BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE004 165/55R15  

サーキット走行を重ねた後の再レビューです。

グリップ、直進安定性、ハンドリング等の基本性能の評価は前回から変わりません。
グリップは前作RE003／純正RE050A同等でFLEVA以上、直進安定性も良く、ハンドリングもRE003から向上してバランスが良い。RE003の正常進化版。

静粛性の評価に関しては人によってマチマチかも知れません。と言うのも路面表面がフラットでキレイなアスファルト上では割と静かですが、表面の凹凸が大きくなるに比例してノイズも盛大になります。レビュアーのよく走るルートがどんな路面かによって感じ方が違うかと思います。

唯一残念な点は下の写真(サーキット走行2回後のOUT側タイヤ)。ショルダーじゃなくて飛ぶのここ？！って感じで中央IN寄りのブロックがちぎれてます。みんカラのネオコさんもサーキット走行後同様の状態で固有の事象ではない模様。

BSのカタログでRE003からドライグリップと同時に相反する燃費性能も上がってて、ラベリングの転がり抵抗もCからBにアップしてるのを見た時に何となくイヤな予感がしたんですよ。
エコタイヤって極力発熱しないゴムを採用してて＝脆いイメージです。RE004も燃費性能を上げるためにIN側コンパウンドをエコ指向にしたのか、はたまたハンドリング性能を出すために接地圧を変えた影響なのか、ただ単にトレッドパターンのせい？！
理由は分かりませんが前作RE003よりスポーツ用途で見るとレベルダウンです。時代の流れか、エコ成分増えて軟弱化。

ただし最終的なライフ(サーキット走行耐久性)はRE003と変わらず他のスポーツタイヤより長い。そこは腐ってもブリヂストン、グリップ性能／扱い易さ(＝安全性能)／耐久性等総合力の高さに間違いありません。