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2011年08月20日 イイね!

セドリックセダンの感想

セドリックセダンの感想新車の試乗でなくてごめんなさい。職場の車です。

グレードはクラシック。千葉市内~佐原間(往復130キロ)を主に高速で移動した時の印象です。写真は携帯で撮影したものですので、やや不鮮明です。

で、この車、かなりいいです。最近はあまり見かけなくなりましたが、お年を召した方が大事に乗られている気持ちが良くわかります。以前の職場に、やはりVG20を積んだ同型のカスタムグレードの車がありましたが、クラシックはエアコンがフルオートだとか、シートがいいとか、そういうのを抜きにして、なぜか走りっぷりに重厚感の違いが感じられました。

ということで、いつもながらの素人の感想です。

四角いボディーは四隅の把握が容易で、大きさのわりには取回ししやすい。平らなボンネットの両端にはフェンダーミラーとマーカーが付いており、ボンネット先端中央にはセドリックのマスコットが立っている。更には左コーナーにコーナーポールまで立っていて、これ以上親切な車はない。
が、今どきこんな昔の覆面パトカーみたいな格好の車を個人で所有するのはちょっとした勇気がいる。

エンジンはVG20。一世代前の日産の2リッターV6エンジン。ミッションはもしかしたら5速か?
1速から2速への変速時にややショックを伴う。そこから先の変速は全くショックがないのに加え、町乗りではロックアップが感じられず、踏めばとりあえずシャーッと2000回転くらいまでエンジン回転が上がってしまうので何速で走っているのか判らないどころか、そもそも何速ミッションなのかが判らない。まあ判らなくても困らない。

出足はうっかりするとピョコッと飛び出し、高級感を損なう。そのくせ加速はそんなに速くない。

乗り心地はいい。低速~中速域では突っ張った感じは皆無で足が滑らかに動いている感がある。路面のうねりに合わせてゆったりとした動きをするがけっしてブワブワしない。この車に乗っていると飛ばそうという気が起こらない。これは高級車(と呼ばれる車)には重要な要素だと思う。高速での乗り心地もいい。橋のジョイント通過時は遠いところでトントンといなして、車はほとんど揺れない。静粛性もまずまず。

それなのに、この車のエンジンは回したくなる音がする。

100キロ巡航では2600回転とやや高め。この領域ではそれほど思うところは無いが、ここから少し上の120キロ(3000回転)くらいまでの巡航は、いかにも軽やかにエンジンが回っているようなコォォォーンという済んだ金属質な(私にとって)気持ちのいい音が聞こえてくる。これは飛ばしたくなる!

とはいえ、四角いボディーはいかにも空気の壁を突き破っている感じがあり、実際にフラフラするわけではないのだがどことなく落ち着かない感じが車全体に伝わってくるので、残念ながらこれ以上の速さで巡航しようという気は起こらない。この車のツボは110から120キロあたりに思える。

ハンドルの印象はどの速度域でも特に印象は変わらず、接地感が無いとは言わないが、地面を掴んでいる感も無い。ただ、それで疲れるかと言われればそんな事は無く、この車は個人的には疲れないほうだと思う。感触はしっとりとした感じといえばいいだろうか。

この車の数少ない欠点は、左後方視界が極端に悪い事。極太のCピラーが巨大な死角を作るうえ、フェンダーミラーは鏡面が小さくて遠近感が掴みにくいので、冒頭の写真のように薄暗い地下駐車場で左バックでクラウンの隣に車庫入れするのはかなり避けたい。(ぶつけてからでは遅いので、みっともないとは思いながらも何度も切り替えしして車庫入れしました。)

しかし、この極太のCピラーは、後席住人のことを考えて決定されたルーフの長さと大いに関係するデザイン(だと思っている)であって、このおかげで、後席住人の脳天に直射日光が突き刺さるという、セダンとしては致命的なことがこの車では起こりえないし、また、実際に狭いわけではないのだが適度な閉所感を演出してくれる(斜め後ろを走る車からは誰が乗っているのか見る事が出来ない)ので後席住人は落ち着いて座っていられる。これも高級車(と呼ばれる車)には重要な要素だろう。この車の主役は後席に座る人だということが良くわかる。

(逆に、コロナのようなファミリーカーはいかにグラスエリアが大きいかをアピールする事が重要になってくるのでCピラーにも窓がある6ライトウィンドウにしてみたり、程よく空力も良くしたいがためにリアガラスを寝かせるので直射日光が脳天に突き刺さったりする)

参考までに燃費はリッター10キロを割るくらい(130キロ余りの距離で14リッター)。ちなみに雨天のためエアコンとライトは終始オン。う~ん、空力を無視した1世代前の四角いセダンってこんなもん?
ロックアップ感が薄い多段ATは滑らかさの演出にはもってこいだが、燃費面ではやはりつらいのだろうか。


いつもながらの余談:

ギア比固定の車は音による速度管理がきわめて容易で、エンジン音、ギア音の変化で速度の変化が確認出来るため、いちいちメーターを見なくても速度低下に気が付くし、道路の勾配を先読みしながら右足に集中すれば、速度計の針が動かないような巡航が出来る。これがCVTのミニバンだったりすると、同乗者との会話に夢中になるあまり上り坂に差し掛かったことに気が付かずいつの間にか速度が落ちてしまったり、それを回復しようにもエンジン回転だけが上昇して速度は上がらないという、休日の高速道路の混雑(どころか渋滞)の原因となるような、なんとかかんとか・・・。

エンジンルーム

メーター
Posted at 2011/08/20 23:21:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | しろうと試乗記 | クルマ

プロフィール

物心ついたときから車が好きでした。トラック、バスも好きです。必要もないのに、県の試験場で大型一種、大型二種ほかを取得しました。 試験場での取得記録です...
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