2015年05月23日
車道に飛び出してきた自転車とクルマの接触事故で高等裁判所は画期的な判決を出した。
事故の原因は自転車の注意義務と認定。クルマ側を無罪とした。
今までクルマとの事故は歩行者と同じ交通弱者と解釈され
自転車側が道交法を守らなくても過失を問われなかった。
ちなみに今回も地裁の判決は今まで通りクルマ側が悪いとされ
一審で終わっていればドライバーの過失運転致死罪ということになった。
もちろん貴重な命が失われてしまったことは取り返しが付かないことながら
今後、痛ましい事故の再発を防ぐためにも、この判決を共有すべき。。
社会全体の流れとして、2015年6月1日から施行される自転車の交通違反取り締まりの厳格化とあわせ、自転車の交通マナーを国際基準並に引き上げるべきだと思う。
結果的に自転車の事故を防止する効果を持つだろう。
今まで自由過ぎた自転車からすれば反発する意見も出るだろうが、仕方ないこと。
ただし今回のケース、クルマと自転車の事故全てに適用されるということではない。
あくまでケースバイケースだと考えて欲しい。
もちろん6月1日から始まる以下の14項目の違反は自転車側の過失とされるが
どうやって認定するのか難しい。基本的に自転車は弱者である。
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1.信号無視
2.通行禁止違反
3.歩行者専用道での徐行違反等
4.通行区分違反
5.路側帯の歩行者妨害
6.遮断機が下りた踏み切りへの進入
7.交差点での優先道路通行車妨害等
8.交差点での右折車妨害等
9.環状交差点での安全進行義務違反等
10.一時停止違反
11.歩道での歩行者妨害
12.ブレーキのない自転車運転
13.酒酔い運転
14.安全運転義務違反
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したがって事故になった際、クルマ側も遵法であったことを証明しなければならない。
時に信号無視や一時停止違反など、自転車側かクルマ側か証拠無ければ不明。
対応策は一つだけ。ドライブレコーダーを装備することだ。
ここにきてドライブレコーダーはイッキに安くなってきた。
1万円も出せば十分な性能を持つ製品が買える。
対自転車の事故で有効なのは、Gを関知して記憶するタイプでなく常時録画するタイプ。
クルマが停止しているのに接触してきたような事故だと
大きなGが出ないため録画出来ない。
常時録画し、古いモノから消去していくタイプなら安心だ。
(国沢先生のブログより引用).
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今まで自転車は好き勝手だった。交通法規を守らなくても捕まることなど無く、歩行者と接触したって逃げ得。一時停止を無視して自動車と衝突すれば、突如交通弱者になってしまい、被害者扱いだ。違法とされる飲酒運転だって現実的に咎め無し。これほど自転車が優遇されている国は世界中探しても存在しなかったほど。
それが突如国際水準になる。といっても内容は取り締まりの対象になる違反は以下の通り。いずれも社会的に考えれば当たり前のこと。大人なら教えて貰うような内容でなく、子供も小中高校で1時間程度の授業を行えば十分理解出来ることだろう。繰り返しになるけれど、今まで黙認されてきた方が不思議なほど。
問題はまだ明確にされていない具体的な取り締まり方法だ。自動車の場合、免許証の所持が義務づけられているし、もっと言えば免許証を持っていれば住所や誕生日などから個人情報から本人を特定可能。クルマも車検証を車内に常備しておかなければならない。本人確認の方法は複数ある。
免許証の無い自転車で誰何する際、どうやって本人確認をするのだろうか。どこかで入手した他人の住所氏名をスラスラ言ったらその人になりすませてしまう可能性大。本人を確認出来る公的なIDを持っていなければ(写真の無いビデオレンタルなどの会員カードは不確実)本当に難しい。おそらく証明できなければ署まで行くことになる。
Yahooニュースにも国沢先生が書いていましたが、賠償保険と個人IDの所持、自転車のナンバー義務づけは、間違いなく必要になっていくことだろう。自動車側は、オートックワンで紹介した通りドライブレコーダーが必須装備になる。ただこれで自転車の傍若無人な走行は大幅に減ると思う。少しは安心してクルマに乗れるか?
Posted at 2015/05/23 10:20:14 | |
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2015年05月19日
自動運転を公道で実験開始。
ハンドルもアクセルもブレーキもないので州法で許可が
出なかったようです。(更に速度40kmまで)
仕方なく?走行テストではハンドルとアクセル、ブレーキを
装備するようですが最早、これはクルマ🚙じゃないですね。
どこまで機会が介入するのか?
人間はどう対処して行くのか?
