
前ブログでやっと地デジ化したという話をしたわけですが、こんなにギリギリになったのは予算の都合だけではない理由があり、地デジ化に伴うデメリットの可能性があるんです。
私の地元にはLCVというケーブルテレビ局があり、うちも加入(有料)していて、テレビもアンテナではないです。
LCVでは
東京キー局(テレビ東京・日本テレビ・テレビ朝日・TBS・フジテレビ)を
再送信していたため、いままで見ることができました。
当然地上デジタル移行後も見れるはずだったのですが、なんと県内地方局が
「
東京キー局が見れてしまうと自分たちが試聴率をとれない」
とダダをこねはじめたのです。
それらの局は
テレ東を除く4局の系列局なので、いわゆるゴールデンタイムのバラエティー番組などは同時に放送していました。
しかし、そのような再送信は一部の番組のみで、他の時間帯は地方局番組です。
特に夕方のニュースの時間帯などは、東京キー局が“全国ニュース”を伝えている頃、県内ではどっかの商店街をアナウンサーが食べて歩いたりする痛々しい感じだったりします。
確かに地方局としての役割があるかと思いますが、どのチャンネルを見るかは
視聴者の自由ですね。
だって
お金払って見れるようにしているのですから。
特に、
テレビ東京は県内に系列局が無いので、LCVによる再送信が無ければ、ほとんどの番組が見られなくなります。
そこで地域に密着したケーブルテレビ局であるLCVとしては、
視聴者(加入者)には視聴習慣があるんだから、普通に見れていたチャンネルが見れなくなるのは困るだろ!と、地デジ以降後も、
とりあえず期限付きで、系列局がないテレ東は継続して再送信をする方向を示していました。
この“期限付き”というのがひっかかりますが、契約者側の立場で協議していくものと思われました。
がっ!なんとそのLCVに
違法行為が発覚!
一気に立場が悪くなり、始まっていた地デジ再送信が中止に。
おかげで、
せっかく地デジ対応テレビに買い替えても、地デジは地方局しか映らず、東京キー局はアナログで見るしかないという現象が発生。
お店で店員さんに聞いたり、実際に買ってからがっかりした人が続出したものと思われます。
(実際、家電量販店でそういう会話をよく聞いたし…)
これに関して、実はもう何年も前から“再開に向けて協議中”の状態で、そのまままアナログ放送終了を迎えてしまうかと思われました。
そんな昨日、ギリギリになってこんな封筒が届く。
一見、
問題が解決されたので再開されるのかと、ギリギリで間に合ったのか!?と期待させるように見えます。
んが!中にはこんな文章が。
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東京キー局地上デジタル放送再開予定のご案内
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は弊社サービスをご利用いただき、厚く御礼申し上げます。
さて、ご利用者様をはじめとする関係者の皆様方に大変ご迷惑をおかけしておりました「東京キー局地上デジタル放送」の再開につきまして、以下の通りご案内申し上げます。
弊社は平成20年6月24日に東京キー局地上デジタル放送を開始いたしましたが、東京キー局の地上デジタル放送の受信施設に有線テレビジョン放送法上の違法行為があり、同年12月12日に総務省信越総合通信局から「行政指導(警告)」を受け、同年12月15日に東京キー局地上デジタル放送を停止いたしました。 その後、法令順守や企業倫理を徹底し、管理体制や社内体制の見直しを行い、全社一丸となって再発防止に取り組むと共に東京キー局地上デジタル放送の受信点構築を進めてまいりました。
このたび東京キー局を始めとした関係各位様から格段のご理解をいただき、平成23年7月中旬に行われる受信点の状況を確認後、契約が整い次第、平成23年7月24日を目途に順次放送を再開する予定です。 尚、手続きの関係で各局の放送開始日に若干のずれが生じる場合もございますのでご了承ください。
以下に、ご視聴いただける期間とチャンネル設定等についてご案内させていただきますのでご確認願います。
弊社では、今後とも放送サービスの拡充等により、ご利用者様に一層ご満足いただけるよう努力してまいる所存です。
