パドルシフト取付方法解説(完結)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ここも、やっぱり書きなおします。
以下、部品調達編と配線図、コネクタピン配列編です。
以前はもう1回に分けてましたが、2回完結に修正します。
まず最初に・・・・
私の年式と車体番号から追ったので情報を公開しておきます。
平成19年式 250GT-FOUR NV36-301***
状況としては、先のレポートにも書きましたが、コラムカバーを外した状態で配線無し。
まぁ・・予測したこととは言え、呆然としました。
部品発注前に確認できたので、その時点で取付を諦めました。
でも、やはり他のパドルがついている車種を見るとうらやましい。
ディーラーで370GTを試乗したとき、パドルシフトがついている事に恨めしさが。
心のどこかに・・・こう・・・何か悔しさが込みあげてくる訳です。
そして数日、苦悩の期間を経て取付を決心した訳です。
まず、必要な部品の発注です。
最初にお断りしておきますが、これは内装色が黒の場合です。
ベージュの場合は末尾3桁の番号が変わります。
そこまではさすがに調べ切れませんでしたので、色番号だけはディーラーで相談してください。
スイッチアッセンブリー
25549JK000 個数 1 (左右セットです) 購入価格 ¥15,120
マスク、ステアリングコラム 右
48486JK60A 個数 1 単価 ¥347
マスク、ステアリングコラム 左
48487JK60A 個数 1 単価 ¥347
ボルト、ヘクサゴン(パドル本体をとめるボルト、必須です!)
081466122G 個数 2 単価 ¥126
ナット、ヘクサゴン(パドル本体をとめるナット、必須です!)
0891110637 個数 2 単価 ¥126
スクリュー、タッピング(カバー構造が変わるため必須です!)
0854351610 個数 4 単価 ¥126
コラムカバー(非電動コラム調整用)
48470JK00A 個数 1 単価 ¥4,022
以上の部品が必要となります。
コラムカバーは上下2分割になっていて、他の方の記事にあるような4分割ではありませんでした。
私のケースでは、上記のパーツでパドルシフトの基本部品が揃いました。
部品は揃った訳ですが、問題は元から存在しない配線をどうするか。
まぁ、これが一番の問題なんですね。
何が問題かと言うと、車体側(メーター&エアコンアンプ)からの配線よりも、パドルシフト側のコネクタです。
これが市販されていないタイプなのです。
自動車業界の標準品なのですが、最低100個単位での購入が必須で、圧着端子に及んでは最低千個単位なのです。
こんなの個人レベルではどうにもならないですよね。
最近の自動車の電装を修理する電装屋さんは、大きい所であれば持っているらしいです。
公開するコネクタピン配列表に、コネクタの品番が書いてあります。
それを持って行って、電装屋さんに相談するのも手だと思います。
半田付けに自信がある人は、半田でエアコン・メーターアンプの基板へ直接配線を付けるのも手です。
私はどうしたかと言うと、ヤフオクで配線キットを見つけて購入。
たまに出品されているようなので、利用するのも手だと思います。
但し、コンタクトピンの圧着は専用工具がないと綺麗にはできません。
ペンチで悪戦苦闘するよりも、素直に半田付けで配線をとめる方が良いと思います。
他の圧着工具で代用すると、貴重なコンタクトピンが壊れて使い物にならなくなる可能性があります。
ちなみに・・・コネクタのメーカーは矢崎か住友電装です。
矢崎なら91コネクタ
住友電装ならTSシリーズっぽいです。
いずれにしろ、電装屋さんにコネクタピン配列表をプリントアウトして持って行き、相談するのが安全だと思います。
2
ピン配列図を見れば、配線の色とピン番号がわかると思います。
ですがコネクタに小さく書かれているピン番号を読むと、反対に混乱します。
電子関係をやっている人なら、ピン番号を信じるクセがあると思います。
でもこの改造に関しては、配線色を信じて作業してください。
実際にコネクタを見ると、私が言っている意味がわかると思います。
では、参考として配線図も掲載します。
見ればわかると思いますが、パドルシフトとシフトノブのUP・DOWNスイッチが別系統で書かれています。
ピン番号が隣り合わせになっているので、別回路とはなっていないとは想像できますが。
万が一にも、別シーケンスの回路に接続されていたとしたら、異常な動作をする可能性があります。
なので、シフトノブ側のUP・DOWNスイッチに対して、ハード的割り込みはお勧めしない訳です。
素直に指定されたピンに接続することを、個人的にはお勧めする次第です。
では最後に、パドルシフトのメカ的取付についてです。
取付時に、写真を撮る暇無く速攻で作業してしまう私。
作業経過の写真は残念ながらありません。
ですが、みんカラのメンバーさんが公開しているので、検索してみてください。
そこに書いていない注意点だけ書きます。
1.コラムカバーを外す際の注意点。
ステアリングを外すと、コラムにネジ隠しのグロメット(カバー)があります。
このネジを外すと一見バラせるように感じますが、実はもう1本隠れたネジがあります。
そのネジを外さずにコラムを分解しようとすると、コラムカバーが壊れます。
下カバーを外そうとすると、どこかが引っ掛かり外せないと思います。
実は見えにくい場所に、一か所ネジがあるのです。
手動調整コラムだけの問題なのかもしれませんが、一応バラす前にチェックしてください。
コラムを一番縮んだ状態にします。
下カバーを少しはがしぎみにして、ステアリング側から覗き込むと、ネジで固定されている個所が見えると思います。
このネジを外すのですが、コラムを伸ばした状態だと外せないのです。
必ずコラムを縮んだ状態にしてから外しましょう。
2.コラムカバーの再利用はイマイチ
上コラムカバーは共通のように見えるのですが、少し違うように感じます。
形もそうなのですが、樹脂の色合いも違って見えます。
やはり同一ロットで作られた物のほうが、違いも少ないので一緒の交換をお勧めします。
インパネ側から延びるレザー風のカバーですが、上コラムカバーとはクリップで止まっているだけです。
ペンチでクリップを押さえて抜けば、簡単に外せます。
後は新しい上コラムカバーに差しこんで、パチッと固定するだけです。
以上2点が注意すべき点です。
私の情報が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
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