
4月7日鈴鹿サーキットにてアルファチャレンジETCC耐久レースに
G-FOX CORSEチーム3人でエントリーしましたが、前日からの
暴風と豪雨の影響が心配されたが何とか当日のスタート前に晴れ間が出てきて開催されました。
これにはラッキーとしか言いようがなく気分良くレースのスタートを迎えることが出来ました。
今回の耐久はエントリー台数こそ少ないもののETCC得意のリバース・グリット方式で17チームエントリー中13番スタートでした。

結構きついスタート順位ですが出来るだけ前に出られるような走りで乗り切るしかないのです。
作戦は? 何もないただ前の車を抜くだけ、それにピットストップの時間を出来るだけ少なく抑える、なんせ3人なので2回はピットストップする必要があるのでこのへんの駆け引きと後はドライバーの技量にかかってきます。
それに加えMAXIのECUもイモビライザーが作動するためSP-5(黄色106)に装着出来ないアクシデントで結局使うことができませんでした。
今回はONE CARでの出場なのですが3人とも初づくめで上手く行くかは乗ってみないと解らない状況でした。
第一ドライバーのK氏はこの車と鈴鹿は4年ぶりだし、
第二ドライバーのトモさんに限っては実は鈴鹿はこの車初ドライブ!
私はアンカーで三番目のドライブですが私も鈴鹿2年半振りです。

不安が残る中いよいよスタートの時間が迫ってきます。
9:00スタートで最初の車がコースインしていきます。

我々のスタートは最初の車がスタートしてから8分遅れのスタートとなり最初にスタートした車は既に2ラップのマージンを得てました。
何とか総合で5位くらいに入れば御の字の空気が流れてました。
あと狙うはクラス優勝か?我々のライバルはアルファの3.2を積んだ156でしたので何とか156を射程に捉えることだけを考えて走りました。
第一ドライバーのK氏は順調そのものでどんどん前車を追い抜いています。
ペースも2:44秒位まで上がってきてていい感じで周回を重ねています。
7ラップ位したところで全車に我々のライバルの車がスローダウンしている様子です。カシオトライアングルでようやく追いつきパスしたときにはエンジンから煙が出てきてるのを確認これでライバルは消えました。
これで普通うにラップを重ねればクラス優勝は支柱に収めたのと同じですがそこは我らG-FOX軍団は違ってました。
目標をなくした我々はこうなればどんどんプッシュするしかない10ラップ位した頃に第二ドライバーのトモさんと交代でピットインです。

交代の頃にはナント順位が5位まで上がってます。流石K氏すごい追い上げでした。
ここからがトモさんのドライブなんか心配です。この車初の鈴鹿だし何時もはクリオクープで爆走なんですが・・・
レースも中盤に差し掛かってトモさんも更にペースアップ2:43 42秒連発で更に上位へステップアップしていきました。気が付くと総合で2位まで順位を上げてます。
後半の走りには圧巻で2:41,777までペースアップこのタイムが出た次の周に私と交代が待ってます。もう一度ピットに戻ってこないといけないのでまだ油断は禁物!

最後も42秒台で私と交代です。
なんか責任重大プレッシャーが私に伸し掛ってました。
トモさんがピットインして交代ですがシートが合わない、前にシートをずらすのですが今度はシートベルトが合わなくてモタモタしてしまったのは内緒です。(笑)

ようやくスタートして2番手でコースイン私は極度の上り症で最初の2.3.周は緊張しまくりなのです。
何とか自分で落ち着いての独り言を連呼してようやく落ち着きを取り戻しました。
何か今日は乗れてない感じがしてラップショットも機能して無くて何秒で周回してるのか良く分からなかったのですが前の車を追い抜くことだけを考えて周回を重ねていました。
コースインから10分くらい過ぎた頃ダンロップしたデグナーカーブの手前でエンジンが吹けないヤバイなんで?
するとまた急に吹けるように? ア!もしやガス欠?
平坦なコーナーや下りの直線は全然大丈夫なのですが登りの高速コーナーになるとエンジンが全然吹けなくなります。完璧にガス欠です。
これで私は燃費重視の走りを余儀なくされるわけですが目の前に1位の車が私の視界に入ったので取り敢えずプッシュするしかない頑張れ106って感じでした。
この頃にこの日のベストタイム2:41,245が出ていて前車に追いついた感じでした。

あとレース終了まで時計を見たら10分ようやく1位の車を射程圏に捉えたスプーンの出口で1位を走っていたBMWがスピンアウトこれで私の順位は1位?
でも車の中にいると良く分からないのが事実でホームストレートに戻ってきたときには仲間が大騒ぎしている感じがしました。
残り一周燃料のことばかりが心配でスローダウン走行に入りました。燃料のランプはついたまま130Rを立ち上がって前にアルファ147がいたのですがシケイン手前でイン側取ったのですが被せられて軽く接触カシオトライアングルを過ぎてアルファをパスしたときにチェッカーを受けました。
なんか皆んな大騒ぎしているような?
ピットに戻ってきたときに総合優勝になっていたのでちょっと驚きでしたが・・・
実は優勝してたのは本当は気付いていたのですがやはりそこは半信半疑で戻ってくるまで油断はできませんでした。

最後までガソリン持って良かった。
チームメイトにも恵まれました。クラス優勝どころか総合優勝できて幸せでした。
素晴らしい仲間にありがとう。