
ついこの間スタッドレスから替えた夏タイヤ(ミシュランエナジーXM1)の残り溝がだいぶ少なくなっていること、さらに今更ながら右フロントに付けた1本が表裏間違えて組みつけられていたことに気が付いたこともあり、この際だからと遠出を前に夏タイヤの履き替えに踏み切りました。銘柄はミシュランのエナジーセイバー、今流行のいわゆるエコタイヤです。
今のところミシュラン派の私としては他のメーカーは考えておりませんでしたので、近所の超自動後退におけるコロナプレミオへの現実的な選択肢としてはエナジーセイバーかXM1かのどちらかだったわけです。
XM1はデビューしてから年数が経っており、早く売り切ってしまいたいのかかなり安めの価格設定でそれはそれで魅力的だったのですが、せっかくですので今までとは違う新しい物を試そうとエナジーセイバーを選びました。
コロナプレミオのタイヤサイズ(標準)は175-70 14インチです。値段は1本11,200円ですがセール中のためか10%オフ。これに工賃と廃タイヤの処分、ゴムバルブの交換を含め、総額46,520円也。タイヤサイズが小さいとベーシックなタイヤなら4本で5万円以内くらいに収まるところがありがたいです。
さて、エナジーセイバー、外観はいたって普通です。今まで履いていたXM1との違いは、トレッド面の幅が細く感じられることです。XM1は処分してしまったので今となっては測定して比較することは出来ませんが、同じ175サイズなのに見た目でわかるくらい細く感じます。また、XM1のショルダー部は丸くラウンドしていましたがエナジーセイバーのショルダー部はXM1ほどラウンドしていないように見えます。
乗ってみての印象は・・・、と言っても履き替えてから混雑した市街地を20キロほどしか走っていませんし、タイヤによる違いがわかりにくそうな車なのでちっとも参考にならないでしょうが、荒れた路面、例えば亀甲状に舗装が割れている路面での当たりが若干柔らかくなった”ような気がします”。当たりが柔らかくなったの感じるのは、XM1が製造後4年を経過して(2006年製造でした)、硬化が進んでいたのかもしれません。
もう一つの印象は、アクセルオフでの車速の落ちが緩やかになったということです。この辺りが低転がり抵抗な感じです。XM1も低転がり抵抗なタイヤでしたがこれを上回る印象です。実際の燃費にどれほど影響するものなのか気になるところです。
しかし逆に、ブレーキがやや効きにくくなったと言えるかもしれません。もともと褒められるほどの制動力を持っていない車が今まで以上に慣性の法則を味方に付けたという感じでブレーキへの負担が増しそうです。空走感がやや強くなったと言えるかもしれません。
一般論としてドライバーは減速の意思があるからアクセルオフという操作を行うわけであり、そこに減速感が伴わない(期待値に達しない)ことが車を運転する上でいいことなのか議論の余地がありそうです。行き過ぎた低転がり抵抗も考え物だと思います。(このことはエンブレが効かないセッティングのトランスミッションにも言えると思います。)ちょっと脱線しました。
このエナジーセイバー、ネット上には騒音や乗り心地など良い評価も悪い評価も色々出ているようですが、コロナプレミオとのマッチングは正解だったのか(むしろXM1のほうが良かったのか)、連休や夏休みの遠出で答えが出るかもしれません。
参考:
整備手帳:エナジーセイバーに履き替え
Posted at 2010/05/01 00:53:53 | |
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