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2018年10月24日

YAMAHAのMT-10を乗りまわしてみた

YAMAHAのMT-10を乗りまわしてみた

10月も下旬になり、山々の紅葉も良い感じに進んできました。


そして、朝晩の冷え込みは結構なもので、暖房が欲しくなります。


さて、ちょっとした事からヤマハの大型バイクMT-10に試乗する機会がありました。


ってなワケで、素人インプレいってみましょう。


そうそう。今回の記事はかなり長いですからね。


事前に情報を少しだけ入れてたので、思い込みからくるフィーリングもあるかもですね。


まず車体はヤマハのスポーツバイクのトップに位置するYZF−R1をベースに開発してあるので、キビキビ動くのは当然だよね。って感じの動きをしてきます。


シート高は特別に高いという印象は無いんですが、足つきは悪い方の部類になるんじゃないでしょうか?


シートは結構広めで柔らかい作りに感じましたが、1時間そこらでケツが痛くなってくる感じですかね。


ポジショニングや乗車姿勢が悪いだけかも知れませんが。


こまめに休憩を挟みながら走るなら問題無さそうです。


サスペンションは少々ハードな印象で各種調節機構があるので、好みの硬さまでアジャストしてみるとイイのかと。


アジャストするなら柔らかい方向になるのかな?と思います。


私が感じたのは、縮み側はそこそこ柔らかくてシッカリ沈み込む感じなんですけど、伸び側が強いのかキッチリ荷重かけれてないと一気にフロントの接地感が減る感じって言うんですかね。


ちょい濡れ路面でチョット怖い思いしました(^_^;)


コレを行ったらもともこもないんですけど、いろいろ調整しても気にくわない場合は社外品のサスキットを入れるのがイイかと。


フロントブレーキは初期からガツンと効くタイプじゃなくて、ジワーっと握ったら握った分だけ効く感じでした。


以前借りたMT-09と基本的には同じブレーキシステムだと思うんですけど、車重なども違うから唐突な動きをしないだけなのかも?


リアブレーキもコントロール性は良さげな感じでコーナーなどでの駆動力調整に便利そうですね。


効きに関しては文句なしです。


エンジンは現行型R1のエンジンをベースに内部の部品を半分近く専用設計品になってるとか。


ベースのエンジンが200馬力出てるらしいですけど、そのエンジンに街乗り向けにチューニングを施したものだそうですが、それでも160馬力出てるらしく、普通の人にはどっちみち持て余すパワーですね。


各ギヤの守備範囲が結構狭いのか、エンジン特性なのか、この車体は低回転での走行が苦手な気がしますね。


以前借りたスズキの大型バイクGSX−S1000は40キロくらいでも6速で不快な振動も出ずに普通に走れちゃいましたけど、これは走れない事ないですが結構ギクシャクしますね。


3000回転以下で走ろうとすると、俺の得意なエリアじゃないから!


と、言わんばかりにエンジンが振動をドコドコと出してきます。


ずぼらな運転はNGなようです。


振動が気になる場合はシフトダウンして3000回転付近で走る事になりそうですね。


エキゾーストの音は4気筒独特の甲高い音と言うよりは、ツインの様な感じのドコドコとした感じの音で4気筒エンジンという事を忘れてしまいそうです。


クロスプレーンエンジン故の音がするのかもしれませんね。


個体差なのかわかりませんが、試乗した車体はタペット音の様なカチャカチャした音が出てたのが気になってしまいまして。


燃費は悪い部類になると思います。


この手の大排気量スポーツバイクで、趣味性の高いマシンに燃費性能を追求するのも少し違う気はしますけどね。


燃料タンクは17ℓ入るらしいですが、200キロも走ると燃料計は1番下のメモリになります。


走り方にも影響を受けると思いますが、普通にエコランプが点灯する様に峠を流しててもやはり200キロを前に燃料計は1番下まで行きました。


下のギヤでエンジンを上まで回すような走り方をしてたら、そりゃ燃費はもっと厳しくなりますよね。


メーターの表示の問題もあるかと思いますが、満タンから半分までが1メモリと言う表示なので印象的に燃費悪く感じるのかもしれませんね。


ガス欠の心配な人は、150キロくらい走ったらガソリンスタンド探しながら走った方が良さそうですね。


私は200キロごとの給油を目安にして、今回は760キロほど走ってみましたが、返却までトータルで52ℓと結構走らないっぽい?


