
前回のブログで、けん引一種受験時の反省などを記事にしましたが、それを活かして早速けん引二種の受験をしてきました。
・・・改め、もう実はかなり前(11月1日)に受験していました。
方向変換は1回やり直し、トレーラーを直線に整えた後に出ていくときも1回切り返し、またS字も進入はうまくいったものの出口で一度後退するなど、自分としてはちょっと今ひとつな内容だったものの、結果は一発合格でした。
ここから先は当日の様子です。例によってわかりにくい文章で、しかも長文です。すみません。
この日の適性検査(視力検査)担当は大型二種合格時の試験官。「合格したらいいけれど、もし不合格だったら6ヶ月間有効だから気をつけてください」という説明がありました。受験前に縁起でもないこと言わないで欲しいなあと思いましたが、説明すべきことはきちんと説明するという公務員の鏡かもしれません。まあ、大型二種合格時の試験官に検査してもらえたという験を担いでいざ試験へ。
コースは2コース。けん引一種と同じで方向変換は左バック。前回(けん引一種)の時の反省を生かしながらやればいいわけでちょっとラッキー。
まずは方向変換。一種受験時ははじめのポジション取りでちょっと縁石から離れすぎたので、左エプロン境界から数センチ離れたところに停止。前方への進み具合もOK。さてバック開始後いい具合にポケットに入っていくが、なんだかうまくいきそうだと安心していたらヘッドを起こすタイミングが遅れ、ポケット左側で折れすぎでどうにもならなくなって始めの位置からのやり直しを決意。「一旦前に出します」と宣言して始めの位置に。
二回目はとにかく折れすぎないようにということを意識しすぎて早めに起こし始めたら右フロントが厳しくなり、それを気にしていたら今度はポケット右側にかなり寄ってしまいそうな雰囲気。しかしとりあえずポケットに真っ直ぐ入れることは可能だと思えたのでそのまま入れ、真っ直ぐにしたところで完了を報告。「いいでしょう、では右に出てください。」との指示。
が、止まっているのはポケット右側のエプロン境界付近。相当右側にいるので、一発で出られるわけはないのでとりあえず左に大きく振りながら前方通路縁石にぶつかる手前まで前進し、ちょこっとバックして左前輪が縁石ギリギリくらいを通る感覚でトレーラー右後輪もギリギリでなんとか脱出。切り返しは3回以内だからスムーズではないけど大丈夫なはず。
一時停止と指定速度、交差点の右左折と踏切を通過し、次の課題はS字。
一種受験時は入口で切り返しをしたので、今回は意識して左へ寄せすぎないようにし、ギリギリ右前が通過するくらいに前に出てから左に切っていたところ問題なく入れた。
が、そこで安心してしまったのか、左への寄せが足りなかったのか、前半の右カーブでは右後輪がギリギリ、後半の左カーブでは左後輪がギリギリ。それぞれヘッド端部が縁石外側を通過するくらいに外側に寄せていたつもりだがわずかな集中力の低下があったのかもしれない。ともあれ接輪せずにS字内は通過できたが、出口で左折するために右に寄せるも全体としてやや左に寄りすぎている感じが。
ヘッドをやや右に向けながら大きく前に出て左折したものの、左後輪が出口縁石に接輪しそうに。そのまま進むとトレーラー左後輪が接輪するか、それを避けてヘッドの右タイヤが反対車線に飛び出す(逆走)かというどちらもダメな選択になりそうだったので、S字出口でまさかの「一旦下がります」宣言をして、とりあえず左にハンドルを切ったままバックでS字に入っていく感じで後退。数メートル(どの程度かは覚えていないですが1~2メートルくらいでしょうか)下がってヘッド右前輪を中央線に沿わすように外へ外へと逃がしながら恐る恐る進むとギリギリで左後輪が通過。試験官は逆走になっていないか、接輪していないかミラーを凝視していたが、大丈夫だっただろうか。ちょっと不安がよぎる。
その後、見通しの悪い交差点を通過し、障害物をよけ発着場へ帰還。一応完走したものの今回はあまり上手くなかったなあと思っていたが、不合格の場合は発着場へ帰還したタイミングで「はい、エンジン切ってくださ~い。」という指示があるのだが、試験官は何も言わずに黙っているのでエンジンを切ってリバースに入れ駐車ブレーキをかける。
すると、「はい、じゃあこっちに回ってきてください」というやさしいお言葉が。シートベルトを外し、荷物を持ち後方確認をしながらそっとドアを開け車を降り、助手席側に回るとドアが開き、「はい、いいんじゃないですか。大分練習されたんですか?じゃあ待合室で待っていてください。」
合格でした。
試験官との会話
このときの試験官は大型二種受験時に不合格にされた試験官で私ははっきり覚えていました。試験前の説明の時に、「あ、この試験官は大型二種のときに落とされた人だ、今日も落とされるかなあ」と思いましたが、それは杞憂でした。そんな試験官との会話です。
試「前に受験したことある?」
私「1年くらい前に大型二種の時に不合格だったときにお世話になりました。」
試「そうだよねえ、どっかで見たことある顔だと思ってたんだよ。不合格でお世話になったっていうのもなんだか可笑しいなあ。なんかきついこと言われた?」
私「まだ操作になれていないところもありまして、毎回確実に出来るようにと指摘されました。仰るとおりでした。」(たしか、操作にすごく余裕があるときと遅れ気味なときがあるのと、目標物への停止(街路灯などをバス停に見立てて停止する課題)の路端への寄せ具合が一定でないので毎回同じように出来るようにというアドバイスでした。)
試「ほう、そうだったのか。」
1年前の受験者のことを覚えているのかと思うとちょっとびっくりでした。
ということで、けん引一種、二種とも一発合格してしまったので、試験場通いはあっけなく終了です。自動二輪と大型特殊が残っているのではありますが、バイクに乗る予定もないし、ホイールローダーにも乗る予定もないので(それ以前にけん引二種の車両に乗る予定も限りなくありませんが)、試験場での免許取得はたぶん終わりです。
なんとなく軽い燃え尽き症候群です。
最後の写真は試験場から見える幕張のビル群です。次にこの風景を見ることは当分無いだろうと思い、記念に撮っておきました。受験した日は前日の雨が朝まで残り、昼過ぎまでどんよりとした曇り空でしたが、午後の試験が始まる頃から雲が切れ始め、合格見込みを言い渡されて待合室で待っているときにはパアッと日が差してきました。なんとも心が晴れ渡るような気分でした。
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けん引二種 | クルマ
Posted at
2010/11/25 23:39:13