2010年頃に現役で活躍している車たちの後姿はどんなものだったか記録しておこうという、ただそれだけの単なる思いつき企画です。
ミニバン等も含めて近頃の乗用車のリアコンビランプのデザインを見てみると、ランプユニットやガーニッシュを含めて赤色のパーツの面積は大きいものの、ブレーキランプとして実際に光る部分は意外と少ないと感じることがあります。
ということで、今回は周囲の車のブレーキランプの点き方に注目してみることに。
例えば・・・
オデッセイ
わりとしっかりしたリアコンビが与えられているが制動灯として光っているのは赤い面積の左右両端それぞれ4分の1くらいでしょうか。ハッチ部分の尾灯として点灯する赤い面積が目立つのでなおさら車の大きさに比べて点灯面積が小さい印象を受けます。
ステップワゴン(3代目 か?)
赤い部分は横長に大きく広がるが、そのうち光るのは両端の丸だけ。
しかしこのようなデザインはほかにも良く見られます。たとえばエスティマ。
この車もハッチにある尾灯専用のほうが立派に見えます。
カルディナも。
外側の尾灯・制動灯兼用の灯室はウインカーと分けあっているので面積は2分の1。しかもその半分を反射材が覆っているのでブレーキランプが光る面積は実質4分の1。ハッチにある尾灯専用の灯室に比べてかなり小さいです。
(写真はブレーキランプが点灯している状態ですが、光の加減で見にくいです。これより前のトヨタ車は、このように機能を軽視してまでデザインを優先させるようなことはあまりなかったのではと思っています。)
カムリ。
カルディナと同様に制動灯として光る灯室の半分を反射材が覆っていて、もともとそれほど大きくない光る面積を半分くらい損失しています。
ところでうちのコロナプレミオも点灯面積は小さいです。しかも横長のガーニッシュのおかげで、余計にちまっとしか光っていない印象です。(写真は同型車)
ビスタアルデオも。
この車は外側の丸の3分の1しか光ってないです。
それを申し訳なく思ったのかどうかは知りませんが、セダンの場合リアウィンドウ下端に設置されていることが多いハイマウントストップランプはリアウィンドウ上端に設置。確かにこの方が目立つでしょう。
(ちょっと写真が遠くてわかりにくくてすみません)
そして、ドイツ車にも点灯面積が案外小さかったりするものがあるようです。しかし、光もしないランプユニットや着色されたガーニッシュが無意味に大きく広がっているということがない(そんなことにはコストをかけない)ので、点灯面積の絶対値は小さいものの、「それだけしか光らないの?」という意外性(というか裏切り度)は低いと感じます。
たとえばゴルフヴァリアント。
少し前のCクラス。尾灯に比べて制動灯は意外と小さい。
CLS。デザインこそ今風(?)ですがランプの配置は同じようなコンセプト。
ベンツは両車とも尾灯と制動灯が完全に独立した灯室となっており、しかも隣同士で接していなくてウインカーとバックランプを挟んで少し離れているので非常に判りやすいと思います。リアコンビランプの設計思想ひとつとっても、ベンツの志の高さを感じることができると言えるでしょう。
(おそらくもう何回かこのシリーズが続くと思われます)
Posted at 2010/02/12 00:12:57 | |
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