リッターあたりで、だいたい15とかそんなもんになってくるんですかね。


高速メインのロングツーリングで使って20行くか行かないかってとこじゃないでしょうか。


このバイクは熱の問題もきちんと向き合わないとダメですね。


私が試乗した時は比較的涼しい日でしたが、足元の熱気がハンパ無いです。


メーターに表示されてる温度計は都市部を走ろうものなら100℃をラクラク超えてきます。


流れの悪い道路では110℃とか表示されて、精神的に良くないです。


これ、おそらく水温じゃなくて油温かな?


借りた時にメーター周りの説明をほとんど受けてなかったので(^^;;


その熱気がそのまま上がってくるので、太ももあたりがかなり熱いです。


ちょっと寒い日なんかは、足元でストーブ焚いてるみたいですよw


街乗りメインなら厚手のパンツなどで熱対策しないと、夏場なんかは低温火傷の可能性もあるかもしれないですよ。


ラジエターの下にオイルクーラーついてるだけの事はあると思います。


いろいろな快適装備がロングランでは結果的にライダーの負担軽減に役立ってますね。


まずはスリッパークラッチ


これはシフトダウンしていった時にリアタイヤが暴れるのを防いでくれる役割があって、バックトルクリミッターなんて言われ方をしている方もいるようですね。


減速側でクラッチが滑る方向になるので、急激なシフトダウンでも車体が暴れる事なく減速出来て、副産物としてクラッチが軽くなるそうです。


私はクラッチが軽くなってるって印象はほとんど受けませんでしたが、アレで軽くなってるならスリッパークラッチ使わなかったら、めちゃ重クラッチって事かぁ。


次にクイックシフター


これはアクセル開けっぱなしでシフトチェンジできる装置で、この車体はアップのみ対応と説明を受けました。


実際に試してみたのですが、クラッチを握る事もなく、アクセルを戻す事もなくシフトアップ出来るのはイイんですけど、3000回転以上回ってないとクイックシフターは働かないっぽいですね。


結果として、そこそこのスピード出てないとありがたみがないっぽいです。


そしてシフトダウンには対応してないっぽいので、ダウンは結局クラッチ握るか、回転合わせてシフトダウンするかですね。


オートブリッピング付きでダウンにも対応してたら、発進の時くらいしかクラッチ握らなくて良くなるんですけどね。


最後はクルーズコントロール


これはホントP高いんだけど。


4速から6速で50キロ以上出てれば使える機能でした。


ライダーがブレーキかけたり、シフト操作したり何か操作したらキャンセルされる仕組みで、安全設計ですね。


左手側のスイッチボックスでクルーズコントロールの設定が出来て、設定するとそこから2キロ刻みで速度の増減が出来るシステムのようでした。


前との距離を見ながら左手でポチポチとスピードコントロールが出来るのは、高速使ったロングツーリングではありがたい装備ですね。


右手でスロットル操作をするバイクは基本的に右手がフリーになる事ってあり得ないですからね。


右手疲労軽減に効果ありですね。


峠道なんかでも50キロくらいで減速もせずに走れるようなとこでは恩恵ありますね。


今回試乗したMT-10ってロングツアラー的な装備を持ちサーキットを攻めるスポーツバイクの性格を併せ持った幅広く使えそうな贅沢な一台でした。


ただ、そこまで電子デバイス無くても良いよって人は別のマシンを選んだ方が良いかと思いますね。


とまぁ。こんな感じでMT-10の試乗インプレ終わりにします。

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Posted at 2018/10/24 20:09:04

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「どことは言わないが、某メーカーの電動装置付きの車多い気がする。
アレ、ブレーキランプ点かない車が多いよね。
完全停止しててもランプ点かないとか居るから、正直言って怖いんよ。
あのエンブレム付けてる車には車間距離多めにとって対応してる。
独り言でした。」
何シテル?   05/27 09:58
子供の頃はまったく興味の無かった車の世界。いつの頃からか次第に興味を持ち始め、今ではドップリです。

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