DTC P0037により新品のO2センサーに交換

2013年12月31日にサーキット走行後、エンジン始動直後にエンジン警告灯（エンジンチェックランプ、以下MIL）が点灯。

・・・、メーターの表面が埃で汚い。
掃除しなければ。

ELM327互換アダプタとTorque Proのアプリを使ってDTC（故障診断コード）をスキャンした結果、

DTC P0037：H2OS Heater Control Circuit Low（Bank 1 Sensor 2）

DTC P0037を検出。O2センサーのヒーター系の断線。Torque Proの機能を使ってMILを消去したが、エンジン始動直後にMIL再点灯。

＞（Bank 1 Sensor 2）
バンクとセンサーの概念について解説します。

バンク：共通のセンサーを割り当てた特定のシリンダーグループ。バンク1はシリンダー1を含む。ひとつのバンクだけの場合、バンク1の故障コードを使用するか、またはバンクを省略してもよい。REのRX-8はバンクの概念がないので、バンクは1のみ。

センサー：バンクの定義に従って番号を割り当てたセンサーとする。「センサー1」は、制御がバンクごとに分けられている場合、最初のセンサーを示し、次の位置にあるセンサーは「センサー2」となる。13BエンジンのRX-8の場合、「センサー1」は触媒前のフロントO2センサー（A/Fセンサー）、「センサー2」は触媒後のリヤO2センサーを指す。

今回故障したO2センサー（リヤ）は、

N3H3-18-861B　　O2センサー　　10,000円（税別）

なお、フロントO2センサーであるA/Fセンサーは、

N3H3-18-8G1A　　センサー　　24,900円（税別）

こちらが今回購入した新品のO2センサー。

O2センサーの部品は何度かコストダウンによる仕様変更が行われており、その度に耐熱温度の上限が低くなっているそうです。

まず、O2センサー交換の準備から。

1）フロントタイヤにスロープ
2）MILを消去してエンジンを切る
3）フロントからジャッキアップ
4）左右に馬（リジットラック）

O2センサーが固着していると外すのが大変ですが、ライーザ号はキャタライザーを交換した際にO2センサーの脱着を行っていますので、モンキーレンチで外れました。

スリット入りのO2センサーソケット/レンチがあると便利です。
http://item.rakuten.co.jp/astroproducts/2002000005922/

なお、写真に写っているO2センサーは新しい方のO2センサーです。

左：今回購入した新品のO2センサー
右：今回ヒーターが断線して壊れたO2センサー

4本の線を束ねるチューブの色が違いますね。

新品のO2センサーを固定して、カプラーを接続。
エンジンをかけて、MILが点灯しないか確認して終了となります。

お疲れ様でした。