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2011年07月22日 イイね!

政官財米支配による政治

この国は議会制民主主義ではなく政官財米の4者支配による寡頭政治
つまりテトラルキアにより統治されているわけです。
本質はエスタブリッシュメントによる専制であり、この圧政において民意が
反映される余地はありません。

復興資金10兆円を増税により調達するとのことですが、この程度の金は3年間だけ
一般公務員給与を10%引き下げるか、1年間だけ人事院勧告準拠者の給与を
15%引き下げるか、4年間だけ天下り補助金を20%引き下げるか
いずれかの短期的努力により達成できる程度の額です。
国家的危機に直面しながらも官僚利権は一切縮減されず
国民は社会コストの負担を強いられます。

過去10年間、GDPは堅調な成長セクターにありましたが
国民生活は逆進的に疲弊しました。
貧困率はOECD加盟国中2位に転落し年収200万円以下の世帯数が1千万を超え
生活保護受給世帯は200万を記録し、派遣労働法改正より非正規社員率は
30%台に高止まりしています。

対し、大企業は輸出税還付や法人税免除など優遇措置を受け
さらには使い捨て雇用の合法化により内部留保を400兆円規模に蓄えました。
つまり、社会資本の寡占と格差の固定を目的化した構造改革は
今なお進捗中であり、さらに先鋭化しているということです。

社会主義という対抗理論が消失し産業革命当時の純化した
資本主義への回帰現象であるわけです。
小泉政権はケインズ型分配社会からハイエク型傾斜社会へ変遷する極めて
象徴的な分岐点であり、以降、この国の閉塞感と貧困によるアノミーは恒常化しました。

個々の努力や自由意志によって、社会移動や格差克服を達しえない分断統治が
システム化されたわけです。
構造改革以降、既得権益層と一般国民の二項対立図式は、古代王朝と奴隷に等しい
相関図に発展しました。

この国の税制は全て詐術です。

繰り返しますが70兆円規模の地方税、国税の総額は
全額公務員給与と福利厚生に充当されます。

また、消費税の徴収額12兆円は天下り補助金額と完全に拮抗します。

元来は高齢化社会へむけた年金・医療の補填金積立を建前とした税制にかかわらず
その後は一般財源となり官僚の不労所得のため恒久的原資として与されたわけです。

消費税の本質とは官僚扶養税、あるいは既得権益税であり、すなわち
国家詐欺に他ならないわけです。

試算によると、88年の竹下政権より本来目的に沿って消費税をプールしておいたならば
現在は100兆円規模の社会福祉の補填原資が確保されています。
今後さらに税率は引き上げられますが、余剰は膨張した国債の償還と
さらなる米国債買取りの原資へ転化されるだけで、復興予算には拠出されません。

専制国家の運営には衆愚を扇動する情報統制が必須となります。

総務省の実相とはヨゼフ・ゲッペルス率いるナチス・ドイツ宣伝省と同質に考えるべきでしょう。
テレビ放送は総務省管轄の許認可事業であり、生殺与奪のイニシアティブを総務官僚が掌握し
メディア側には一片の独立性もありません。

また、全ての記者クラブは省庁の補助金により運営される情報カルテルである以上
新聞社は官制バイアスによる報道を宿命付けられています。

さらにクロスメディアは近年の経営収支悪化によりコンテンツ事業に見切りをつけ
政府系プロパガンダ組織として存続する方針を全面的に打ち出しましたが
むしろ、その従順性により、総売上高対比0.2%以下という破格に廉価な電波使用料が
今後も担保とされるわけです。

マスメディアのテーゼとは誘導的な世論形成と国民の白痴化に他なりません。

推計350トンの核燃料が充填、保管された福島原発は遮蔽物を喪失している状態ですが
溶融した核燃料をガラス固化する技術などありません。
つまり我々は人類史上未曾有のカタストロフィに直面しているわけです。

厳戒な報道管制により事故の実情について周知されることが無いにかかわらず
経済産業省管轄のシンクタンクはシミュレーションシステムにより
着実に実数的な被害予測を行っています。

45年以降、米国の核実験による被曝者は1億人以上に達しました。

1万5千箇所に及ぶ汚染地域での疾患や臨床は日米共有でデーターベース化され
放射性濃度、時系列、個体差等をパラメーターとし低放射性被爆がどのような
健康被害をもたらすかは既に関数式の解として演算可能なわけです。

すなわち福島は確信犯的な棄民政策の実践であり経済的合理性に基づく
自国民のジェノサイドであり欺瞞性こそがマスメディアの本質であり
暴力性こそが国家の内在論理であるということです。

物理学者イリヤ・ブリコジンは全ての現象は無秩序化のプロセスにありながらも
平衡状態に収斂した後、再び秩序化のプロセスに入るというダイナミズムを
「散逸構造論」として提唱しました。

全ては崩壊しますが常に再生可能性を孕んでいます。

この国のエントロピーが極限値に達しつつある現在、我々は生き残るため
あらゆる旧弊な価値観を改鋳するパラダイムシフトに迫られているのかもしれません。

Posted at 2011/07/22 10:20:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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