
仕事でインドに来て2週間経ちました。
前回は4日間でしたが今回は長いのでいろいろ気づいたことを書き連ねてみます。どの国に行っても思うことは
「行って見て聞いて感じるまでは知らないのと同じ」
ということですね。
・日本車が多く、その中でもスズキが圧倒的。トヨタ、ホンダ、フォード、地場のタタ、マヒンドラが続くといった感じ。一時話題になったNanoはほとんど見ない。
・ドイツ車はかなり劣勢でVWがちらほらという程度。メルセデスやアウディのディーラーはあるが、店の前は未舗装で牛も歩いている。

・舗装そのものはそれほど荒れてはおらず、田舎道でも車が良ければ問題ないレベル。ただ歩道はなく、路肩はゴミだらけ。
・速度を強制的に落とすためのコブ(TopGearでスピードバンプと言っているもの)がたくさんある。なのでこの国でスーパーカーは無理。
・車線はなしも同然、車とトラックとバイクと三輪バイクが縦横無尽に走っているが意外にゆっくり。

・この国の運転にホーンは欠かせない。通勤1,5hの間に優に100回以上は鳴らしている。
・一方でトラックなどの遅い車は後部にHorn OK Pleaseと書かれた車も多い。
・有料道路を走っていても逆走車が来るのは日常茶飯事。牛に妨げられるのもごく普通の光景だが、神聖なので待つしかない。山羊、ラクダも歩いている。

・車のナンバーは番号は支給されるが、プレートの形、書式は全く自由。
・テロも起きている国なので車がホテルに入る際にも爆弾を載せてないか車の底とトランクをチェック。
・エアバッグのある車は少なく、そのせいで衝突安全評価も星ゼロ個。でもスズキとマヒンドラではキャビンのつぶれ方は全く違う。
運転マナーは日本人から見るとハチャメチャですが、彼らにとってはこれが普通のことで悪いという意識がありません。日本も昔はシートベルトはしてないしバイクもヘルメットなしというのが普通だったように、これから国としていかに啓蒙、規制していくから重要でしょう。まあ飲酒運転についてはインドでお酒は入手困難なのでむしろ日本より少ないかもしれません。
金曜日にはミーティングのためフォードのサナン工場に行ってきました。市街地とは裏腹に広大でモダンな最新工場です。フォードインディアはチェンナイにも工場があり、中国、タイを含むアジア地域の工場を司どる拠点でもあります。今やっているプロジェクトを引っ張っているメンバーは25、6歳とかなり若く、全体のマネージャーは30代ぐらいの中国人女性でした。ただインドも日本のように男性社会で女性は全体の1割にも満たないと思われます。
工場は見れませんでしたがランチクーポンをもらったのでカフェテリアにも行ってみました。食事は極めて常識的で豪華という感じはありません。毎日食べるのは日本人にはちょっとつらそうです。

Posted at 2014/11/09 00:51:57 | |
トラックバック(0) | 日記