色々と難問が有りそうです。
2020年には実用化したいようですが
完璧な電子制御は現在では、まだまだ
無いと思うので人間動作が主体で補助として
時と場所により自動運転がベストだと思います。
Posted at 2015/05/19 09:23:57 | |
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2015年05月15日
タカタ製のエアバッグ欠陥問題は今のところ数千万台の問題と言われていますが、実際は全ての車の問題にいずれ発展するとも言われており、そうなれば車メーカーは大打撃を受けることになります。
エアバッグ欠陥問題は火薬部分の問題とされており、これは他のメーカーとは火薬部分が違うために今のところはタカタ以外は問題にされていませんが、経年劣化で他のメーカーもいずれ問題を起こすとも一部で言われており、もしこれが実際に起これば大量に販売してきた車メーカー程打撃は大きくなります。
世界中で車を売りまくってきたトヨタ、VW,GM等は途方もないリコールとなる可能性があるのです。
エアバッグは全ての車に装備されており、このエアバッグが欠陥であったとなれば、部品メーカーだけの問題ではなく、車メーカーの問題になりますので、自動車業界は大激震に見舞われます。
経年劣化で想定外の破裂が起こるとなれば、経年劣化する前に廃車にする必要がありますが、現実問題として世界中にある経年劣化前の車を回収して廃車にすることなどできるものではなく、打つ手は限られてきます。
エアバッグ問題に遭遇しないためには数年おきに車を買い換えるという、昔の日本人がやっていた手法しかないのかも知れませんが、現在の経済状態では無理な話で更に中古車を買った人にはそのリスクが移転する訳であり、『安いものには訳がある』となるのかも知れません。
Posted at 2015/05/15 08:52:26 | |
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2015年05月14日
●2015年4月 新車(登録車・届出車)販売総合ランキング
1位 トヨタ アクア 15,555台
2位 ホンダ N-BOX 10,218台
3位 スズキ ハスラー 10,015台
4位 トヨタ プリウス 8,769台
5位 ホンダ フィット 8,372台
6位 ダイハツ ムーヴ 8,239台
7位 ダイハツ タント 8,043台
8位 トヨタ エスクァイア 7,503台
9位 スズキ ワゴンR 7,460台
10位 日産 デイズ 7,432台
身の丈にあった車格でハイブリッドと言う
キーテクノロジーを持つアクアが市場から
圧倒的に支持されていることが見て取れます。
なんだか何とも残念な気がするのは私だけ?
選択は個人の自由と言えば自由ですが・・・
それともクルマは実用第一な時代になったと?
そう言う捉え方もあるかも知れませんね。
Posted at 2015/05/14 10:47:05 | |
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2015年05月11日
今月中にマイナーチェンジするスペーシア以降、スズキがステレオカメラ使った新しい自動ブレーキを出すからだ。
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詳細なスペックは不明ながら、どうやらスバルの「アイサイト」と同じ「日立製のステレオカメラ」を使っている模様。ただアイサイト2より簡易なスペックらしい。
アイサイト2はカメラとカメラの間隔が350mm。スズキの新システム、200mmになるようだ。したがって距離を測る性能という点で若干低い。
実際、稼働速度域は「5~100km/h」となり、アイサイトより低い。ただ赤外線レーザー単独の「30km/h以下」や「5~50km/h」というダイハツの赤外線レーザー+シングルカメラの新システムを圧倒する。その他、車線逸脱警報や、誤発進抑制機能を持ち、歩行者も感知出来ると考えていい。
気になるのは停止車両に対し自動ブレーキで追突防止出来る速度。
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ダイハツは、赤外線レーザーも新システムも20km/hで圧倒的に物足りない。スズキの場合、赤外線レーザーが25km/hだったので、それより高いということは間違いなし。アイサイト2と同じ50km/hを達成してれば文句ありません。
価格は税込み5万4千円高に設定されるという情報。これ、インパクト大きい。
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ダイハツの新システムを相手にしないばかりか、ホンダの軽自動車やフィットなどが採用している赤外線レーザー式とほとんど同じ。そして現在「基準性能」になっているトヨタの新システムも越えると考えていい。
名称だけれど『デュアルカメラブレーキサポート』になるようだ。
今までスズキは「距離を測るのは全てレーダーと呼ばないと日本のユーザーが理解できないから」と、安くて性能の低い稼働速度域の狭い赤外線レーザーを使っているのに、高価&稼働速度範囲が広いミリ波レーダーを使っているような『レーダーブレーキサポート』という表示していた。
ステレオカメラも距離を測るセンサー。そのままレーダーブレーキにするかと思ったら、呼び方を変えている。これを機会に赤外線レーザーも正直な呼び方にする?
そんなスズキがイヤなら、全く同じクルマをマツダでも『フレアワゴン』という車名で扱っているから、そちらをどうぞ。
いずれにしろダイハツはもちろん、ホンダや日産/三菱連合の軽自動車にとってすれば驚異。これだけ大きな性能差が付くと、安全を考えるユーザーなら迷うこと無くスズキを選ぶことだろう。
Posted at 2015/05/11 23:24:12 | |
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