冬山登り

噴水を見た後にふと以前からの思いがあり無謀にも石尊山にある血の滝が見たくなり冬山に入山を決行！

普段は初心者向けの登山コースらしいのですがこの時期雪もあり天候も変わりやすく気を付けないと思いつつ軽装で入山しました。

トレッキングシューズも無し長靴での登山です。

思い立ったら即行動アホな性格で困ったものです。

早速、登山口に車で到着、石尊山まで片道6キロのコースです。

登山道は比較的なだらかで歩きやすくなっているが、やはり雪の影響かやたら足をとられて歩きにくいトレッキングシューズがいることを改めて痛感する。



それでも2キロほど歩いただろうか？ようやく石尊山頂上方面の案内板が出てきてちょっとホッとした。

初めての登山で不安だらけ息も上がるし今引き返すわけにも行かず、取り合えず血の滝を目指す。所々に獣の足跡が・・・


途中、追分方面からの登山道と合流した地点で新しい人の足跡を発見先行者が来ているようだった。



後を追っかけるように私も登山道を進むが、息が上がって苦しい、風も出で来て気温がどんどん下がっていく、浅間おろしの始まりだ。

それでも行くしかないこの時点で足はいたいは腰にもきていて結構限界でした。

そんな時、赤滝(血の滝）手前１００メートルの広場に到着した。



ここにはベンチもあり、登山道の休憩場所になっている。

ここから滝に向かって横道に入り５分もするとお目当ての赤滝に到着した。

この時すでに出発から2時間15分ほど経過していたが滝を見た瞬間今までの苦痛がいっぺんに吹き飛んだ。本当に着て良かったと思えた瞬間だった。

ここへ来るまでに登山道は濁川沿いと平行しているので赤く濁った水がチラチラ見え隠れしていたが目の前で見ると本当に褐色をしている。ココアのような色で確かに珍しい滝である。

滝の手前には洞窟があり、その中に二体の不動明王が祀られている。
光背には激しく燃え盛る迦楼羅（かるら）炎が刻まれている。



今日は滝が氷で所々凍りかけていたので普段とは違った姿であろう貴重な滝を見ることが出来た。氷の柱が血の色で染まっているように見えるのも不思議な光景だ。


これが見たいが為に登った様なものなんですが・・ここから頂上まで行こうと思ったのですがこの先から雪が40,50センチ積もっていて残念しました。

帰りはひたすら下り道で楽に下山することが出来たが途中先行者に追い抜かれてしまった。ナントこの方はフル装備で頂上付近まで行ったそうだ。

頂上は雪解けの後にシャンパーニュ持参でまた挑戦したい。

帰ってから気が付くと体中が痛くなっていた。