
2号機MRワゴンを車検のために預けて、その代車としてやって来たワゴンRスティングレーを運転してみての感想です。相変わらずただの素人の感想です。普段乗っている車(コロナプレミオ、MRワゴン)との比較になりがちですが、そのあたりご察しください。
かなり静か。
MRワゴンと同じエンジン、同じ4ATであるのに違う車に乗っている感じ。よ~く耳を済ませば同じエンジン音が聞こえるが、ロードノイズも含め遮音のレベルが相当アップしている。我が家のMRワゴン(2代目:MF22S)は3代目ワゴンR(MH22S)がベースとなっていて代車で来たスティングレーは4代目(MH23S)なので1世代新しいわけで、エンジン本体の改良や遮音性の改善がなされているのだろう。
なめられ度合いが少ない。
黒系のワゴンRやスティングレーはちょっと怖めなビジュアルのお兄さんが乗っているのを時々見かけるが、そういう人が乗っているのと思われるのか、MRワゴンでは時々経験する著しい車間距離不保持とか流れを乱すような無理やりな合流をされたりすることがほとんど無い。
よく出来た4速AT
ATはどんどんシフトアップするうえ出来るだけロックアップ状態を保とうとしてくれる。じわ~とペダルを踏めば2千回転に満たないくらいからロックアップし、エンジン回転数と速度の上昇がリンクした加速をしてくれる。しかしちょっとでもグイッと踏めばすぐにロックアップが解除してしまう。
減速時もロックアップを保とうとしてくれる。2速や3速でアクセルオフしたときにすぐに上にアップしないでホールドしたままエンジンブレーキが効いてくれる。下り坂ではありがたいしアクセルだけで車速のコントロールが出来るので扱いやすい。しかしせっかく加速したのに必要以上にエンジンブレーキがかかってしまいエネルギーがもったいないと思う事もある。ロックアップをキープした状態でのアクセルのオンオフ(数ミリ単位の開け閉め)で若干ギクシャクするところが惜しい。
わりとしっかりした足回り
ややワイルドな見た目から足が硬いことを想像していたがそんなことは無く、角の尖った衝撃はほとんど無い。交差点を曲がる時には背の高さから想像するほどロールせずに踏ん張ってくれる。フロントにアンチロールバーが備わっているためだろうか(うちのMRワゴンには無い)。
ブレーキ
タッチは軽めだがフカフカでは無く、コントローラブルでカックンになりにくい。うちのMRワゴンより扱いやすい。(MRワゴンは制動力の立ち上がりがやや唐突。)
ペダルの取り付け剛性の問題か、踏んでいる状態で左右に数ミリ振れる遊びがあること(MRワゴンも同じ)、またブレーキング中の路面の荒れ具合か何かがペダルにキックバックしてざらつく感触を時々感じること(これはMRワゴンでは感じない)が気になるといえば気になる。
ウインカーの作動音
ペッポッペッポというゲームウォッチみたいな音。やや小さめ。
セキュリティ
キーレスでの施錠、開錠の際に”車外で”ピッとかいう音がする。夜のお出かけや朝帰りはバレバレ。(設定変えられると思いますが)。
携帯キーを車外に持ち出すと、車外でピッピッ・・・と音が鳴る。
結論
室内広々、視界も良好、装備も充実、質感もなかなか。
ナビを付けたら余裕でリッターカーをしのぐ値段になるが、質的にもリッターカーのベーシックグレードを超えている部分があるように思える。
軽だから何かをを我慢するという部分をほとんど感じない。リッターカーと同じような装備、燃費、そして車両価格。それでいて税金、保険料、高速料金などは安い。
こう書いていると、どうしても湧き上がってくるのは軽規格って何だろうという疑問。排気量や寸法など絶対的な小ささが有利であることは実利上様々な場面で感じるが、決められた枠に収まっていることと引き換えに税制上の優遇が受けられるということが今の社会においてどのような意味があるのだろうか。
そのほか思いついたことを写真とともに書き綴ってありますのでどうぞ覗いてみてください。
コロナのフォトギャラリー:
代車ワゴンRスティングレー 外観
ほかです。
Posted at 2010/05/20 00:29:34 | |
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