(1)で僕も同行した、と書きましたが、堺のフォードに行く前に実は西宮のフォードにも行っていました。
そこで僕も欧州フォード車の良さを実感していました。といっても、展示してあったフィエスタとかフォーカス
に乗っただけなんですけどね。
その思いが醒めないうちに堺のフォードに行き、ついに後に我が家のクルマとなるフォーカスⅠに出会った
のです。屋上駐車場で目にしたフォーカスⅠの第一印象は「キレイなクルマだなあ」ということ。
それもそのはず。このフォーカス、なんと走行距離が4000kmほどだったのです。
ドアのところに爪で出来た傷はあったものの、まるで新車のよう。
オーナーだったのは老夫婦とのことで、同じ堺のフォードで購入してまたそこで売却されたクルマだったら
しいです。整備記録もはっきりしていたので、これ以上無い、という極上の状態のフォーカスでした。
実はこの時点でもう見学したい、という方が出ていて(買う気満々だったみたいです)、その方がノーと言
わない限り、我が家が購入するというのはきつかったようです。
しかし、僕が学校行事の夜間歩行で家にいないうちに事態は大きく動いていました。
件の見学したいという方が購入を決めずに帰られた、というのです。
そこで父は即決。マーチを売ってそのフォーカスⅠを買うことを決めたのです。
しんどい夜間歩行から帰ってきた僕はビックリしました。「そんな、急に決められても…」という感じです。
購入を決めた翌日。父は母を連れ立って堺のフォードへ。
母が同行したのは「ボディカラーを見たい」という理由です。
もし母が件のフォーカスの色が気に入らなかったら、今フォーカスは我が家に無かったかもしれませ
ん。結局母はフォーカスの色に納得したので契約しました。
僕はというと、マーチとの別れを惜しんで写真を撮っていました。それが最初にある写真です。
後日洗車もしました。いやあ、悲しかった。
そして3月23日。僕の中学校の卒業式の翌日です。
家族全員でマーチに乗って堺のフォードへ。
さすがに5人が乗っているとマーチもエンジンがうなるだけで加速しませんでしたね。
やがて堺のフォードに到着し、クルマの説明を受けていよいよフォーカスで帰るとき。
最後に納車の記念写真を撮るわけですが、僕はお願いしてマーチとの写真も撮ってもらいました。
ついにマーチとお別れしてフォーカスでうちに帰りました。
涙こそ出ませんでしたが、悲しくて仕方がありませんでした。
2年という短い期間でしたがマーチに感謝の言葉を送りたいと思います。
〈完〉
Posted at 2009/08/07 18:01:45 | |
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フォーカス購入顛末記 | 日記