HKS CAMP 基板修理

車両モニター「HKS製　CAMP」が突然ダウンしてしまいました。
直近で行ったのは「オーディオ用・バッ直」と「スピーカーラインの引き直し」。
CAMPはオーディオ系とは別系統で電源を取っているので、バッ直作業時には触っていない。

う～ん。　原因が想像付かない。

写真は元気だった頃の「車両モニター・ＣＡＭＰ」

取りあえず、ヒューズを確認。
常時電源、ＡＣＣともヒューズ切れは無い。

テスターで当たってみたが、きちんと１２Ｖが来ている。
もちろん、ボディーアースもＯＫ。

う～ん。　これはダメかも。

５年前に中古品をオクで購入したもので、既に絶版品。　新型の「CAMP２」は好みでない。
中古を買い直そうと、しばらくオクでウォッチしてみると、完動品が１諭吉程度で取り引きされてる。　高っか～い。

諦めきれず、ダメ元でバラしてみます。

コネクタ・端子部の接触不良、半田の割れなど、目視とテスターで一通り当たってみると・・・・

なんと、抵抗が１本、焼けてる。

かろうじて読み取れるカラーバンドを見ると、
「赤・紫・金・金」　ってことは、２．７オーム　±５％　ですね。

テスターで当たってみると、１０Ｍオーム以上が出る。
しかも抵抗値が安定しないで、揺れている。
つまり、切れかかってる。

見た目で判断できない他の部品がアウトだったら、もう諦めるしかないが、

とりあえずこの抵抗を交換してみます。

２．７オーム・１／４Ｗ　カーボン抵抗。
（連休中にも関わらず、近所のジャンクショップが営業してて良かった）

自宅のテレビにビデオ入力で確認すると、見事、復活です。

オクでポチッてたら１諭吉。
抵抗１本　１０円なり。　　良かった。

ただ、このままでは終われません。　抵抗が焼けた原因を取り除かなければ、同じことを繰り返します。

焼けた抵抗を基板上で辿っていくと、リモコンの受光部差し込み口に行き当たります。
まさかと思い、リモコンの受光部配線を確認すると・・・・

やっちゃってますな。
配線を引き回した際に、足下のアンダーカバーが噛んでいました。
黒い外皮が切れかかっていたので、剥き身にすると、内部でショートしてました。（赤と白）

原因はこれだ。　きちんと半田と熱収縮で復旧して完了。

「HKS CAMP」復活です。

しかし、抵抗が焼けるほどのショートであるにも関わらず、ヒューズが効いていないのは恐いな。

念のため、ＨＫＳのホームページで情報を探してみたが、リコールや自主回収などの案内は出ていない。
まぁ～、今回の一件はユーザーである私のミスですからね。
メーカー側には責任は無い。