とある事情で、幸運?にも1週間ばかりミラ・プレオに乗る機会に恵まれ?ました
忘れない内に感想をまとめておきたいと思います
ダイハツの軽に乗るのは初めてです、グレードは、L の2WDだと思われます
では、
◎エクステリア
ミラです、誰がどう見てもミラです(笑
俺ミラじゃねーし(by Newプレオ)
でも、今年生まれた子供が車の区別がつく(名前を覚える)頃には、
問答無用之助でプレオと呼ばれるようになるかも知れません
もちろん、それまで販売が続いてたら。。。の話ですが
車高はけっこう低く見えますが、
僅か1cmではあってもR2の方が低いのは意外です (R2=1520mm)
六連星のエンブレムが無駄にデカいです
特にリヤハッチのエンブレムが凄く・・・大きいです
乗用軽のOEM(ルクラ、プレオ)が始まってから、CM等で「スバルの軽」という呼称を使うようになりましたが、このエンブレムの大きさはスバルが内心持ってるコンプレックスというか、後ろめたさ?を強引に打ち消そうとする表れのように思えて仕方ありません
ただ、それまでやっても運転席&助手席のウィンドウには、ダイハツの「D」マークが燦然と刻まれているワケで、OEMの悲哀を感じます
また、R2から終焉の先代!ステラに至るスバルオリジナル軽は、リヤの六連星エンブレムが、そのままリヤハッチのロック解除機能も担っていますが、この六連星はただ張り付いているだけです・・・無意識に手をやってしまうんですよねぇ
あと、「PLEO」の車名もただのステッカーでした 。・゚・(ノд`)・゚・。
◎インテリア
インパネはセンターメーターではなく、オーソドックスなスタイルでタコも付いてます
シフト周りはソニカからの伝統的な配置のようです
エアコン操作ダイヤルの「外周(ベゼル?)で風力調整、中のスイッチで外気と循環の切り替える仕組みは、機能的と思う反面、最後まで慣れず、ごっちゃになる事がありました
ダイハツの軽らしく、あちこちに収納機能がありますが、助手席側の収納式フックはちょっと凝り過ぎの感も。。。また、位置的にもう少し上の方がいいかも?
全ドアをロックしようとして、 ウィンドウの開閉ボタン周りを探し回ってしまいましたが、マニュアルを読んで、運転席ドアのロックレバーがそれを兼ねている事がわかりました。。。これは直感的な操作に適していると思います
ドアやリヤハッチの開閉音に安っぽさは感じませんが、ドア自体は薄いですね。。。その為か、ウィンドウを閉めようとすると、ドアの内張りがボフっと膨らむのが気になりました
生意気にも(笑 チルトステアリング機能がついてますが、
車格的にあまり実用性はないように感じました
シートは座り心地もホールド性も良好です
座りこそしませんでしだが、後席の足元の広さと、商用車みたいなフラットな床は特筆モノです。。。コンパクトなエンジンと並んで、ダイハツ軽の真髄を見た気がしました
最後にもうひとつ、内装で特筆すべきものは、ダンパー付きのドリンクホルダーです。。。ここだけ過剰な高級感が(笑
◎走行インプレッション
※アクセル、フットブレーキ、パーキングブレーキの各ペダルが、
全体的に小さく、かなり手前に配置されていました
先代ステラ(NA)との比較になります
最初に気になったのは、前進のクリープが強い事と、
ブレーキペダルの踏みしろのなさ(ストロークが短い?)事です
エンジンを掛けてブレーキを離すだけで、かなり元気よく進もうとします
反面、ブレーキはちょっと踏んだだけで、かなりキツく効きます。。。
いわゆる「カックンブレーキ」になり易く、また、その状態からちょっと足を浮かせただけで効きが薄れます
停止とノロノロ進行が頻発する渋滞や渋滞気味の中では、気を使う事になりそうな気がします。。。車間を取らず、少し気を抜いたらクリープ前進でごっつんこの予感
また、通常の停止時でも、停止の直前に「僅かにブレーキを抜く」操作も難しく、ちょっと嫌な感じで、結局、これも最後まで慣れませんでした。。。ただ、赤信号や交差点等、あらかじめ減速や停止が予測可能な場合には、シフトを1段(Sポジション)落とすと、スムーズなブレーキ操作が可能になる事を習得しました
ステアリングの動きはスバルより軽いようです
昨今の軽にしては軽い部類に入るであろう車重と、NAでも58馬力のエンジン、CVTの変速比の違い、そして3気筒。。。どれが最も多くの要因を占めているのか私にはわかりませんが、出足はよく、鋭く加速して行きます
エンジン音らしいエンジン音はせず、「ヒューイ~~~ン」という金属音っぽい音が響きます。。。踏み込んでいっても音量が増すのみで音の変化はなし
ただし、音自体さほど五月蝿くありませんので、よく抑えられていると思います
3気筒は振動が云々・・・と言われるような不快なものも感じませんでした
アイドリング時にクルマの正面に立ってみても同様です
なかなかトルクフルに加速して行きますが、コーナーの立ち上がり時、それが上り坂になっている時などは、思うように伸びていかないように感じました
これはステラとの比較で強く思います(ステラの方が重く非力なんですが)
ステラとの比較で、更に顕著なのは、コーナリング時の踏ん張りです
粘らない、踏ん張らない、というか、あまり接地感がないのです。。。もう少し速度があがったら、外にぶっ飛んで行くんじゃないかというような怖さ・緊張感がありました
また、コーナリング中、簡単にスキール音も鳴りました
「エントリークラスの軽でそんな走りをすんじゃねぇ」と言われれば、
はぃ、その通りでございます 。。(o_ _)o
ちなみに、タイヤは国産品で、ダンロップのSP10という銘柄を履いていました
期間中1回だけ満タン給油をしましたが、およその燃費は16km/l半ば、
カタログ値の7割に僅か及ばずといったところ
メーカーごとのクルマの性能がいいか悪いかとは関係なく、企業の経営戦略を抜きにして考えても、これだけ味付けの違うクルマを自社の物として販売してしまうOEMは、なんともいい様がない物悲しさを感じますね
追記:ウィンカーは、「カッチンカッチン」ではなく、短い間隔の電子音「ピッピッピッ」でした。。。
噂には聞いていましたが、最初、何かの警告音かと(笑。。。
また、音源を共有している為、バックの際はそちらの警告音が優先され、ウィンカーの音(ハザードの音もそうだったか?)は出なくなります