久しぶりの長距離ドライブをしました。
■2016年4月7日(木)
6時半頃に静岡市を出発。
あいにくの雨ですが、大雨でないので予定通り決行。
前日にワイパー3本を交換しておいてよかった。
R150BP→R1BP→R52と一般道を走り山梨県へ。
R141の道の駅きよさとにて。
佐久からR254富岡街道で下仁田へ。
初めて通りましたがとても走りやすい道でした。
きよしや食堂に寄ったところ無常にも臨時休業。。。
下仁田かつ丼(煮かつ丼の卵無しVer)を食べたかったのですが、
老夫婦経営だから仕方あるまい。
道の駅しもにたでジャージーソフトを食べました。甘さ控えめで美味。
味噌饅頭やこんにゃくを土産に購入。
ここまでは雨のために南アルプスや八ヶ岳の景色を楽しむこともできず、
トイレ等の小休止だけで走り続けてきて、何か物足りなかったので・・・
通り道の富岡製糸場に立ち寄りました。
世界遺産に加えて、国宝にもなったそうです。
見学料1,000円也。
ガイドツアーが200円と良心的だったので参加することにしました。
イヤホンを受け取り。
初老のベテランガイドさんが解説してくれました。
妙義山の大谷石(?)、下仁田のレンガなど地元の資材でできています。
大木の柱にレンガ壁の荷重がかからない構造。
ここはマユの保管庫なので乾燥用の通気扉が多く設置されています。
フランス人技師の指導の下、日本の大工が短後期で完成。
繰糸(そうし)工場へ。
とても明るいのは電気が限られている明治時代なので
窓からの採光が多いからです。
屋根のトラス構造も頑丈で過去の震災にも耐えてきたとのこと。
最初はフランス製だった繰糸機も日本独自の改良を続け
昭和40年代まで世界の最先端で生糸生産が続いたようです。
明治以降の日本発展に貢献した最たる産業が生糸輸出だったのですね。
SRというのは日産系(プリンス)の最新鋭機ということで納得!
使い続ければ動いていただろうに、安価な中国産の影響で
現在は安中市の碓井で唯一稼働中。
ユニットが数百個並んだ姿は壮観の一言。
熱湯の中に入ったマユから糸を取り出し十数本を撚っていくようです。
糸が切れたら?太さが変化したら?
人間が直すまで、そのユニットだけが一時停止するとのこと。
どんな仕組みなんだ?すげぇな!
社長の邸宅。瓦屋根の洋館でオシャレですね。
病院は学校の入学式シーズンのような雰囲気でした。
病室は和風ですね。
女工さんといえば、おしんのような悲話を想像していましたが、
富岡製糸場には武家の子女などが製造と学習をして地元に帰り
指導者として活躍したそうです。
給料でフランスの香水を買ったり、オシャレもしたそうです。
40分間の予定が50分間もガイドしていただき大満足でした。
パネル説明をボーっと見るだけでは頭に入りませんから
ツアーに参加して何倍も勉強になりました。
後輩から「おやっさん、次のグループが待っていますよ」と言われていた
ベテランガイドさん、ありがとうございました。
機械化される前の繰糸作業の実演。
マユを煮沸して糸を取り出していました。
女の子がカワイイ。(*´д`*;)
有村架純っぽい顔立ちで、前髪はAKBを意識かな?
純朴中年のNCPは人見知りなので、他の見学者(母娘)の後方で
「熱心に説明に聞き入るフリをして」撮影していました。(^^;)
しかしながら、マユの中には蚕(かいこ)、つまり蛾のサナギがいるわけで、
モザイク部分は蜂の巣の中みたいにグロかったです。(>_<)
量産機械では煮沸や熱風でサナギを殺すとか。。。
NCPはこの娘を「上州のまゆゆ」と命名したいと思います♪
美少女の繭茹ってことで。(苦笑)
NCPもまゆゆと握手したかったぞ~。(切望)
・・・なんですが、実は女児にサナギの死骸をさわらせていたのでした。(x_x)
名残惜しいですが、アディオスまゆゆ!バイバイチャッチャ~♪
保管庫の2階も見学できました。
コンサートとかビアホールに使えそうな雰囲気ですね。
工事中の施設もありました。
世界遺産で観光客も増えましたからね、予算も潤沢にあると思われます。
工事中の西繭置所を見学できるようです。
姫路城の修復工事見学みたいなものかな?
少し迷いましたが、折角なので行ってみることに。
小雨も上がって良かったです。
見学料200円を払ってヘルメットを借ります。
外壁は書割でした。(^^;)
撮影できる場所は限られており、遠くから眺めるだけなのでビミョーでした。
記号が書き込まれた、明治初期の瓦。
この辺は昭和の産業遺産という雰囲気。
そんなこんなで2時間以上かけて大人の社会科見学を満喫しました。
富岡の街は無料駐車場(徒歩10分)や道案内表示など
町を挙げて観光・文化教育事業に力を挙げているんだなぁと感じました。
遺産、遺構が町おこしに一役買っている貴重な成功例ですね。
さて、ドライブ旅を続けます。
藤岡市の幹線道路ではない道に突如現れたドライブイン七輿。
廃墟臭がぷんぷん。(「^^;)
懐かしいホットフードの自動販売機が40年くらい現役という。
特にうどんやラーメンで有名らしい。
私的にはホットサンドがツボでした。
30年以上前、父親と伊豆にカブトムシ最終に行った早朝に
トーストバターを買ってもらって激熱だった遠い記憶が唯一残っています。
ランチ抜きだったとはいえ、夕方だったのでここでは控えめに
チーズバーガーのみ購入。(地元のおじさんも買っていました^^;)
肝心なお味は格別には美味くなく、かといって不味くもなく。。。
パンの一部が加熱で固くなっていますが、コンビニが普及していない時代に
いつでも温かい食べ物が買えたのは意義のあることでしたね。
女史旅(?)の2人組はうどん(?)を食べていました。
私世代にはギリギリ懐かしい、若者には逆に新鮮なんでしょうね。(^ー^)
桐生市まで走り、お目当ての藤屋食堂へ。
群馬ソウルフードのソースかつ丼で夕食。
ソースはあっさりしており、衣がサクサク。
女性でもペロリと平らげていました。
NCP的には、ガッツリ系の駒ヶ根ソースかつ丼や
正統派洋食の福井ソースかつ丼に比べて若干物足りなかったですが、
美味しくいただきました。(人気店なのに女将さんが親切にこやかなのも◎)
19:30 格安ビジネスホテルにチェックイン。
そんなこんなで280km、12時間の1日目が終了。
あいにくの雨でしたが道中に眠くなることもなく良かったです。
珍しく避けも買わずに就寝。
長文をお読みいただきありがとうございました。
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Posted at
2016/04/17 15:28:00