ご利用の皆様方には、大変長い間ご不便をおかけいたしておりますことを心よりお詫び申し上げますと同時に、引き続きご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
・・・・・2枚目・・・・・
東京キー局地上デジタル放送再開にあたってのご留意事項
1.ご視聴期間東京キー局の地上デジタル放送は、平成23年7月から平成26年(2014年)7月24日まで期間限定でご覧いただけます。
東京キー局の地上デジタル放送の再送信は地元系列局で同様のサービスを行っていることから、日本テレビ・テレビ朝日・TBS・フジテレビの4局につきましては一定の経過措置(激変緩和措置)を経たうえで終了いたします。この措置は、東京キー局の放送を視聴されていたご利用者の受信者としての利益を適切に保護する観点から講じられたものであり、ご利用者様から経過措置期間延長のご要望・ご意見をいただきましても、弊社では経過措置期間の延長を4局に要望いたしませんので予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
また、テレビ東京につきましては、平成26年(2014年)7月25日以降の視聴について継続して協議してまいります。
2.受信機の地域設定東京キー局地上デジタル放送を視聴するにあたり、受信機(デジタルテレビ、録画機等)のチャンネルの地域設定を「長野」に設定してください。
3.ご視聴の同意ご利用者様には上記の条件をご承諾いただき、「東京キー局地上デジタル放送視聴についての同意書」のご提出をお願いいたします。
4.その他東京キー局地上デジタル放送で視聴できる地域情報、行政情報、災害情報、防災情報、緊急地震速報、CM等は関東地域の情報であり、長野県内の情報ではありません。
長野県内の情報は、県内放送局の地上デジタル放送で視聴してください。
平成23年(2011年)7月24日をもって東京キー局を含めたアナログ放送は終了します。
――――――――――
つまり、停止していた再送信はいったん再開するけど3年間だけ、テレ東については3年後はまだわからん…ということですね。
根本的な解決になってねぇ!むしろ継続はもう諦めたのかよっ!
デカデカと“再開”をうたっていながら、結局そんなもんですか。
しかも、上記の3に注目!
その同意書がこれ。
――――――――――
「東京キー局地上デジタル放送(中略)の同時再送信が試聴できる期限が平成26年7月24日までということを承諾し、試聴期限の延長は要望しません。」
この同意書は、東京キー局との再送信同意にあたり、ご加入者皆様からいただくことになっています。
ご協力をお願いします。
――――――――――
これに
署名・捺印しろだと。
延長は諦め、要望もしないと約束させることが再開の条件ということですね。
自分たちの不手際の穴埋めに、加入者に一筆かかせると?
お金払ってる契約者にやらせることかよ!
・・・とりあえず本日、東京キー局は地デジで映るようになりました(テレ朝のみ24日から)。
いままで通りお金払ってるので当然ですね。
この同意書には期限などはなく、また出さないと見れないとも書いてません。
それでこれを出してしまうと3年後に何も言えなくなってしまいます。
なので、我が家ではこれは出さずに、しばらく様子をみるという結論になりました。
同地域の皆さんはどうするのでしょう…。
3年後、もしテレ東の再送信も終了したら、LCVは解約ですね。意味ないもん。
そんな感じで、
地方局もLCVも、視聴者の立場に立たないグダグダな現状です。
地上波/(^o^)\オワタw
前ブログの続きで新レコーダーの感想になりますが、番組名やキーワードで、番組表から検索・録画してくれるので便利です!
特に、“番組名で予約”出来るので、いちいち時間を設定しなくていい上に、放送時間に変更があっても問題ないので、予約に失敗する自分より「アッタマいいね!ソニーのブルー(ry」
Posted at 2011/07/20 22:03:09 | |
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