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2009年07月26日 イイね!

新型プリウスの試乗

新型プリウスの試乗ようやく叶った新型プリウスの試乗。以前、キャンペーン期間中にディーラーを訪れた際には試乗待ちのお客さんが何人もいて、1時間以上待つこととなるので景品だけもらって帰ってきましたが(買う気は無いので本気で来ている人を邪魔しないように)、今回はちょうど店に試乗車があったので、いつもお世話になっているセールスマン氏に頼んで早速試乗です。初代、2代目も乗ったことがなかったので、これがハイブリッド初体験です。

素人が勝手に感じたことを記録代わりに書いているので専門的でも無いですし、他の多くの方々と違う印象のこともあるかもしれません。また、短い時間ですべての機能を試すことは出来ないこと、無意識のうちに今乗っているコロナとの比較している部分があることなどをご容赦ください。

グレード:Gツーリング
試乗コースは渋滞路~時速60キロ超くらい。平坦路、ゆるい下り坂、ちょっときつい上り坂(きついカーブあり)、路面は割りと滑らかなところが多い状況。要するにまち乗りです。
天気:晴れ、気温は30度近くあったでしょうか。

いわゆるキーレスエントリーで、キーを捻らずにボタンを押してエンジンスタート、というよりシステム起動。走行用バッテリーの残量が少ないためエンジンが始動。エンジン音はかなり小さい。システムスタートと同時にエアコンが全開で作動し始めたためエンジンの音はあまり聞こえない。ハンドルは扁平で小型。ずいぶん径が小さいなあと思ったが、運転中は何とも思わなかった。
頭上空間が無いわけではなく、室内幅もそれなりにあるのだが、サイドの窓枠の位置が高いのか、またフロントウィンドウの天地方向が狭いのか(窓の面積そのものは大きいのだがAピラーがあまりにも寝ているのでそう感じるのだろうか)、またルームミラーを通じて見える景色が狭いのか、何となく閉所感が付きまとう。

シフトノブは短くて、いちいちデフォルト位置に戻る操作感触が面白いが、これのためにフロアコンソールを盛り上げて車内を狭くしたりしないでインパネに配置しても良いのではないか、どうせしょっちゅう触るものでもないのだから。ノブなんかやめていっそのことインパネにボタンでも並べておけば充分かもしれない。電気信号を送るだけなんだから。

いきなりびっくりしたのはクリープがあること。MTでないのだから(CVTだそうです)あってもまあ不思議ではないが、走行用バッテリーが充電されている状態ではエンジンがかかっていないのだから当然クリープも無いものだと勝手に信じていたのだが、同乗のセールス氏に聞いてみるとモーターによってわざとクリープ状態を作っているとの事。要するに音も無く勝手に動き出すということですか!

出足は思ったより力強くない(ノーマルモードの場合)。停止状態からの始動時に大きなトルクを発生する電気モーターを積んでいるからにはググッと力強い出足を見せてくれるだろうと期待してそろ~りとアクセルを踏んだらとろ~りとしか動かなかった。少し踏み込んでみたらそれなりに加速はするが相変わらずまどろっこしい感じ。踏んだ量に比例して力強さが出てきてくれない印象。セールス氏が同乗のため床踏みはしなかったが、床踏みしたらそれなりにダッシュしてくれるのだろうか。
上り坂でも、踏んだ分だけリニアにトルクが出てくるという感覚に乏しい。比較とする対象が悪いが、同じ道で試乗させてもらったマークXとは雲泥の差。
モニターでは走行状態に応じてエンジンの出力が発電に使われたり走行に使われたりするのがよく判るのだが、エンジン音があまり聞こえないしタコメーターも無いのでエンジンがどのくらいがんばって回っているのかよく分からない。まあそんなこと知らなくていいのかもしれないが。

アクセルオフで回生ブレーキが働くと思われるのだが(違っていたらごめんなさい)、これが期待するほどの減速力が得られない。

ハンドリングは可もなく不可もなく。まち乗りレベルでは特に不快な点は無し(私がトヨタ車のハンドリングに慣れすぎているせいもありましょうが)。むしろ今乗っているコロナよりしゃきっとしている。(コロナ大丈夫か?)まあこれはタイヤのせいもあるかもしれない(プリウスは扁平率45%の17インチ。コロナは扁平率70%の14インチ)。
乗降性を考慮してか上下に少しつぶれた扁平なハンドルを目にした時は「んん?」と思ったが、走り出したら特に違和感は感じない。

巷ではブレーキの扱いについて酷評されているが、確かに扱いにくい面がある。踏み始めは反力があまり無いままストロークが増えていき、あるところで急に制動力が立ち上がるような感じがあり、意図せずにグッと効いてしまうことがある。かなり手前からそ~と踏み込んでいけばまあ大丈夫だろうか。しかし、いつでも相当余裕を持ってブレーキ操作を出来るかといったらそうでもないはず。信号のタイミングによっては少し強めの制動が求められることもあろうし、渋滞中の首都高の合流地点などでは微妙な速度調整が必要だし、やはりペダル操作に相応して期待する制動力が得られるようなものでないと不意に急ブレーキになってしまったりしてかえって危ないかもしれない。セールス氏もここは気にしており、アクセルもブレーキもとにかく操作をじわ~とゆっくりやっていただくと滑らかです、だそうです(当たり前じゃないか。「でもそれが出来ない人が多いんです」というニュアンスが感じられました)。
停止間際も問題。停止状態でクリープを作るためか律儀にも停止間際にクリープの作動が入るようで、そろそろ止まりそうだという時に後ろから押し出される。試乗中10回ほど停止する機会があったが、ショック無く滑らかに止まれたのは2,3回。クリープの作動が入りそうな極低速域が難しい。
考えようによってはこれがうまく出来て初めてプリウスマスターと呼べるかもしれないが、そんなことに気を使いたくない人には我慢できない点かもしれない。
同乗のセールス氏には、「クリープを作ろうとするからこうなるんだ。クリープが無くても後ろに下がらないようにすれば良いのではないか」と提案(もちろん柔らかな口調でです)。坂道発進補助装置(停止時には駐車ブレーキが自動でかかり、発進と同時に自動で解除する装置)があればクリープは必要ないし、またどうしてもクリープをつけたいのなら完全停止後にブレーキペダルの戻しを検知してからでいいのではないのでしょうか。電気仕掛けなんだから出来るでしょ、どうでしょうトヨタさん。(と、ここまで書いてカタログを見たら、「ヒルスタートアシストコントロール」という名の坂道発進補助装置がついているではないですか!

でもって、このあいだ二種の練習で乗ってきたふそうエアロスター(大型の路線バスです)のほうが、よっぽどブレーキ操作がナーバスでした・・・。関係ないですけど。

なんとなくまとめ。
あまりに普通だったので拍子抜けした。だけどやっぱりちょっと違う。
これだけ普通の車に近いと「おれはハイブリッドに乗っている」というある種の優越感みたいなものはもはや感じにくい。気難しい機械の特性を良く知ったものだけが気持ちよく運転できるというような、いわばマニアックな感じはない。

さいごにおまけ
試乗してきたのは2週間前でしたが、夏風邪でダウンして寝込んだりほかに色々やることがあってりしてようやくアップしました。
Posted at 2009/07/26 00:22:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | しろうと試乗記 | クルマ

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物心ついたときから車が好きでした。トラック、バスも好きです。必要もないのに、県の試験場で大型一種、大型二種ほかを取得しました。 試験場での取得記録です...
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