付いてくるというどうしようもないブレーキ。これは猛烈に扱いにくい。何が困るって、ピンポイントで止められないこと。一時停止の停止線にあわせにくいし、方向変換のバック開始位置にぴったり止めにくいのも困る。
さて、一つ目の課題は方向変換。2コースは左バック。昼休み時間に許されたコースの下見で事前に確認したところ、方向変換の場所はポケット前の通路幅がやや狭く、ポケットも浅い印象。ちょっと苦労しそうな印象を受けましたがその予想通りに。
バック開始後、左ミラーでトレーラーの脚とトレーラー荷台の下に見えるトレーラー右後輪との位置関係を見ていくわけですが、ミラーステーの剛性が足りなすぎて鏡面がブルブル震えて大変見づらい。なんていう車なんだ。まあ文句を言ってもしょうがないので我慢しつつバックしてくと、トレーラーが試験車両と練習車両とでは違うため、トレーラーの脚と右タイヤの位置関係によって出来る見え方が違うので、ハンドルを切るタイミングが練習で覚えたタイミングが使えない。仕方が無いので勘で勝負したところやや折れすぎてしまい、左フルステアでヘッドを起こしにかかったら今度は右前輪が縁石に接触しそうになり、ハンドルを戻したら当然のことながら余計に折れていく。しかもポケットの左側に寄った場所で折れすぎているのでそれ以上の小細工は効かないとあきらめて「一旦前へ出します」と宣言し、スタートポイントへ戻す。
2回目(やり直し)は1回目の反省を踏まえ、とにかく折れすぎないように注意し早めにヘッドを起こしはじめ、足りなければもう少し折るという調整をしながらほぼ中央に大体真っ直ぐ入る。車体を一直線にするため微調整をし、出来たと思ったところで駐車ブレーキをかけブレーキを踏んだまま「出来ました」と宣言すると、「はい、いいでしょう、右に出てください。」との指示があり、方向変換はクリア、ひと安心。
その後は外周の指定速度40キロ。回さなくても力強い6気筒ターボに物を言わせて調子に乗ってどんどんシフトアップしていったら空荷のトレーラーはぐんぐんスピードに乗りメーターは45キロを超えるくらいに・・・。あっと思ってアクセルオフ。減点かなあ。
その後右左折を経て踏み切りへ。踏み切りは左折で入る緩やかな屈曲の中にあり、ちょっと厄介。しっかり位置取りしないとうっかり逆行をとられそうなレイアウトだが無難にクリア。
最後にS字。この入り口でまたもや失敗。左折のタイミングが微妙に早かったのか、左後輪が縁石に接輪しそうに。ここで強引に行くと検定中止になるので、やむなく「左後輪が危ないので一旦バックします」と宣言し、なんとS字の入り口でバック。まぐれでうまい具合に車両ををまっすな状態まで戻すことが出来たのでS字への進入をやり直す。先ほどより心持ち前に出たところでハンドルを切り始め、右前輪も左後輪もぎりぎりだったが通過。S字内は問題なく通過し、出口でも反対車線に右前輪がはみ出ることもなくクリア。
その後は見通しの悪い交差点と障害物をクリアし、苦労しつつも強制終了にはならずに発着場へ帰還。駐車ブレーキをかけてエンジンを切り、ギアをRに。さて何を言われるのかと待っていたら、試験官の口から「まだ試験は終わっていません。最後までやってください。」というお馴染みの独特の言い回しが。荷物を持ち後方確認をしてドアロックを外し、ゆっくり数センチ開いたところで一旦止め、再度後方確認をしてドアを開けて降りる。車両後方を回ったところで助手席のドアが開き、試験官から免許証だけを渡され「待合室で待っていてください。」との優しいお言葉。
なんとまさかの一発合格してしまいました。ということでけん引一種への挑戦はこれにて終了です。
が、あまりにもあっさりと試験場ライフが終わってしまうのはちょっと寂しいので、感覚を覚えているうちに(これこそどこで必要なのかかなり微妙な)けん引二種への挑戦がスタートです。もちろん出来たてほやほやの新しい免許証を手にそのまま技能試験予約窓口にいって二種の技能試験の予約をしてきました^^。
追記:
このブログで書ききれなかった試験車両の特徴や、次回けん引二種の試験に向けた今回の反省点などを後日アップしようと考えています。
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けん引一種 | クルマ
Posted at
2010/10/23 00:45:18